「暑い夏に食べたい!」 釣魚で作る【エスニック】レシピ:ウスバハギのマッサマンカレー炒め
今年も暑い夏がやってきた!夏こそエスニック料理ということで「世界で最も美味しい料理」として有名なマッサマンカレーのペーストを使用して、ウスバハギを炒めたアレンジ料理をご紹介しよう!白身の魚とマッサマン、そしてアルコールとの相性は抜群だが、くれぐれも飲みすぎないようにご注意を。
ウスバハギの代表的な料理
ウスバハギの代表的な料理は、カワハギ同様に和食では、刺身(肝醤油)、肝あえ、鍋物、煮つけ、天ぷらなどで、洋食はカルパッチョ、フライ、ムニエルなどが挙げられる。
マッサマンカレーとは
マッサマンカレーとはタイ料理の中では比較的辛みは少なく、各種スパイスとハーブの風味に加え、ナッツやココナッツミルクのまろやかなコクが特徴的なカレーだ。
また、主に具材は鶏肉やジャガイモなどがよく使用される。過去に米国の人気情報サイト「世界でもっとも美味しい50種類の食べ物ランキング」で1位に輝き、世界的に脚光を浴びた大人気のタイ料理で、わが国での人気もとどまるところを知らない。
ペーストを利用
今回はそんな大人気マッサマンカレーを手軽に作ることができるペーストを使用した、アレンジ料理をご紹介しよう。もちろん白身でクセのないウスバハギとの相性はバッチリで、キンキンに冷えたビールとエスニック料理で暑い夏を乗り越えたい。
ウスバハギの下処理方法
釣ったウスバハギの肝まで美味しく食べるためにも、必ず血抜きは行いたい。十分に血抜きをしたら、たっぷりの氷と海水でキンキンに冷えているクーラーボックスに仕舞おう。
自宅での下処理
自宅に帰ったら、まずは水洗いし、皮・エラ・内臓は速やかに取り除きたい。料理に合わせて切り分けておくのもOKだ(刺身の場合は柵の状態にしておこう)。最後にキッチンペーパーなどで水気を丁寧に拭き取れば完了だ。
ウスバハギのマッサマン炒め
ここからは「ウスバハギのマッサマンカレー炒め」のレシピを紹介しよう。市販のペーストを使用するので、誰にでも手軽に美味しくできるのでお勧めだ。
勿論、味は本格タイ料理。メインディッシュにもなるが、酒のつまみにも最高だ。
材料(2人分)
・50cm程度のウスバハギの半身
・サヤインゲン:12本
・ピーマン:1個
・マッサマンカレーペースト:20g
・ナムプラー(ナンプラー):小さじ2
・きび糖または上白糖:小さじ1
・サラダ油大さじ3~4(お好みで)
・水150ml
・パクチー:適量(省略可)
下ごしらえ
・ウスバハギは柵取り後、一口大に切る。
・サヤインゲンは、ヘタと筋を取り長さ4等分に切り分ける。
・ピーマンは千切りにする。
レシピ
フライパンにサラダ油を熱して、マッサマンカレーのペーストを炒める。
1に水、大さじ60mlを加えて一口大に切ったウスバハギをペーストに絡めるようにして炒める(この段階では完全に火を通す必要はない)。
さらに4等分したサヤインゲンを加えて炒める。
残りの水(90ml)とナムプラー、きび糖も加え水気が無くなるまでさらに炒める。魚にも完全に火が通っているはずだ。
最後にピーマンを加えて軽く炒めたら出来上がり。皿に盛り付け、お好みで刻んだパクチーを散らせば、よりエスニックな風味を楽しむことができるだろう(写真7)
ワンポイントアドバイス
・なるべく加える水の量を少なめにして、最終的に水気を無くすまで炒めるのが失敗しないコツ。このレシピはMAXの水加減なので、自信のある方は加える水をこれより少なくしてもOKだ。
・マッサマンカレーペースト以外にも、グリーンカレーペーストやレッドカレーペーストあるいはイエローカレーペーストなどの各種タイカレーペーストでも、同様に美味しく作れるので試して欲しい。
・今回はウスバハギを使用したが、それ以外の白身魚やイカなどで作るのもお勧めしたい。
・同様に加える野菜もお好みでどうぞ。火の通りやすい野菜は生の状態で、ジャガイモなど火の通りにくい野菜は下茹でしておきたい。
<藤倉聡/TSURINEWSライター>