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目黒のおすすめランチ18選。老舗の名物、本格メキシカン、汁なし担々麺まで、人情と愛情が詰まった料理を味わおう!

さんたつ

目黒 Hungry Heaven目黒店

目黒駅周辺にある個性的なお店の中には、常連客から愛された店を後継者が受け継ぐケースも増加中。老舗が出す名物のたらこスパゲティやとんかつにピッツァ、尊敬する料理人の味を広めようと開いたお店に、本格的なメキシコ料理やカレーうどんの名店まで、どこも店主らの食と店への思いがつまっている。店やメニューにたっぷり注がれた愛情ごと、目黒でランチを味わおう。

ぺろり

気仙沼直送のさんまを定食で食べられる『目黒のさんま 菜の花 権之助坂本店』

目黒のさんま塩焼き定食は通常950円。3のつく「さんまの日」なら100円引き。

古典落語「目黒のさんま」。鷹狩で目黒を訪れたお殿様が、民家でおいしいさんまを味わって忘れられなかったという話だ。目黒駅からほど近い権之助坂にある 『目黒のさんま 菜の花 権之助坂本店』はその落語にちなんだ居酒屋。看板メニューはもちろん目黒のさんまの塩焼きだ。さんまは宮城県気仙沼市から直送されていて、2003年のオープン以来、さんまを切らしたことはない。

お店は権之助坂の上の方にある。

ランチタイムには目黒のさんま塩焼き定食が人気で、しっぽがぴっと上を向いたさんまの塩焼きが、たっぷりの大根おろし、ご飯や小鉢などとと共に提供される。 お味噌汁が豚汁なのもうれしい。『目黒のさんま 菜の花 権之助坂本店』では、3日、13日など3の付く「さんまの日」として、さんまのメニューを特別価格にしている。「さんまの日」以外にもさんまの焼ける、あの独特の香りと共におなかいっぱいになりたい。

『目黒のさんま 菜の花 権之助坂本店』店舗詳細

目黒のさんま 菜の花 権之助坂店(めぐろのさんま なのはな ごんのすけざかてん)
住所:東京都目黒区下目黒1-1-15 菊ビル1F/営業時間:11:30~13:30LO・17:30~22:15LO(土は夜のみ)/定休日:日・祝/アクセス:JR・私鉄・地下鉄目黒駅から徒歩2分

2代目店主が名物たらこスパゲティを守る『スパゲティ ダン』

たらこウニスパゲティ1100円に、いくらをのせてプラス400円。合計1500円。

目黒駅東口から徒歩1分の場所にある『スパゲティ ダン』は1976年創業のスパゲティ専門店だ。たらこスパゲティが看板メニューとして知られている。創業者が2022年に引退し、現在は創業者の“パパ友”だった島崎弘(しまざきひろし)さんと妻の明子(あきこ)さんが店を切り盛りしている。島崎さんは、定期的に食べていた『スパゲティ ダン』のたらこスパゲティがなくなるかもしれないと聞かされ、「この味をなくすのは惜しい」と考えて、はじめは本業のかたわらアルバイトとして店に入って味を受け継いだ。

2代目としてお店を継いだ島崎弘さんと明子さん。

ひとくちにたらこスパゲティと言っても、イカや納豆、キムチに大根おろしと、たらこと組み合わせる具材がたくさんあって、メニューの総数は50近い。先代のレシピを忠実に守っていて、たらこの仕入れ先も、スパゲティの麺も一切変更していない。常連客は「継いでくれてありがとう」と島崎さんに声をかけていく。

『スパゲティ ダン』店舗詳細

スパゲティ ダン
住所:東京都品川区上大崎2-15-5 長者丸ビル1F/営業時間:11:30~14:30・17:30~20:30/定休日:土・日・祝/アクセス:JR・私鉄・地下鉄目黒駅から徒歩1分

しっかり辛い汁なし坦々麺のうまさに痺れる『Tiger&Dragon』

汁なし坦々麺1000円。ラー油の量を控え目にしてもらうことも可能。

目黒駅西口正面に広がる三角の敷地。『Tiger&Dragon(タイガー アンド ドラゴン)』はその南側に2024年5月にオープンした。店名は、東日本橋にある『虎穴(フーシュエ)』の虎、そして“ドラゴン”はこの店を営む根本辰之(ねもとたつゆき)さんの名前からとっている。もともと店主の根本さんが、『虎穴』のシェフと一緒に働いた経験があり、尊敬するシェフが作る『虎穴』の味をもっと多くの人に味わってほしいと『虎穴』のレシピを元に作った料理を提供している。

