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黄身を割ったら味が化けた 松屋「今治焼豚玉子飯」は予想以上の満足感

おたくま経済新聞

黄身を割ったら味が化けた 松屋「今治焼豚玉子飯」は予想以上の満足感

 松屋が7月29日に、新メニュー「今治焼豚玉子飯」を発売しました。

 愛媛県今治市発祥のご当地グルメで、市民のソウルフードだというこのメニュー。全国のB級グルメファンの間でも高い人気を誇るとのことで、早速食べに行って来ました。

【卵の下には肉がぎっしり】

■ 「今治焼豚玉子飯」が満を持しての全国デビュー

 「今治焼豚玉子飯」は、4月に愛媛県今治市に「松屋・松のや今治片山店」が出店したことを記念して一部店舗で先行販売され、注目を集めました。

 ご飯の上に香ばしい焼豚と半熟の目玉焼きをのせ、甘辛の特製タレをたっぷりかけて食べるという、字面だけでヨダレが出てくるメニューです。

 今回松屋では「今治焼豚玉子飯」(並盛880円/大盛り1480円)と「今治辛玉焼豚玉子飯」(並盛980円/大盛り1580円)の2種類を展開。

 筆者は「辛玉」の方をチョイスしました。新メニューのためか提供は少しゆっくり目で、5分強かかりました。

 しかし出てきたメニューは、卵をたっぷり2つも使った目玉焼きがインパクト大!黄身の色味がとても鮮やかで、見ただけでもう「これ絶対美味いやつ!」ってなるビジュアルをしています。

■ イメージビジュアルより焼き豚が少ない?いや、なんだこれ。めちゃくちゃ焼豚!!

 ただ、イメージビジュアルほど焼豚の量が少ないような……?イメージビジュアルだともっと白身から焼豚がはみ出していたような……?

 と思いながら白身をぺろんとめくってみれば、うわっ、なんだこれ。めちゃくちゃ焼豚!!

 白身の上からでは想像もできなかった量の焼豚が隠れていました。やりおる。タレと胡椒のよい香りにいてもたってもいられず、スプーンを手にとって早速食べていきます。

 本商品は厚くて大きい焼豚が数切れ入っているのではなく、薄くて小さい焼豚がたくさん入っている構成のため、スプーンでも非常にすくいやすいのが特徴的。そのため頬張りやすくて、食べやすいです。

 味の方は想像していたよりも淡白。タレの主張が意外と弱く、美味しいには美味しいですが、どこか素材の味の方が強い印象です。目玉焼きの白身も、淡白さに拍車をかけています。

 焼豚はほろほろ歯切れがよく、小さいながらに旨味も詰まっていて美味しいですが、やっぱりもう少しパンチが欲しい。辛さもそこまで強くなく、舌の奥の方で「あっ、ちょっと辛いかも?」となる程度。

 二口ほどそのまま食べ、次は黄身を割ってみることにします。

 黄身を割って食べてから、気が付きました。

 筆者はまだ本当の「今治焼豚玉子飯」を知らなかったのだと。

■ 黄身を絡めたらまったく別次元の美味しさに!

 焼豚の上に覆いかぶさっているのは、半熟の目玉焼き。ぷりぷりつやつやの黄身にスプーンの先を突き立てて割ると、とろっとした液状の黄身が丼の中へ流れ出ます。

 流れ出た黄身をしっかりご飯と焼豚に絡めて口へ運ぶと……なんだ、これ…うっっっまぁ!

 先ほど黄身を割らずに食べたときとはまったく別次元の美味しさが口の中に炸裂します。まろやかな黄身がタレと具材と混ざり合いうと、味は一気に濃厚でガツンとくるものに。

 味が淡白?そんなこと言ったのは誰ですか。許せませんね。

 黄身のまろやかさがタレと肉の旨味を引き上げるのか、黄身を割る前後で別物を食べているような心地がします。

 口当たりも滑らかになり、正直、周囲に人がいなければ、丼に口をつけて豪快にかきこみたいくらいです。

■ 最後まで肉たっぷりで食べごたえも抜群

 1点、黄身のまろやかさで「辛玉」の辛さがすっかり影をひそめたのは、少し寂しいような。辛さを楽しみたい人は黄身を割ったあと、少しずつ絡めるようにして食べるといいかもしれません。

 そしてメインの具材となる焼豚ですが、これがもう凄い。これでもかというほどたっぷり入っています。

 食べ始めから「気持ち肉多め」でスプーンにとっていても、最後までしっかり肉が残っているのです。なんて贅沢。最後の最後まで焼豚とご飯をバランスよく楽しむことができ、食べごたえも抜群でした。

 全国のB級グルメファンから高い評価を得ている「今治焼豚玉子飯」。見かけた際にはぜひ、試してみては。

(ヨシクラミク)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By YoshikuraMiku | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025072905.html

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