【検証】リニューアルした「松屋の牛めし」が一部店舗で販売中 → 従来の牛めしと比較してみた
2025年2月、松屋がひっそりと「牛めし」をリニューアルしたらしい。なぜ “ひっそり” かというと、現段階でリニューアルした牛めしは全国150店舗のみの販売にとどまっているからである。
松屋における「牛めし」は言うまでもなく看板メニューの1つで、店に行くと注文している人もかなり多い。というわけで、リニューアルした牛めしを食べてみることにした。
・情報ほぼ無し
まだ全国展開されていないためか、リニューアルした牛めしの情報は極端に少ない。プレスリリース等はまだ無く、ポスターに記された情報があるのみだ。それによると、
「旨味の黄金比 5種の醤油をブレンド 進化を続ける さらに美味しく 新丼タレ誕生」とのこと。
ざっくり訳すと「5種類の醤油を使って牛めしのタレをリニューアルしましたよー!」というニュアンスだろうか? また価格については従来通り1人前430円となっている。
・黄金比?
さて、かつて松屋の人から「レギュラーメニューは発表しないまでも細かなブラッシュアップを繰り返している」と聞いたことがあるが、今回は発表ありのリニューアルだ。
つまり、それなりに大きなアップデートであると推測されるが、松屋の言う「旨味の黄金比 5種の醤油をブレンド」はどんな仕上がりなのだろうか?
というわけで、松屋でリニューアルした牛めしを実食! 販売店舗についてはこちらのページを参照して欲しい。
・食べてみた
で、まず見た目は完全に従来の牛めしと同じ。心なしかツヤツヤして見えるものの、これくらいはライトの当たり方でどうにでもなる。言われなければいつも通りの牛めしだ。
さっそく食べてみると……にゃるほど。遺伝子的に98%くらいはこれまで通りの牛めしだが、口に運ぶ際、フワッと醬油のいい香りがした……気がする。
ただそれも鼻が慣れてしまうため、最初の一口のみ。しかもメチャメチャ神経を研ぎ澄まして食べて感じたことなので、さりげなく食べたら違いはほとんどわからないのかもしれない。
ぶっちゃけ違いを感じたのは「ファーストコンタクトの香り」だけ。どのあたりが「旨味の黄金比」で、どのあたりが「5種の醤油をブレンド」なのかは最後までわからなかった。
・安定のウマさ
とはいえ「前の方が良かった!」というネガティブな変化はないので、牛めし大好きっ子のみなさんはどうかご安心を。先述の通り、98%くらいの遺伝子は変わっていないと思われる。
つまりシンプルな「牛めし」でこれなので、例えば「鬼おろしポン酢牛めし」などの派生形の場合、違いはほぼわからないハズ。リニューアルした松屋の牛めしは「いつも通りのウマさ」と申し上げていいだろう。
こうした細かなブラッシュアップを積み重ねて、美味しいメニューを提供し続けてくれる松屋さん、どうもありがとう! 忘年会でお店も貸し切りさせてくれて、どうもありがとう!! 現場からは以上です!
参考リンク:松屋
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.