「その辛さ、凶暴につき」というキャッチコピー付きの立て看板あり。

看板メニューは汁なし坦々麺。ソースともっちりとした麺をしっかり混ぜてから食べるが、これが随分と辛いが、慣れてくると味わい深さの虜(とりこ)になる。ソースはゴマの粒から作り、ラー油の油はカシューナッツを揚げたものを使うなど、丁寧な仕事まで受け継いで、味わい深い汁なし担々麺を作っている。

『Tiger&Dragon』店舗詳細

Tiger&Dragon(タイガーアンドドラゴン)
住所:東京都目黒区目黒1-4-8東レクビル1F/営業時間:11:30〜14:00LO・18:00〜22:00LO/定休日:不定/アクセス:JR・私鉄・地下鉄目黒駅から徒歩1分

羽釜炊きご飯で作る色鮮やかな海鮮わっぱ飯が名物『酒嚢飯袋』

海鮮わっぱ飯(温玉、トロロ、赤だし付)ランチは並1500円。夜は単品で並1540円(価格は取材時の値段。時期によって変更あり)。

居酒屋の『酒嚢飯袋(しゅのうはんたい)』 は目黒駅西側にある独特の雰囲気を持つ雑居ビル『メグロード』 の2階で、。2012年にオープンした当時からお米を羽釜で炊いて提供している。現在店を切り盛りする長谷川大輔(はせがわだいすけ)さんは、2018年に故郷にUターンしたオーナーから店を引き継いでいる。

日本酒も珍しいものを取り揃えるようにしている。

ランチに人気の海鮮わっぱ飯は、オーナーから引き継いだ看板メニューだ。わっぱのお弁当箱に自慢の羽釜炊きのごはんを敷き詰め、マグロとビンチョウマグロの刺し身をたっぷり。小さく刻んだいぶりがっこやしば漬け、大根の葉など、彩り豊かに盛り付けられている。ランチではとろろと温泉たまごの小鉢が添えられて、ひとつのメニューでいろいろな味が楽しめる。

『酒嚢飯袋』店舗詳細

酒嚢飯袋(しゅのうはんたい)
住所:東京都目黒区上大崎2-26-5 メグロード2F/営業時間:12:00〜13:30(品切れ次第終了)・18:00〜22:30(土は12:00〜14:00・17:00〜22:30)/定休日:日/アクセス:JR・私鉄・地下鉄目黒駅から徒歩1分

リゾートのようなテラスで本格的なミックスタコスを『BOSQUE』

3種類のミックスタコス(ランチはスープかサラダ、ドリンク付き)は1980円。写真はシュリンプのタコスを加えた4種類で2090円。

『BOSQUE(ボスケ)』は、山手線の駅を出て、たった1分ほど歩いたビルの中で、モダンメキシカンと呼ばれる料理と、まるでカリブ海のリゾートを訪れたような気分が味わえる店だ。『BOSQUE』は1990年代前半から原宿で営業している本格的なメキシコ料理店『フォンダ・デ・ラ・マドゥルガーダ』の姉妹店。在日メキシコ大使館とも関係が深く、『BOSQUE』でもメキシコ人のシェフが腕を振るう。

店内も広いが、天気が良ければテーブル席とソファ席があるテラスがおすすめ。

柔らかいソフトトルティーヤを使ったミックスタコスがその代表格で、具材としてビーフ、チキン、ポーク、シュリンプが定番で用意され、その月のおすすめもある。ランチのセットにはスープかサラダと、ドリンクが付いている。お店は外国人スタッフが多く、スペイン語も聞こえてくる。カリブの海が思い浮かぶテラス席でメキシコの味を楽しんでいると自ずと開放的な気分になれる。

『BOSQUE』店舗詳細

BOSQUE(ボスケ)
住所:東京都品川区上大崎3-1-1 目黒セントラルスクエア1F/営業時間:11:30~23:00/定休日:無/アクセス:JR・私鉄・地下鉄目黒駅から徒歩1分

