うたごえランド 都社協から感謝状 長年の奉仕活動が評価
市内和田在住の石橋美恵子さんが代表を務める観客参加型コンサート「うたごえランド」がこのほど、第73回東京都社会福祉大会において、東京都社会福祉協議会から感謝状が贈呈された。活動開始から20周年を迎え、長年にわたるボランティアの功績が認められた。
石橋さんは国立音楽大学ピアノ科を卒業したピアニスト。音楽プロデューサー、小学校の音楽講師を務めるかたわら、日本医科大学多摩永山病院で定期的に「ヒーリングコンサート」を開くなど幅広く音楽活動をしてきた。
会員は千人超
2004年からは、ココリア多摩センター「ココリアホール」や永山公民館ベルブホールで月に一度、観客参加型の歌声コンサート「うたごえランド」を開催してきた。初回から好評で、石橋さんは「会場が満員になり250人ぐらいでにぎやかなうたごえランドのスタートになりました」と当時を振り返る。
有名な歌手をゲストに招き、ピアノ伴奏の生演奏のなか参加者とともに楽しみ、これまで200回以上行ってきた。今では登録会員数は1000人を超えるという。
数々の表彰も
これらの地域貢献活動が評価され、今回の感謝状を受け取った石橋さんは「参加者が楽しんでいる表情が、やりがいになって続けてこられた。このような評価を得られて大変光栄です」と喜びを表す。
石橋さんは、長年ボランティアをしてきた日医大多摩永山病院、多摩消防署長からの感謝状、東京消防庁のマスコットをテーマとした歌を作詞作曲したことによる消防総監からの感謝状、多摩市や市社会福祉協議会からの表彰などを受けており、これらの評価が活動の糧にもなっている。石橋さんは「多世代参加型のうたごえランドは永遠に続けていきたい。主役である参加者の心に寄り添い、共に作り盛り上げていく姿勢は崩さない」と意欲を語った。
記念ステージ
石橋さんは、20周年を記念した「第225回うたごえランド」を2月24日(月・祝)、永山公民館ベルブホールで開く。午後2時30分から。
ゲストはシャンソン歌手の田尻勝久さん。会費は当日1000円で、誰でも参加可能。問合せは石橋さん【電話】080・1105・2970。