一緒に楽しい時間を過ごせるよう最高のステージを作り上げたい――『アイカツ!×プリパラ THE MOVIE -出会いのキセキ!-』歌唱担当スペシャルインタビュー第2弾【みほ×ななせ×かな】
10月10日(金)より劇場アニメ『アイカツ!×プリパラ THE MOVIE -出会いのキセキ!-』が大ヒット公開中!
本作は2014年からスタートし、お互いに10周年を迎えた『アイカツ!』のあかりGenerationと『プリパラ』がタッグを組み、”出会いのキセキ”を記念したプロジェクト。今なお圧倒的な人気と影響力を誇る大人気アイドルたちが、ファンの皆さんへ向けて10年分の「愛」と「ありがとう」を詰め込んだ新たな物語を届けてくれます。
本稿では、紅林珠璃&大地のの歌唱担当・みほさん、黒沢凛&白樺リサ歌唱担当・ななせさん、天羽まどか&堂島ニーナ歌唱担当・かなさんのインタビューをお届け。担当するキャラクターの魅力や今作ならではの見どころについて、語っていただきました。
【写真】『アイカツ!×プリパラ』歌唱担当インタビュー【みほ×ななせ×かな】
「アイカツ!」は歌唱担当と声優の二人三脚
ーー作品をご覧になっての感想を教えてください。
みほ:終わった瞬間に思ったのが、もう1度見たい!でした。「アイカツ!」と「プリパラ」のアイドルたちが会話していること自体にびっくりしていたら物語が一気に進んでしまっていて。それにどのステージも良くてフルで見てみたいという気持ちになりましたし、ストーリーも何回見てもきっと満足できると思いました。
あとは、「プリパラ」のコーデを着た珠璃ちゃんに驚きました。それも「プリパラ」で意味のあるコーデだったので、それを着て踊ってる珠璃ちゃんを見てドレスもお互いの世界線を超えるというところにも感動しました。私たち歌唱担当は歌を入れていますが、声優さんの声があって、動きがあって、ステージがあって、初めて出来上がるものだったので、映画館で見た時にはすごく感動しました。
ななせ:私は元々「プリパラ」も見ていて、個人的にこのキャラクター同士が合いそうだなと考えていたんです。映画で実際にそのキャラクターたちが会話してるのを見て、ファン目線として「すごい!実際にあっていいことなんだ」って思いました。
どんな風に話が進むのか、曲を使うタイミングとかは完成した映画で初めて知ったので、「絶対元の世界に戻るぞー!」ってドロシーが言って「lucky train!」が流れた時には感動が溢れすぎちゃって変な汗が出ました。ずっと私たちが聴いてきた曲だったのもあり、懐かしいけども新しい魅力もあり、こうしてアイドルたちが共演して、笑顔になる作品が生まれるんだなと思って、言葉にならないぐらい感動しましたね。
かな:私も「プリパラ」を見ていて、「プリパラ」のサイリウムチェンジが「アイカツ!」側はどんな感じになるのかなってドキドキワクワクしていました。映画を観たら、普段の「アイカツ!」の雰囲気とはまた違ったキラキラなステージになっていて感動しました。「アイカツ!」と「プリパラ」の放送時期が被っていた時期もあって、お互い切磋琢磨してたなと思っているので、映画として一緒にコラボできたのがすごく嬉しかったです。
ーー「プリパラ」とコラボした楽曲を聞いてどう感じられましたか?
みほ:私は紅林珠璃ちゃんと大地ののちゃんの歌唱を担当させていただいているので、やっぱりうちの子!という気持ちでステージを見ました。珠璃ちゃんはひびき様とコラボをさせていただきました。「純・アモーレ・愛」はソロ曲として「プリパラ」ファンの方たちに認知されていると思うので、そこで珠璃ちゃんが一緒に歌わせていただくと決まった時から責任感を持って頑張ろうって思っていました。ひびき様の音域に並べるなら珠璃ちゃんだよね、という感想もいただいてすごく嬉しかったです。
ののちゃんは「lucky train!」と「コノウタトマレイヒ」の「アイカツ!」と「プリパラ」両方の楽曲でコラボだったのですが、4人編成の「lucky train!」はこれまで無くて、双子ちゃん(ドロシー・ウェスト、レオナ・ウェスト)と「ノリノリシスターズ」が並んだ画を見るのはすごく新鮮でテンションが上がりました。
「コノウタトマレイヒ」は、ステージが始まる前から「来る!来る!」と思っていたんですが、本当にぴったりで。このコラボを考えた人はどなたですか!?ありがとうございます!という気持ちです。
ななせ:私も「lucky train!」と「コノウタトマレイヒ」は(白樺)リサちゃんで歌わせてもらいました。