ボリュームあるヒレカツランチが人気の老舗『かつ壱』

ヒレかつランチは1350円。ごはん、しじみの味噌汁、ぬか漬け付き。

目黒駅西口前の道路を渡るとある久米ビルの地下にあるとんかつの老舗『かつ壱(かついち)』。1985年にオープンし、長く常連客から愛されるお店だ。現在の店主福原さんは2023年から『かつ壱』2代目店主となったが、実は30年ほど前に『かつ壱』で働き、大手のとんかつ店に長く勤めたあと、先代店主に請われて出戻ってきたという経歴の持ち主だ。

2代目店主の福原恒(ふくはらひさし)さん。店が人気の秘密は、「やっぱりボリュームですかね」。

創業者から引きついだ『かつ壱』最大の特徴は、ボリューム。ヒレかつランチに使う肉は3切れで150g。ごはんや味噌汁、山のようなキャベツと共に提供されたヒレカツは、口に入れた時の柔らかさがたまらない。長年の経験で培われた火の入れ具合が柔らかさの秘密だ。メインのヒレカツのおいしさはもちろんだが、しじみの味噌汁にずっと漬けている自家製のぬか漬けの旨味も、たまらない。

『かつ壱』店舗詳細

かつ壱(かついち)
住所:東京都品川区上大崎2-25-5 久米ビルB1/営業時間:11:00〜14:00・17:00〜21:30LO/定休日:日・祝の月/アクセス:JR・私鉄・地下鉄目黒駅から徒歩1分

作り手が変わっても常連客に愛され続ける薪窯ピッツァの店『i-rottah』

自慢のマルゲリータ。ランチタイムではサラダがついて1500円から。

目黒駅から権之助坂を下って徒歩4分ほどのところにあるピッツェリア『i-rottah(イ・ロッタ)』は、1999年にオープンした薪窯で焼くピッツァのお店だ。初代オーナーシェフが亡くなったことでピッツァの味は変化もしたが、『i-rottah』でピッツァを食べたいと店に通う長年の常連客も多い。

シェフとしてピッツァを焼く宮岡遼(みやおかりょう)さんとオーナーの服部公子(はっとりきみこ)さん。

『i-rottah』のピッツァ生地は、オープン当初からミキサーなどの機械は使っておらず、手間をかけて手練りしている。もっちりした焼き上がりになるよう小麦粉は3種類ほどブレンドして生地を作っている。自慢のマルゲリータは。イタリアのトマト缶に塩だけを加えたソースを敷き、イタリア産のモッツァレラチーズ、そしてフレッシュなバジルをのせて、400℃の薪釜で焼き上げる。

『i-rottah』店舗詳細

i-rottah(イ・ロッタ)
住所:東京都目黒区下目黒1-5-21 目黒DKウェスト1F
/営業時間:11:30~14:30・18:00~22:00/定休日:日・ランチのみ月/アクセス:JR・私鉄・地下鉄目黒駅から徒歩4分

讃岐仕込みの太い麺ととろりとしたカレーがよく絡むカレーうどんの名店『こんぴら茶屋』

餅入り牛かれーうどん1690円。よく伸びる餅は半分の小もあるので、おなかと相談しよう。

カレーうどんの名店として知られる『こんぴら茶屋』は、目黒駅から白金方向に徒歩3分ほどの場所にある。讃岐うどんの本場、香川県出身の創業者が1983年に開いた店だが、今や店の代名詞とも言える牛かれーうどんが人気となったのは2000年代になってから。賄いとしてうどんにカレーをかけて食べたことがきっかけで誕生したという。

自家製のうどんは太くて、ゆでるのに20分かかる。

オリジナルにブレンドした小麦で作る自家製麺は、店長が「極太」というほど太く、とろみの強いカレーがよく絡む。シンプルな牛かれーうどんは、具として牛肉と玉ねぎが入っていて、トッピングに青ネギが添えられているが、さまざまなトッピングが用意されていて、和菓子店に特注しているという餅も人気だ。箸でつまむとよく伸びて、カレーとの相性もいい。

『こんぴら茶屋』店舗詳細

こんぴら茶屋(こんぴらちゃや)
住所:東京都品川区上大崎3-3-1 坂上ビル/営業時間:11:00~23:00/定休日:無/アクセス:JR・私鉄・地下鉄目黒駅から徒歩3分

