イモト収録中に号泣、大好きな親友から別れの告白
イモトが、親友から告げられた突然の別れに号泣。芸人の先輩と後輩という関係を超え、今はママ友でもあり、家族に近い存在という大親友・中村涼子の、東京を離れることになったという別れの告白。考えてもなかった出来事にイモトはその場では強がってみせたという。そんな話をしながら「行かないでと言いたかった、、、」と本音が溢れ出して・・・
イモト収録中に号泣、大好きな親友から別れの告白
イモト、ラジオ収録後に突然の号泣
イモト:少し前の「すっぴんしゃん」の収録後のことなんですけど。いつもスタッフさん達と雑談をすることが多いんですけど、その途中で突然、私が泣き出すという。大事件ですね(笑)。そんなことがあって、私があまりにも泣くもんだから、みんなが大丈夫ですよと慰めてくれて。それでさらに悲しくなってまた泣いて、みたいな(笑)。いったい、イモトに何があったのか。カメラが回ってるわけでもない、雑談の場ですよ。ただ、これは涙無くしては語れないことがありまして。
イモト、親友の報告に動揺
イモト:「すっぴんしゃん」ではお馴染みの、私の後輩であり、大親友でもあり、もう家族に近い存在で、20歳頃からの付き合いになる「中村涼子」。しかも、同年代の子供もいて、いつも一緒に遊んでいるあの中村涼子。そんな涼子と夏の終わりくらいに、いつものように遊びに行ったんですよね。
イモト:涼子の家に迎えに行って、クルマの中で話していたら急に涼子が<ご報告があって・・・>と言うから、なになに?と思ったら、<実は私、引っ越すことになりまして>と言われたんですよ。今まで引っ越すことはあったから、ああ、そうなんだって。言うても私と涼子の家って、チャリで10分くらいの距離なんですよ、ここ18年間くらい(笑)。常に近い距離でずっといたんですよ。そんな涼子が引っ越すというから、ちょっと離れるのかなと思って。
イモト:そしたら涼子が<夫の実家が金沢にあって、金沢の方に引っ越すことになります>って言ったんですよ。えっ!?金沢!?と思って。金沢はもうチャリの距離では・・・ないな。涼子に明日会いたいって言って会える距離じゃないなって思ったんだけど。なんて言うんだろうな、涼子の事情もあって、真剣に報告してくれたから。心では(ヤバい、ヤダな、、、)と思ったんですね。(行って欲しくない!)って思ったんだけど、でもこれは涼子が決めたことだから。その場で私が言った言葉が、<いいじゃん!>って言ったんですよ、ウソのことを。本心じゃないことを。そのあと、遊びに行く道中、二人ともソワソワしていて。
イモト、バックナンバーの切ない曲に涙が止まらなくなる、、、
イモト:で、ボールプールなどがある、子供が楽しめる屋内のアミューズメントパークに行って。お互いの子供をボールプールで滑らせている間、私は涼子が引っ越すということで頭がいっぱいになっちゃって。全然切り替えられなくて。もちろん、楽しい雰囲気なんですけど、ずっと(涼子が金沢に引っ越すんだ、、、涼子がいなくなっちゃう、、、)って思ったら、もう涙が止まらなくなってきちゃって。でも、それを涼子に見られたら申し訳ないから、涼子に背を向けてボールプールで遊ぶフリして。めっちゃ涙が流れてて。ちょうどその時に、店内の有線でバックナンバーさんの曲が流れてて。バックナンバーのせつない曲が、より涼子が引越してしまうという寂しさを煽ってくるわけ。で、私も涙が止まらなくなっちゃって。
イモト:でもこれって、彼女が引っ越すと決めたことだから。やっぱり、親友として、先輩としては応援してあげたいという気持ちと、やっぱり18年間くらい一緒に過ごした時間を考えると、寂しくなるというのがあって。それは・・・今も思ってますね。すぐに引っ越すわけではないみたいなんですよ、子供のこともあって来年4月くらいに引っ越そうということらしいんですけど。
イモト:この18年間、なにかと涼子頼りだったんですよね。この「すっぴんしゃん」のラジオもそうですよ、何度もゲストに来てもらって。何度だ!? 5回じゃおさまっていないですよね。最多出演なんですよ。ことあるごとに来てくれて。それに涼子の結婚や私の結婚もあって。涼子も芸人から環境が変わって洋服作りをして、デザイナーになったり。今は“数秘”の先生になったり(笑)。お互いに環境は変わってはいるけど、ずっと一緒にいたんですよね。
イモト、溢れ出す思いに涙
