王者・数島大陸に那須川龍心が挑戦! 『RISE183』は11/23に激闘のゴング
『RISE183』は11月23日(土・祝)、後楽園ホール(東京都)で激闘のゴングが鳴る。メインは王者・数島大陸に那須川龍心が挑むRISEフライ級タイトルマッチ。21歳の若き王者の初防衛戦の相手が、”神童”那須川天心の弟に決まり、大きな注目を集めている。
数島は昨年10月、松本天志との王座決定戦に判定勝ちし、第2代フライ級王座を獲得した。”神の左”とも言われるサウスポースタイルから繰り出す左ストレートを武器に、二十歳で頂点に上り詰めた。
今年は2試合連続でタイ人選手との対戦。2月の後楽園大会で、クンスック・ペッティンディーアカデミーに延長の末判定勝利を収めると、6月の大阪大会ではスドロー・ソージョートンプラシンにKO勝利を飾っている。3R2分25秒、顔面への左右連打から左ボディとパンチを集め、相手をマットに沈めた。
対する那須川龍心は、兄・天心と同じ16歳でプロデビュー。2戦目は2022年6月の『THE MATCH』に出場し、K-1の大久保琉唯に判定負けを喫するも、その後は着実に成長してきた。
今年に入り、3月に松本天志に判定勝利を収めると、昨年3月に3-0で判定負けしていた塚本望夢と6月に再戦し、2-1の判定でリベンジした。試合後には、リング上から王者・数島に対戦を要求。龍心の直後の試合で勝利した数島はこれに応じて龍心をリングに上げ、両者は拳を合わせていた。
その後、龍心は、9月の横浜大会で韓国のシン・ジョンミンに2RKO勝ちし、昨年6月から続く連勝を7に伸ばした。さらに勢いをつけて数島に挑む今回、一気にベルト奪取も十分に考えられる。
対戦発表会見でも両者は火花を散らした。龍心が「今回、自分の格闘家としての存在価値を証明できる場がやっときたなという感じ。自分自身ワクワクしています。ここでしっかり勝って、那須川天心の弟としてだけじゃなく、那須川龍心としての存在価値を11月のリングで証明しようと思ってます」と発言。
数島は「今回は那須川龍心選手との対決だけじゃなく、RISEとの勝負でもあると思う。那須川龍心選手はいろんなメディアとか出て、勢いあって注目されていて、RISEも凄い待遇をしている。そんなやつらには負けたくないし、お前ら全員見とけよと思っている。僕の次のタイトルマッチにかける執念を皆さん見ててください」と応じた。
そして、対戦相手の試合ぶりについて聞かれると、龍心は「しっかりとした型がある。そこをどう崩そうかなと思ってます」。数島は「試合を重ねるごとに強くなっている。挑戦者としてふさわしい」と、互いにリスペクトしながら、闘志を燃やした。若さと若さがぶつかる今回の1戦。開始のゴングから激闘を期待したい。
『RISE183』対戦カードは次の通り。
■フライ級(-51.5kg)タイトルマッチ 3分5R無制限延長R
数島大陸(王者/及川道場)※初防衛戦
vs
那須川龍心(挑戦者/TEAM TEPPEN/同級1位)
■ライト級(-63kg) 3分3R延長1R
北井智大(チームドラゴン/同級2位)
vs
塩川琉斗(TOP STAR GYM/同級3位)
■ライト級(-63kg) 3分3R延長1R
伊藤澄哉(戦ジム/同級1位)
vs
髙橋聖人(TRIANGLE/元NKBフェザー級王者)
■バンタム級(-55kg) 3分3R延長1R
京谷祐希(TEAM TEPPEN/同級5位)
vs
長谷川海翔(誠剛館/スーパーフライ級4位)
■フェザー級(-57.5kg) 3分3R延長1R
翔(REVOLT/同級7位)
vs
久津輪将充(RMC/9+nine plus lab./同級13位)
■フェザー級(-57.5kg) 3分3R延長1R
寺山遼冴(フリー/同級17位)
vs
KING龍蔵(ROYAL KINGS/元DEEP☆KICK-57.5kg王者)
■スーパーフェザー級(-60kg) 3分3R延長1R
岩郷泰成(EX ARES/同級7位、AJKN日本スーパーフェザー級王者)
vs
GUMP(TEAM TEPPEN/第9代DEEP☆KICK-60kg王者)
■ミニフライ級(-49kg) 3分3R延長1R
登島優音(日本/NEXT LEVEL渋谷/同級5位)
vs
ワン・チンロン(台湾/TKBA/PUNCHUP/同級7位)
■ウェルター級(-67.5kg) 3分3R
和田哲平(日本/FASCINATE FIGHT TEAM/第5代DEEP☆KICK-65kg王者)
狂狼[きょうろう](台湾/TKBA/PUNCHUP)
■スーパーフライ級(-53kg) 3分3R延長1R
星 憂雅(IDEAL GYM/同級7位)
vs
山田貴紀(山口道場)