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尾上松也、池江璃花子ら登壇「SUITS OF THE YEAR 2025(スーツ・オブ・ザ・イヤー 2025)」授賞式が開催!

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「SUITS OF THE YEAR 2025」授賞式(※提供画像)

2025 年11 月12日(水)、「SUITS OF THE YEAR 2025」授賞式が開催された。
本アワードは、日本経済新聞社のメディアビジネスライフスタイルサイト「THE NIKKEI MAGAZINE」が主催するもので、今年で8 回目を迎える。


【写真】尾上松也、池江璃花子らが登壇した「SUITS OF THE YEAR 2025(スーツ・オブ・ザ・イヤー 2025)」授賞式(全5枚)

昨年同様、会場にお客様をお招きし、オンライン配信と合わせたハイブリッド形式で開催。ビジネス、イノベーション、スポーツ、芸術・文化、エンターテインメントなど、それぞれの分野で輝かしい功績をあげられた話題の4名を選出、表彰した。


2025 年11 月12 日、渋谷のTRUNK(HOTEL)CAT STREETで行なわれた「SUITS OF THE YEAR 2025(スーツ・オブ・ザ・イヤー 2025)」授賞式。

授賞式の冒頭を飾ったのは、「ビジネス部門」での受賞となった、東宝株式会社代表取締役社長社長執行役員の松岡宏泰氏。2025年は配給する「劇場版『鬼滅(きめつ)の刃(やいば)』無限城編」「国宝」が記録的ヒット。コンテンツ業界を刺激する、ユニークな先進性が讃えられた。「非常に認知度高い賞のようで、様々な方から『おめでとう』と声をかけてもらいました。嬉しいとともにこれからスーツを着るたびに『大丈夫だろうか?』とプレッシャーを感じます」と微笑んだ松岡氏。この一年については「コーポレートスローガンを刷新した年。多くの社員に手伝ってもらい、東宝グループの思いをどう伝えたらいいかとみんなで議論しながら辿り着いた言葉なので、我々にとっても、私にとっても将来に向けての大きな出来事になったと思います」と振り返った。

続いては「イノベーション部門」の、株式会社獺祭代表取締役社長/4代目蔵元・桜井一宏氏。2023年にはニューヨークに酒蔵を開き、25年は宇宙での醸造に挑戦。日本酒の歴史に新しい地平を拓いた桜井氏も、スタイリッシュなスーツで登壇。「受賞したと聞いたとき、信じられない気持ちでした。獺祭を飲んでくださった皆様が私を連れてきてくれたのだと、本当に感謝しています」と受賞の喜びを語った。

「スポーツ部門」の受賞は、競泳選手の池江璃花子氏。2016年のリオ五輪で100mバタフライ5位入賞。19年に急性リンパ性白血病が判明し、闘病しながら第2の水泳人生をスタートし、困難に立ち向かう不屈のアスリート魂をたたえての受賞となった。今年、オーストラリアから日本に拠点を移したという池江。「これまでもこれからももちろん競泳が本業ですが、社会人として、ひとりの人間として、さらに様々な仕事にチャレンジしていきたい」と、クリスタルのトロフィーを手に意気込みを語った。

「アート&カルチャー部門」の受賞は、歌舞伎俳優の尾上松也氏。舞台、映画、ミュージカルなどにも挑戦し、自ら演出する歌舞伎「刀剣乱舞」がヒット。伝統芸能を未来につなぐ飽くなき探究心で精力的に活動している松也は、「大変栄誉ある賞いただいて嬉しく思っております。僕自身もだいぶ年を重ねてきたので、より一層スーツが似合う男になっていかなければいけない。さらに身が引き締まる思いです」と喜びを明かした。また、MCより「今年印象的だったお仕事は?」と問われると、「23年から演出させていただくようになり、『刀剣乱舞』を手掛けました。今夏に上演した第二弾も、準備期間も含めてかなりの時間を費やしましたので、今年の中でやはり印象に残っていますね。いろんなチャンスを頂けて大光栄です」と語った。


後半は、受賞者4名が「サステナブル」について伺うトークショーへ。脱炭素を目指し水素発電や太陽光発電を採用しているという東宝の撮影所について、松岡氏は「映画を事業の中心にしている我々にとって、撮影所が一番象徴的な存在でしたので、脱炭素の取り組みを撮影所で行いました。すでに脱炭素ですべて回っています」と紹介。さらに、「このスタジオが目指すゴールは?」と問われると、「以前お酒飲みながら話したことではありますが、いつか『ゴジラ』を脱炭素で撮影したいですね」と、近々叶うかもしれない夢を明かした。


一方、桜井氏は、酒の持続可能性について問われ「無駄を出さないことが大事。米を磨く際に出る米粉は、すでにいろんな食品に使われていますし、酒粕なんかも然りです」と、酒造業界のサステナブルを紹介。さらに「生産者の皆さんや職人さんの継承も一つのサステナブルだと思うので、取り組んでいきたい」と力強く伝えた。


そんな継承を重んじる桜井氏に、松也氏も共感。「歌舞伎には400年以上の歴史がありますが、今こうして歌舞伎ができているのは、先輩たちが繋いでくれたから。この伝統を守るだけではなく、まだ見たことのない方に魅力を伝えるため、今後もいろんなチャレンジをしていきたい」と語りつつ、「最近は、東宝さんが『国宝』という(歌舞伎をテーマにした)素晴らしい映画を作ってくださったので、歌舞伎座もたいへん盛り上がっております!」と、松岡氏に感謝を伝える一幕もあった。


その後は、「様々なプレッシャーや病気を乗り越えて競泳を続けるモチベーションは?」と問われた池江氏が、「ずっと頑張ることは正直不可能。ただ、たくさんの方に自分のレースを見ていただき応援していただけることで自分の存在意義を感じられますし、頑張れます」と言及。「あとは、純粋に泳ぎが好きだから頑張れているところもありますね」と、競泳愛もモチベーションにつながっていることを明かした。

最後は、松本編集長が「トークショーを聞いていて、やはり日本人はコツコツと丁寧に物事を決めていくのだなと感じました。今後も大事にしなければならない、日本の強さですね」と総括。「たゆまぬの努力を続けられている4人のみなさんの成功を祈っています」と、激励を送り、授賞式を締めくくった。それぞれのスーツのエレガントな装いで、「2025年の顔」が勢揃いした「SUITS OF THE YEAR 2025」。8回目を迎える今年も、一層の発展に期待が募る日となった。

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