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小池百合子東京都知事がフォーミュラEとの再会に大興奮! 5月の『Tokyo E-Prix』を前に観戦を呼びかけ

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新型フォーミュラEの前で観戦を呼びかける小池百合子東京都知事(左)とジェフ・ドッズCEO

5月17日(土)18 日(日)に東京・有明で開催される『ABB FIAフォーミュラE世界選手権 Tokyo E-Prix』に先立つ2月10日(月)、東京都庁で「TOKYO GX ACTION×フォーミュラE 東京大会 PRイベント オープニングセレモニー」が行われた。

主催するフォーミュラEオペレーションズからジェフ・ドッズCEO、後援の東京都から小池百合子知事が出席。二酸化炭素(CO2)を排出しない電気自動車(EV)によるレースの素晴らしさを話すとともに、大会観戦を呼びかけた。

東京都は、化石燃料からクリーンエネルギー中心の社会へと転換する「グリーントランスフォーメーション(GX)」を加速させるための取り組み「TOKYO GX ACTION」を 2024 年からスタート、その一環としてZEV(ゼロエミッション・ビークル)の普及促進を行っている。こうした背景から、東京都は昨年のレースに引き続き、フォーミュラEを後援している。

小池百合子東京都知事 (C)さいとうりょうこ

2回目のフォーミュラEレースが2日間にパワーアップ

イベントの冒頭、挨拶に立った小池知事は、昨年3月の初開催時に大反響を呼んだ前回大会を振り返った後、「今年5月に2回目のフォーミュラEレースが2日間にパワーアップします。お腹にこたえるような振動が伝わってくるとてもエキサイティングなレースです。走る時にはCO2を発生しないEVの、世界最高峰のレースを目の前で見られます」と興奮ぎみに話した。

さらに、大会2日間での催しにも触れ、「東京ビッグサイトでTOKYO GX ACTION チェンジングも開催します。最新のGXの技術が体験でき、様々なワークショップを通じて、CO2削減のノウハウも学べます。パブリックビューイング会場もあります」と矢継ぎ早に紹介した。

そして、最後は「ワクワクする楽しい未来、持続可能な未来に向けて、TOKYO GX ACTIONをみんなで盛り上げて参りましょう」と、知事らしく環境問題への取り組みを促すコメントで締めくくった。

フォーミュラEオペレーションズのジェフ・ドッズCEO(中央) (C)さいとうりょうこ

昨年の入場券はアナウンスの後に1時間で売り切れ

続けて挨拶したドッズCEOは、東京に戻って来られたことを小池知事に感謝した後、「時間というものは早く過ぎ去ってしまうもの。東京の素晴らしい公道を使ったフォーミュラEのレースまで、あと数カ月となりました。このレースは非常に人気で、昨年のチケットはアナウンスの後に1時間で売り切れました。今年はさらに加速するのではないかと思っています」と大会の注目度の高さをアピールした。

そして、今年のレースが新しいレースカーの登場によって変化する点に言及。「スピードが速くなり、四駆になりました。時速60マイル(約100km)まで1.8秒で加速でき、これはF1カーを30%上回っています。小池知事にも、この車をエンジョイしていただきたい」と、昨年のPRイベントではシミュレーターに乗った知事に、実車への乗車を促し、笑いも誘った。

挨拶後、囲み取材に応じたドッズCEOは、東京大会について「まず、電気自動車のレースであり、CO2排出ゼロであること。そして、市街地を走るのはガソリン車では無理だということを知っていただきたい」とした上で、従来のモータースポーツと違い、観客が若く、50%が女性である点を強調した。

新型フォーミュラE「GEN3 Evo」 (C)さいとうりょうこ

フォーミュラEの最新レーシングカー「GEN3 Evo」も披露

セレモニーでは、EVの最新技術が結集したフォーミュラEの最新レーシングカー「GEN3 Evo」も披露された。16日まで都庁で展示される。「GEN3 Evo」は、昨年12月7日(土)に開幕した 2024/2025シーズンから導入。旧型マシン「GEN3」をもとに改良されたモデルで、パフォーマンスや持続可能性、そして、エネルギー効率において大きく進化している。

新しい車について、ドッズCEOは、「前の車は先端が三角でしたが、もっと鋭い形になりました。そして、四輪駆動で2つのモーターが入り、フロントは蓄電だけではなく、駆動に使えるようになりました」と解説した。新旧車両が走ったメキシコのレースでは、1周2.5kmのコースでのラップタイムに2.3秒の差がついたことも明かした。

記者の質問に応じ、新旧車両の形を書くドッズCEO (C)さいとうりょうこ

ドッズCEOが書いた旧型車(左)と新型車の図 (C)さいとうりょうこ

世界各地の市街地サーキットで激しい攻防戦

フォーミュラEは、国際自動車連盟(FIA)が管轄する世界初のEVレースの世界選手権で、2024年~25年に11シーズン目を迎えた。大手自動車メーカーを含む11チーム、22名のドライバーが、世界各地の市街地サーキットで激しい攻防戦を繰り広げている。

東京での大会である『Tokyo E-Prix』は、2024年3月にシーズン10の第5戦として初開催された。シーズン11では第8・9戦として、ダブルヘッダーで行われる。東京ビッグサイト周辺に造られる特設サーキットでは、昨年にも増した白熱のレースが期待される。

ドッズCEOは、「東京にこのレースを持って来るのに8~9年かかった。去年から来られたので、これを長期的に行っていきたいと考えています」とし、小池知事と将来的な話をしていることも付け加えた。さらに、1年半後には、車のパワーが2倍になる想定や、ナイトレースの構想も明かし、今後のさらなる発展に期待を抱かせた。

新型フォーミュラEのタイヤに座るジェフ・ドッズCEO (C)さいとうりょうこ

観戦入場券の最速先行抽選がスタート

観戦チケットの最速先行抽選も、この日から始まった。この抽選には、国内在住者だけでなく、海外在住者も申し込みできる。詳細は、イープラスのウェブサイトで公開されている。

新型フォーミュラEと小池百合子東京都知事(左)とジェフ・ドッズCEO (C)さいとうりょうこ

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