「lucky train!」は4人編成用に新たに必要な部分のレコーディングをしたんですが、私の前にドロシー役の澁谷梓希さんとレオナ役の若井友希さんが歌われていて。それを聴かせてもらったら、聴いたことのない声の「lucky train!」で…。こういう「lucky train!」もあるんだ!というのがありました。それをさらに映画館で見たとき、みんなで元の世界に戻るぞというシーンからの「lucky train!」という流れに本当に感動しました。
「コノウタトマレイヒ」はやっぱりこの3人で歌うよね!と思いながら、ののちゃんとリサちゃんがステージから落ちないか心配しながら見ていました(笑)ののちゃんとリサちゃんはセクシータイプのコーデを着ることが多いのですが、「プリパラ」のコーデを着せてもらって、(緑風)ふわりちゃんのチロリアンな雰囲気の2人を見れたのが嬉しかったです。
「でび&えん☆Reversible-Ring」は歌う曲が分かった時に(黒沢)凛ちゃんはこの曲なんだ!という驚きが強くて。私は「プリパラ」で(黒須)あろまちゃんが好きなので、ファン心理としては「歌わせていただけるならもう全力で歌います!」という気持ちでした。ずっと聴いていた曲でもあったので、凛ちゃんらしさもしっかり残しつつ、原曲へのリスペクトも持ちながらレコーディングに臨んだんです。映画館で観た時に、この歌い方で良かったなと思えましたし、元々あるものを知っているからこそ出せたものもあるのかなと思っています。
「チュチュ・バレリーナ」の3人は私が幼少期から好きな系統のアイドルが集まった欲張りセットで、胸が高鳴ってしまいました。ほかにも映画館で聴いた時に思わず声が出てしまうようなコラボがあったり、私たち歌唱担当もそうですし、ずっと「アイカツ!」と「プリパラ」を応援していた人から見ても、テンションが上がる曲ばかりになっていたので本当に良かったです。
かな:私も「でび&えん☆Reversible-Ring」が本当に最高に可愛くて。「プリパラ」側の原曲リスペクトを私も入れようと思って、レコーディングに挑みました。普段の(天羽)まどかちゃんよりももっと可愛くキュルッとした感じにしようっていう風にディレクションの方が言ってくださってこのような形になっています。初めて「プリパラ」の曲をレコーディングしたので、これで大丈夫かな、という不安とドキドキもあったのですが、映画を見て、すごいステージになっていたので安心しました。
堂島ニーナちゃんでは、「Realize!」を歌わせていただいたんですけど、「プリパラ」のオープニングテーマにもなっている曲で、「アイカツ!」とはまた違った元気いっぱいで前向きな感じが歌ってて気持ちいいというか……改めて「アイカツ!」も「プリパラ」も最高だなと思ったので、映画で見れてすごく嬉しいなって思います。
あとは「ま~ぶるMake up a-ha-ha!」が、明るくて元気いっぱいのひなきちゃんの声がみれぃちゃんと最高にぴったりで。好き!という以外の感情は浮かびませんでした。
ーー来年3月に開催される合同ライブに向けての意気込みを教えてください。
みほ:やっぱり歌唱担当としてはライブは頑張りどころだなって。映画で見た熱量をライブでもう一度盛り上げられるように頑張らなきゃという使命感を胸に、ライブまでに何か出来ることはないかなっていうのを考えています。今までは「アイカツ!」だけのライブだったのが、「プリパラ」さんとコラボとなって、アイドルだけじゃなくて、私たち自身もコラボさせていただくので、そこもすごく楽しみです。
ななせ:もう本当に楽しみです! 2015年にi☆Risさんとはフェスで共演したことがあったのですが、その時は「アイカツ!」と「プリパラ」という、別々のコンテンツだったので、こうやって今回手を取り合って一緒に同じステージを作り上げることができるっていうのがすごく嬉しいです。
「アイカツ!」らしさを「プリパラ」を見てるお客さんにも届けられたらいいなと思いますし、「プリパラ」を見ているお客さんの熱量を私たちが感じられることも楽しみです。
2つが交わった時に沢山のお客さんの前でどんな化学反応が起きるのかとか、SNSの反応を見ていると天井を突き抜けて地球が真っ二つになるんじゃないかな、と思うぐらいなんですけど。ファンの皆さんも同じ気持ちでいると思うので私たちもそこに負けないように、地球は真っ二つに割っていきたいなと思います(笑)
かな:「アイカツ!」と「プリパラ」でライブをやる日が来るなんて夢にも思わなかったですし、「プリパラ」が放送している時にも、ライブとかできたらいいのにと思ったりしていて。なので映画が出来て、さらにライブも出来るということで、本当にワクワクが止まらないです。歌もダンスも沢山練習を頑張ってライブに臨みたいなと思っているので、楽しみにしていただけたらなと思っています。
ーーご自身にとって「アイカツ!」はどんな存在ですか?