グルメバーガーを頬張る快感はランチタイム限定!『Hungry Heaven 目黒店』

大きなバンズはカラメルを塗って焼き上げることで少し甘みを付けて、ごまと組み合わせている。

『Hungry Heaven(ハングリー ヘブン) 目黒店』は目黒で10年以上続くグルメバーガーの店。実は夜には焼き肉店として営業していて、ハンバーガーが食べられるのはランチタイムのみという二毛作の店だ。バラエティ豊かなハンバーガー類は20種類以上もある。サラダバーガーもモッツァレラ&ルーコラとクレソンバーガーの2種類。クレソンバーガーはクレソンが全体の高さの半分近くあるというボリュームだ。ここは躊躇せずに大きく口を開けてガブリといきたい。

クレソンバーガー1430円に、平日限定のランチセットでオニポテとドリンクを選ぶとプラス550円。土・日・祝はオニポテが440円。ドリンクはプラス300円から。

クレソンバーガーは1430円。平日ならサイドメニューとドリンクがついたランチセットが用意されていてお得だ。焼き肉店から始まった会社による運営で、肉を安く仕入れられ、ハンバーガーもリーズナブル。ソースやトッピング、サイドメニューの豊富さやリーズナブルな価格も魅力で、頻繁に通いたくなる。

『Hungry Heaven 目黒店』店舗詳細

Hungry Heaven目黒店(ハングリーヘブンめぐろてん)
住所:東京都目黒区下目黒1-2-22 セザール目黒2F/営業時間:11:00~15:30LO(土・日・祝は~16:00LO)/定休日:無/アクセス:JR・私鉄・地下鉄目黒駅から徒歩3分

スタイリッシュで新感覚のアジア料理を楽しむ『NOON』

定食1870円。選べるメインはヤンニョムチキンをチョイス。

2020年12月にオープンした『NOON(ヌーン)』。昼は定食、夜はアラカルトに合わせてワインやナチュラルマッコリなどを楽しむ店として人気だ。『NOON』のコンセプトはNew Asian Standard(ニュー アジアン スタンダード)。ランチのメインだけを見ても、ヤンニョムチキン、魯肉飯(ルーローハン)、グリーンカレー、水餃子などから選べる。

壁に貼られているのはソウルの地図。

ランチはワクワクしてもらいたいと定食のように複数の小皿も並ぶ。メインにヤンニョムチキンか水餃子を選ぶと、ご飯は蓋付きの器に入って出てくる。こういう小さな演出が異国っぽい。スープには山椒の風味がついていたり、デザートの抹茶プリンがどこか中国風だったり。アジアのどこの国の要素がどんな風にアレンジされているのか、口に運びながら考えるのもおもしろい。

『NOON』店舗詳細

NOON(ヌーン)
住所:東京都品川区上大崎4-3-7 目黒駅前ビル1F /営業時間:11:00~14:30LO・17:00~21:00フードLO(~21:30ドリンクLO)/定休日:無/アクセス:JR・私鉄・地下鉄目黒駅から徒歩2分

餃子5種類食べ比べに心沸き立つ『SHE meguro』

土・日・祝のブランチで食べられる餃子セット1750円。メインはシンガポール屋台風のドライミー(麺)。水餃子の隣にあるのは海老麺。

『SHE meguro(シー メグロ)』看板メニューでもある餃子は、焼き餃子が4種類、水餃子1種類と全部5種類もある。気になる餃子を全種類食べたいという人は、まずは土・日・祝の11時30分から15時までのブランチタイムが狙い目だ。ブランチメニューとして用意されているのは、餃子食べ尽くしセットが5種2個ずつなら1500円、3個ずつなら2250円をはじめ、5種類の餃子1つずつにプラスして、アジア料理の前菜、ガパオライスまたはシンガポールの汁なし麺のドライミー、デザートまで食べられる餃子セット1750円など。

とろ~り半熟卵のガパオライスは平日のランチタイムにも食べられる。テイクアウトもOK。

ガパオライスは、アジア飯好きにはおなじみの鶏挽き肉とバジルを使ったタイのご飯料理。半熟卵をのせているのが『SHE meguro』流だ。平日のランチにも食べられる。

『SHE meguro』店舗詳細

SHE meguro(シー メグロ)
住所:東京都品川区上大崎4-5-31/営業時間:11:00~15:00LO・17:00~21:30LO/定休日:月・火(祝の場合は営業)/アクセス:JR・私鉄・地下鉄目黒駅から徒歩5分