イモト:あれ、悲しくなってきたな、、、。先週、涙を出し切ったはずなんですけど・・・(笑)。まだ気持ちの整理ができていないし、涼子にまだ言ってないんだよね、この気持ちを。<いいじゃん!>という前向きなことしか涼子に言ってないから、ちょっと申し訳ないな、、、。こんな後ろ向きな、未練タラタラなことを言うのは。気持ちの整理がまだついて無かったんだね、、、これだけまだ涙が出るってことは、、、整理がついてなかったんだ、、、。前回の収録の後の雑談で、スタッフの皆さんの前で泣いてスッキリしたと思ったんだけど、、、。ちょっとまだ残ってたね。未練がまだ残ってたのかもなあ。あの時の雑談で心が開放されちゃって、泣いていいんだっていう。悲しかったら泣いていいんだって、、、。
イモト「MISIAさんはアイノカタチを、私と涼子のこと書いたのかな」
イモト:最近、私、切ない曲が聞けなくて、、、。運動やランニングする時はいつも音楽を聴いているんですね。この前、ジムでマシンを使って背筋を鍛えていたわけ。そしたらちょうど、MISIAさんの「アイノカタチ」という曲が流れてきて。もう歌詞が(あれ!?MISIAさん、これ、涼子のために書いたのかな!? 私と涼子の物語を書いたのかな!?)というくらいの歌詞なわけ。♪あのね 大好きだよ っていう言葉がね、もうすごいダメで、、、。このラジオを涼子が聴いていると思うと、ヤダよ、恥ずかしいよ(笑)。<いいじゃん!>って、あんなカッコつけて言って。言えばよかったんだね、1回<やだ!>って。やだっていうのもあれだけど(笑)。それを隠しちゃったから、こんな悲しくなっているんだね。別に、私がイヤでも向こうは金沢に行くんだから。
イモト「しんどい時に涼子がいてくれてよかった」
イモト:涼子も言ってた。涼子は東京が地元でお母さんが一人で暮らしているから金沢に引っ越すと決めた時に、<心残りは、母とイモトさんでした>って言われて。母と同じなんて申し訳ないって感じで、家族じゃんって。涼子とは、子供の相談もそうだし。もっと遡れば、もっともっと思い出を共有しているし。私を支えてくれてたんですよね。けっこうしんどい時に、涼子がいてくれてよかったなということを本当に思うので。
イモト:なんで、MISIAさんの「アイノカタチ」でそんなに泣けるかというと、歌詞に♪大好きだよ というのがいっぱい出てくるのね。一度、私が本当にしんどい時に、涼子がLINEで送ってきてくれた言葉が「イモトさん、大好きです」って送ってくれたの。それが私、本当に嬉しくて。その時はまだ嬉しいと思える余裕は無かったんだけど。そのことがけっこう頭の記憶にあって。だから、「アイノカタチ」の♪大好きだよ を聴くと・・・人は「大好き」と言われるだけで、けっこう心が保てる時があるなって思っていて。涼子の「大好き」という言葉は嬉しかったんだよなあ。色々と思い出していたら涙が止まらなくなるよね。
イモト、“涼子離れ”しなきゃなという自分がいる
イモト:別に金沢だからさ、言うても日本だし。新幹線で3時間だっけ? 頑張れば歩いてでも行けるしさ。そう思うとさ、別に。頑張れば自転車ででも行けるかもしれないし。今まで自転車で10分だったのが新幹線でってなっちゃうと、ちょっと距離は感じるけど。でも、まあいつでも会えるよね・・・というのを自分に言い聞かせて。
イモト:涼子から金沢に引っ越す話を聞いて、まだバイバイするまでしばらくあるわけじゃん。だけど、今までみたいに軽い気持ちで誘えなくなっている自分がいるのかも。それは、悲しくなっちゃうというのもあるし、どこかで“涼子離れ”しなきゃなという自分がいるの。親離れ、子離れじゃないんだけど。涼子に頼るのを少し抑えておかないと。目一杯ギリギリまで頼って、急にパツンとバイバイしちゃうと、その時、自分が辛すぎるんじゃないかなと思って、耐えきれないんじゃないかなと思って。
イモト、涼子の代わりを探そうとした、、、
イモト:よくないんだよ、よくないんだけど、、、1回、涼子の代わりを探そうとしたの。よくないけど。そうやって1回気持ちを切り替えようとしたの。だけど、できないのよ。いないのよ、代わりは。代わりとかではないのよ。それにまた気づいちゃって、また悲しくなってきて。急に、ママ友作ろうかなーとかさ(笑)。それはそれでいいんだけど、決して涼子の代わりにはならないし。分かってはいたけど、ちゃんとそれに気づいて。それはそれで、悲しかったな。
イモト「残される身はキツい」