みほ:私は”成長”と”宝物”です。私たち自身もステージに立たせてもらうというところで、ダンスや歌で悩みながら、10年以上やらせてもらっているんですが、最初から上手くできたわけではなくて、ステージが終わってから悔しくて泣いた日もあります。それを経てこうやって自分の歌声が映画館で聴けるというのは、自分の成長を実感させてもらえたなというものでもありますし、「アイカツ!」という作品がある以上、ずっと私たちの中で宝物になり続けると思います。
ななせ:じゃあちょっとここでうまいこと言っちゃおうかな!“キセキ”。映画のサブタイトルが出会いの”奇跡”ですが、私にとって“奇跡”でも“軌跡”でもあるし、どっちのキセキと捉えていただいても。「アイカツ!」のオーディションを受ける前にライブを見て憧れたものがあって。そこから歌唱担当になって、失敗して大泣きした時にメンバーが支えてくれたり、ファンのみんなの声を聴いて、立ち直って、また成長していけたり。
私は歌唱担当でありながら、あかりちゃんや自分の担当しているアイドルを見て、こんな風に頑張りたいという憧れみたいなものを、この10年間ずっと持ち続けてやっていたので、「アイカツ!」という作品に出会い、歌唱担当のメンバーに出会えた奇跡がこの10年で軌跡に変わっていったのが思い出です。
かな:私は“輝き”で。歌もダンスも初めてのお仕事で、メンバーのみんなと一緒に頑張ってきて、本当にリアルアイドル活動をしてきたなって感じているので、こうやって映画になって、さらに「プリパラ」さんと一緒にライブまでやらせていただけるということで、本当にかけがえのないものだと思っています。
ーー「プリパラ」ファンに向けて、「アイカツ!」や、ご自身が担当されているアイドルの魅力を教えてください。
みほ:まずはお互いの楽曲の素晴らしさを届けられたらいいなと思っています。
あとは「アイカツ!」「プリパラ」のお互いの個性が融合しているのが楽しくて。映画の中で珠璃ちゃんは変な語尾がないというところをひびき様に認めていただいて(笑)ほかのみんなは自然な流れでステージが始まるのですが、珠璃ちゃんはいきなりフラメンコを踊りだして、「上がりましょう」と言ってステージが始まる。短いやりとりの中でも、各アイドルの口癖だったり個性が出てるなと思います。歌唱担当としては、やっぱりステージを1番の注目ポイントで押したいのですが、そういった各アイドルの個性や魅力にもぜひ注目していただきたいです。
ななせ:映画だけではまだまだ伝えきれていないそれぞれのアイドルたちの魅力や個性もあるので、この子ってこんな子なんだというところをぜひ各作品のアニメ本編を見て知ってほしいです。今回「でび&えん☆Reversible-Ring」で私(凛)はデビル側で、エンジェル側をまどかが歌っているんですが、エンドロールでは逆のコーデを着ていて意外とまどかって小悪魔なんだみたいなところとか。今回入りきらなかった良い楽曲もあるので、ぜひ聴いて欲しいです。アイドルたちの成長もありつつ、楽曲においても私たちのアイドルとの向き合い方が成長していった部分もあると思うので、その部分も見ていただけたらいいなと思います。
かな:「アイカツ!」は歌唱担当と声優さんの二人三脚でやっているというのも魅力だと思っているので、その部分も劇場で感じてほしいです。ステージを見て、2人で1つのアイドルを作り上げている融合具合を感じていただけたらと思っています。
ーー最後にファンの皆様へ一言ずつお願いします。
みほ:またこうして自分の歌唱担当のアイドルたちが、映画館で新たな楽曲で踊っているステージを見られて感動しました。SNSでの反応も嬉しいです!ファンの皆さんの愛が深いなと思ったのが、1日に2回見ましたとか、これから3回目見るという投稿を見かけた時です。「アイカツ!」も「プリパラ」もこうして長い間愛されているからこそ、コラボの映画も叶ったんじゃないかなと、改めて応援してくれている皆さんの温かさや熱量というものを感じました。それを3月のライブでお返しできるように、そしてさらに盛り上がって、奇跡をまた繋げていけるように頑張りたいなって思います。
皆さんにもぜひアルバムを何度も聴いていただきたいですし、映画もステージの表情やドレスのディテールとか何回見ても楽しめると思うので、ぜひ盛り上げていっていただけたらなって思います。
ななせ:(東堂)シオンさんの言葉を借りるとしたら、“感謝感激”でございます。長い間応援してくれた皆様がいたからこうやって新作ができて、「プリパラ」さんと一緒にコラボもできて。
「アイカツ!」を好きな皆様、「プリパラ」を好きな皆様、そしてずっと作り続けてきた制作の皆様も含めて、どこに向いても感謝しか出てこないです。関係各位感謝感激でよろしくお願いします。
かな:「アイカツ!」と「プリパラ」でこうやってライブができるのが本当に嬉しいですし、SNSで検索すると、本当に沢山の感想を書いてくださってる方がいて、映画の一瞬を切り取ってイラストにしている方もいて、すごい愛を感じるなって思ってて。私も皆さんの愛に負けないように、一緒に楽しい時間を過ごせるよう最高のステージを作り上げていけたらいいなと思っておりますので、楽しみにしていてください!