フレッシュハーブが決め手の本格的なタイ料理『バンコクオリエンタル』

グリーンカレーは、サラダとデザートがついて1420円。

『バンコクオリエンタル』は平日1950円、土・日・祝2200円のランチブッフェが人気だが、単品のランチメニューも用意されている使い勝手のいいお店。セットメニューでもビュッフェでも、いちばん人気なのはグリーンカレーだ。香りのいいカレーソースの中には鶏肉やシャキシャキ食感のタケノコがたっぷり。赤パプリカとスイートバジルの葉が彩りを添えるカレーソースはピリッと辛く、ココナッツミルクのまろやかさは軽くアシストしている程度。辛いものを食べたぞ! という満足感が得られて、また食べたいと思わされる。

生のホーリーバジル。

本格的なタイの味を提供するために欠かせないと、店がこだわるのはフレッシュなハーブ類だ。バジルやレモングラス、こぶみかんの葉、唐辛子などを千葉や茨城で生産している農家から仕入れている。中にはタイ人が栽培している農家もあるとのこと。おかげで1年中、冷凍ではなく生のハーブを使っている。

『バンコクオリエンタル』店舗詳細

バンコクオリエンタル
住所:東京都目黒区下目黒1-3-1 シーダム目黒2F/営業時間:11:00~15:00LO(バイキングのみ14:30LO)・17:00~22:00LO(金・土・日は~22:30LO)/定休日:無/アクセス:JR・私鉄・地下鉄目黒駅から徒歩3分

季節の素材や野菜がたっぷりのランチは定食スタイル『aunt MIMI』

レモンクリームソースが爽やかなオムライス1100円。小さなデザートが付く。

『aunt MIMI(アントミミ)』という店名は、ジョン・レノンを育てた叔母のミミ・スミスにちなむ。店のオーナー姉妹は、ビートルズやジョン・レノンのファンだ。長くこの場所で店をやってきたが、2021年6月にリニューアル。間口が全開になるようにリノベーションをした。

店内に飾られたミミおばさんの絵。

メインに季節の素材を使ったランチは、以前からオムライスやコロッケが人気だが、メニューがよく入れ替わるため飽きることはない。漬物、小鉢2品、お味噌汁、ミニデザートまで付いた大満足な定食スタイルで提供され、野菜もたっぷり食べられるのがありがたい。

『aunt MIMI』店舗詳細

aunt MIMI(アントミミ)
住所:東京都品川区上大崎2-15-6 ノワールブラン1F/営業時間:11:00~15:00・17:00~22:00(土は12:00~22:00、 日・祝は 12:00~21:00)/定休日:月・不定/アクセス:JR・私鉄・地下鉄目黒駅から徒歩2分

新旧東西のデザインがなじむ空間で味わうラザニアランチ『Wellk』

Set-A1980円のメインにラザニアをチョイス。他にもリヨン風サラダ、季節のポタージュ、野菜入り惣菜風ケーキのケークサレなど選択肢がに迷ってしまう。

『Wellk(ウェルク)』があるのは目黒三田通り沿いの古いビルの2階だ。内装は、フランスのアンティーク、ドイツのデザイン家具に現代のステンレス製什器など、時代やルーツが異なるものが自然に組み合わせられている。

入り口のドアを開けてすぐ見える場所にあるドイツの古いランプ。

『wellk』ではスイーツメニューも人気だが、食事のメニューも1日中提供している。それぞれアラカルトでも楽しめるリヨン風サラダや自家製ミートソースを使ったラザニアをメインに、パンや飲み物を組み合わせたセットメニューがおすすめ。ラザニアは口の中でベシャメルソースとミートソースが交わる濃厚な仕上がりでボリュームもある。セットメニューのプチパンにはコクのある自家製のキャラメルソースが添えられていて、フランスっぽい。

『Wellk』店舗詳細

wellk(ウェルク)
住所:東京都目黒区三田2-5-11 吉田ビル2F/営業時間:11:30〜19:00LO(日は8:30〜15:00)/定休日:月・火/アクセス:JR・私鉄・地下鉄目黒駅から徒歩10分、JR・地下鉄恵比寿駅から徒歩10分

花がいっぱいの空間で癒やしのランチが食べられる『Cachette de meguro』

ランチメニューを載せるトレーの中にも花!

