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1月2日、新年一発目の釣行は遊漁船リップル（熊本・天草）でのキャスティングだ。

初釣りはキャスティングゲーム

午前6時30分に出船。まずは20分ほど走り最初のポイントで釣り開始。タックルは8ftのキャスティングロッドにブラスト5000HGにPEライン4号、リーダー80lb、ルアーはラピード160Fイワシ。ライトキャスティングタックルは8ftのキャスティングロッドにカルディアSW6000HにPEライン2号、リーダー40lb、ルアーはリライズ105Sクリアを準備。

最初のポイントはベイトもいなくて不発。2、3か所見て回るがベイトすらいない。午後にかけて北風が強くなる予報なのでガン瀬方面に向かいながらシャロー帯だけを中心に打っていくと、4か所目の水深20mから浅い所で2mのポイントでラピード160Fにチェイス。出るのは出たがハリ掛かりせず……同船者もチェイスのみ。

70cmハマチ登場

チェイスの仕方、出方を見て「上にある物食わんだろな、1枚かませるか」とすぐにロッドをライトキャスティングに持ち替えてフルキャスト。高速ストップ＆ゴーをやった途端に後ろから背ビレを出して猛追！ドンッと水中でのひったくりバイト。

「船長～来た～」70mほどキャストして最初のアクションで食って来たため、そこからははゴリ巻きだ。「グワーッキツい、肩が壊れる！」去年から痛めている右肩が悲鳴を上げているがここで巻く手を止めたら根にもぐられるため、必死に寄せる。時折なかなか強い突っ込みを見せ、やっと寄せたのは70cmほどのハマチ（中型ブリ）。「めっちゃ引いた、肩痛い～」息切れしながら今年初青物をキャッチ！

ヤズ＆ヒラゴを追釣

「これはもしかして……ガンガンジグブレードの速巻きならまだ出るんじゃないか？」と、ふと去年のパターンが頭をよぎり、おもむろにリライズからガンガンジグブレード40gに替えてキャスト。アクションは同じ超高速巻きのストップ＆ゴー。するとすぐに答えは返ってきた。ゴンッ「乗った～、でも小さい」上がってきたのは刺し身がおいしいヤズだ。

船を着け直し、もう一度ガンガンジグブレードをキャストして引いて来ると「追ってる追ってる……乗った」今度の魚もなかなかのファイター、ゴリ巻きで寄せると「ヒラマサ！？」ヒラゴも出てくれた。

底物もヒットし大満足

その後は見切られたのか潮が変わったことで出てくれないのか、別のポイントに移動しても相変わらずルアーの後ろに出るだけ。昼から北の爆風となったため魚貫方面の北風をブロックできる場所に入るとキビナゴの群れに遭遇。「出る」と思いキャストしていると同船者の後ろに出たが乗らず。別の同船者がジグで青物を掛けて上がって来たのはヤズ。それに続いて私ともう1人の同船者もジグに替えて狙うと立て続けにヤズ2尾。

すると着底から巻こうとするとすでに重い。「ハタが来た」と言ったが何か引きがおかしい……「重さは50cmぐらいのハタ系やけど、首を振ったし重いだけ……何？」やっと見えたのは「オオモンハタ！？違うウツボ！」運良く自分でクネクネしてくれフックオフ。ウツボも釣れちゃうガンガンジグブレード……恐るべし。

なんだかんだで青物は全員安打し、底物もアカハタ、オオモンハタ、キジハタと釣れて初釣りとしては申し分ない釣行となった。

ちなみに今回利用したリップルでは、キャスティング便は天候（風）さえ穏やかならば一日便がオススメ。キャストやルアーの動かし方が分からないなどいろいろと船長が教えてくれるので、挑戦してみては。

＜週刊つりニュース西部版APC・日髙隆行／TSURINEWS編＞

この記事は『週刊つりニュース西部版』2024年1月17日号に掲載された記事を再編集したものになります。