イモト:こういうことが、ちょうど続いて。うちから徒歩2分に住む仲の良い音声のヒロセさんが、ダンナさんのお仕事の都合で九州・福岡に引っ越されたんですよ。で、引越しの当日に、お世話になったからバイバイしに会いに行ったんですよ。旅立つ人は、別れが悲しいし不安もあるんだけど・・・ちょっとワクワクしてるんだよね(笑)。新しい土地に行く人って、ちょっとワクワクしてんの! <福岡に美味しいお店あるかなー>とか(笑)。絶対にあるじゃん、福岡に美味しいお店なんて。めちゃくちゃありそうじゃん。楽しそうじゃん、福岡なんて。だから、不安もあるけど、期待もあって、ハイなところもあって。でも、残される身はキツいんだよね! 行く人の方が楽しそうに思えてきちゃって。
イモト:たしかに、自分も鳥取から上京する時、めちゃくちゃ不安だし緊張もしたけど、やっぱりどこかで新しい土地、新しい環境、東京、友達と、ちょっとワクワクがあったんだよね。こっちは前向きな方向で行こうとするんだけど、見送る家族、母なんて駅で大号泣してたから。やっぱり見送る方が辛いんだと思って。で、今度、見送る方じゃない? ちょっと、あと涼子と何回会えるんだろうと数えちゃったりして。別に金沢は近いんだけど。そういう自分もヤだしね。
イモト:1回、涼子に思い切って・・・でも今日喋っちゃったね(笑)。このラジオ、涼子に聴かれたらマジで恥ずかしいんだけど。人って、ああいう時って本音が言えなくなるんだね。<いいじゃん!>って。ほんとはイヤなのに。行って欲しくないのに。<いいじゃん!>って言ったんだよ。言ったんだよ。なんで、あんなこと言っちゃったんだろうね。声を震わせながら。たぶん、涼子にもバレてるよ(笑)。(イモトさん、本当のいいじゃん!じゃないじゃん)ってわかっているんだろうけど。なんだろうね、あれはね。切ないね。切なかったなー、バックナンバーもMISIAさんも。
イモト:でも18年、楽しかったからなー。前向きね。これからも楽しいし。別に金沢だし。これが別にブラジルに行くわけではないし。頑張れば自転車でも行けるしね。クルマだったら行けるね。だから前向きに捉えようかなと思ってはいますけど。皆さんも親友との別れを経験してますよね。距離的な、物理的な別れはありますけど、これはお互いにとって良いことだから。涼子が羨ましいというのがどこかにあるのかもしれない。ダンナさんのご実家で、子育てするのにもとても良い環境だし。それは涼子夫妻にとっては良いことだよね。。私もまた金沢に遊びに行けるし。今、私のYouTubeの編集を涼子に手伝ってもらっているから、今後、どうするのか。編集自体はできるけど、撮影をどうしようかとか。これまで涼子とだから撮れたものもあるし。
イモト「自分が引っ越さなくても勝手に環境が変わるってあるんだと思って。びっくりした」
イモト:皆さんも辛い別れって、ありますよね。特に3月、4月には。そうね、自分が環境が変わることが無かったから。自分が環境を変えようとしなくても、勝手に変わるんだと思って、びっくりしちゃった! こんなこと、あるんだって思って。自分は(二拠点生活いいなー)とか勝手なこと言いながら、自分が引っ越さなくても、勝手に環境が変わるってことあるんだと思って。本当にびっくりしちゃったよ。私もどこか行こうかな。逆に、涼子より先にどこか引っ越そうかな! 変な負けず嫌い(笑)。
イモト:今、私の周りでいろんな人が移動しているから、移動したい欲が出てきちゃったりして。でも、遊びに行ける場所が増えるというメリットはありますよね。ヒロセさんん福岡もね。今までは福岡に行ってもお店にしか行かなったのが、広瀬さんに会いに行くという目的ができたり。金沢もさ、涼子に会いに金沢に行くとか。そういうのができるのはいいよね。・・・必死(笑)。必死で自分を慰めているけど(笑)。
イモト:でも、もう悲しむ時は悲しもうとは思いました。(スタッフ:一度、涼子さんに気持ちを伝えた方がいいのでは?)ちょっと待って、そうしたら涼子もヤバいよ。そうそう、クルマの中で涼子に引越しの話をされた時、何かを勘づいたんだろうね、涼子が<私、いつでも泣けます!>って。(そんなことしたら今日のレジャーが終わる)と思って必死に堪えたんですけど。はあ、スッキリしました。(スタッフ:ウソですよね?)はい(笑)。何回でも泣ける(笑)。来週もまた泣いてるかもしれないけど(笑)。
イモト:涼子が金沢に移住するのが来年の3、4月なので、その前に「すっぴんしゃん」に来てほしいよね。また、次は金沢にも「すっぴんしゃん」チームで行けばいいんじゃない? 金沢収録もあるかもしれないしね。楽しいことを想像していかないと、ムリよ、もたないよ。物理的な距離は離れても、心の距離はそのままだといいな。
(TBSラジオ『イモトアヤコのすっぴんしゃん』より抜粋)