『Cachette de meguro(カシェット・ドゥ・メグロ)』は目黒駅から北東方向の住宅地にできた花屋兼カフェ。花とグリーンがたくさん置かれた店内は、Wi-Fi利用可能、ペット連れもOKという、利用客への幅広い配慮が感じられる。

“Cachette”とはフランス語で隠れ家。向かって左に首都高速2号目黒線がある目立たない場所に店がある。

花屋としても営業する店内は、フローリストとしても活躍する店主・佐々木愛さんの「身近に花のある生活を作りたい」という願いが込められて、花や植物がたくさん。ランチメニューはサンドイッチ、ハンバーグ、タコライスなどが提供されている。スイーツやハーブティーのラインナップが豊富で、空間とともに心身のリフレッシュにぴったりだ。

『Cachette de meguro』店舗詳細

Cachette de meguro(カシェット・ドゥ・メグロ)
住所:東京都品川区上大崎2-7-5 目黒TSビル/営業時間:10:00〜17:00/定休日:火・不定/アクセス:JR・私鉄・地下鉄目黒駅から徒歩10分

シェフのセンスが生きた創作オムライス『めぐろ三ツ星食堂』

オムライスは1400円~(サラダ付き。昼はサイズによって値段が変わる。夜は1700円)。

2001年オープンの路地裏の人気店。女性シェフが生み出すさまざまな創作オムライスの中でも、オープン翌年に誕生したお正油オムライスは人気ナンバーワン。マヨネーズと七味がかかった驚きの外見に、中身もビックリのナンプラー味の白い炒めご飯。この和×アジアンの融合というマッチングを考えたのはすごい。ランチでは、お正油オムライスは火・水・木・土曜に登場し、金曜はそれ以外のオムライスがラインアップする。

関根志保さんと、オムライス担当の清実さん、夫妻で調理。

『めぐろ三ツ星食堂』店舗詳細

めぐろ三ツ星食堂(めぐろみつぼししょくどう)
住所:東京都品川区上大崎3-4-6 瑛和目黒ビル1F/営業時間:11 :30~14:00(ご飯がなくなり次第終了)・18:00~ 21:00LO(水・土はランチのみ)/定休日:日・月・祝(詳細は店舗にお問い合わせください)/アクセス:JR・私鉄・地下鉄目黒駅から徒歩6分

手づかみで楽しむインドネシアの味『CABE 目黒店』

アヤムゴレン1210円。えびせんは別途有料。

「学生の頃、アルバイトで食べたインドネシア料理に感動して、すぐさま留学したんです」とは、『CABE(チャベ) 目黒店』オーナーの大平正樹さん。日本に戻り店を開いたのは2002年のことだった。フィンガーボールとともに運ばれてきたアヤムゴレンを味わうには、手づかみが楽しい。パリッと揚がったフライドチキンに、唐辛子とエビのエキスをたっぷり含んだソース、サンバル・トラシをつけてかじる。癖のある魚介の香りと強い辛さが食欲をそそり、ご飯がどんどん進む。

『CABE 目黒店』店舗詳細

CABE 目黒店(チャベ)
住所:東京都品川区上大崎3-5-4 第一田中ビル2F/営業時間:11:30~14:30・17:30~22:00
/定休日:日・祝/アクセス:JR・私鉄・地下鉄目黒駅から徒歩5 分

大食漢の胃袋つかむ昭和風味の一皿『ぺろり』

カツカレー1100円にトマトトッピング300円。皿を持つとずっしり重い。チーズカレー900円のファンも。

7人で満席となるカレースタンド。「スパイスの凝ったカレーより、昭和のカレーが好きで」と語るのは店主・秋本宏介さん。店でひいた挽き肉と大量のタマネギを炒め、鳥ガラスープで煮込んでできるカレーはそんなオーソドックスを好むスタイルゆえ。ドロリとして病みつきになる。客の9割が男性というのも腑に落ちる。この味、懐かしいけど、なかなか出合えないんだよな。

4坪の狭い店内で汗かいて食うのがうまい。

『ぺろり』店舗詳細

ぺろり
住所:東京都目黒区目黒3-1-2/営業時間:12:00~15:00・18:00~21:00(売り切れ次第終了)/定休日:月・木・金(日は昼のみ営業。臨休もあるため、公式Instagramを要確認)/アクセス:JR・私鉄・地下鉄目黒駅から徒歩14分

取材・文=野崎さおり、岸本好弘、松井一恵、高橋健太(teamまめ)、鈴木健太 撮影=野崎さおり、松岡誠、小野広幸、 オカダタカオ、井原淳一

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