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厳罰求める声も噴出 中国人大学生が5日で2度の救助要請 富士山の閉山期間に登山

Shizuoka

■富士山8合目付近で救助 「携帯電話を取りに行った」

規制やペナルティを設けなければ、状況の悪化に歯止めがかからないのかもしれない。閉山期間中の富士山で高山病となった中国籍の大学生が4月27日、山岳救助隊に救助された。この大学生は5日前にも遭難しており、静岡県民からは「日本は寛大すぎる」、「性善説はやめるべき」など規制やペナルティの必要性を訴える声が上がっている。

観光客が殺到する富士山撮影スポット 「特にマナーが悪いのは…」

静岡県警によると、4月27日の未明に富士山を登山中だった東京都に住む27歳の中国籍の男子大学生を救助した。富士宮口の8合目付近に倒れていたところを別の登山者が110番通報した。大学生は静岡県警の山岳救助隊に救助され、命に別状はなかった。高山病とみられる。

22日、この大学生は22日も「アイゼンをなくして下山できない」と富士山頂から警察に通報し、山梨県の防災ヘリコプターに救助されていた。27日に救助された際には、「置き忘れた携帯電話を取りに行くために、もう一度登山をした」と話しているという。5日間で2度も救助されたことになる。

富士山5合目に通ずる県道は富士宮口を含めて、4月25日に開通した。しかし、山頂までつながる登山道は冬季閉鎖が続いている。

■県民からは厳罰求める声「日本は寛大すぎる」

今回の事態のように一歩間違えれば命を落とす危険があるため、冬の期間は富士山の登山道は封鎖されている。しかし、県外や海外からの観光客を中心に、救助要請が相次いでいる。再発を防止するため、県民からは厳しい規制やペナルティを求める声が大きい。

「5日間で2度も救助されるのはあり得ない。日本と文化や考え方が違うというだけで片付けてはいけない問題」

「いつでも助けてもらえるという安易な気持ちがあるから冬季に登山をする人が出てくる。閉山期間に登山をして救助要請をしたら費用の負担はもちろん、高額な罰金を設けても良い」

「日本は観光客に対して寛大すぎる。痛い目を見ないと分からないので、ルールを破ったら厳罰に処した方が良い。性善説はやめるべき」

富士登山をめぐっては、サンダルや半袖といった防寒を怠った服装や十分に休息を取らない弾丸登山が問題となっている。特に外国人環境客に多いことから、日本語以外の案内で注意を呼び掛けるなど対策が講じられているが、危険な登山が後を絶たない。

(SHIZUOKA Life編集部)

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