【東京・吉祥寺】A.K.Labo(エーケーラボ)で出会う、季節のケーキと静かなひととき
吉祥寺の静かな住宅街にひっそりと佇む「A.K.Labo(エーケーラボ)」は、フランス菓子の魅力がぎゅっと詰まった隠れ家的なパティスリー。ツタが絡む緑豊かな外観と、落ち着いたトーンで整えられた店内は、訪れる人に静かで心地よい時間をもたらしてくれます。週末のみの営業ながら、遠方から訪れるファンも多いこのお店で出会える、繊細で美しいスイーツをご紹介します。
まるでパリ。緑に包まれたおしゃれな外観
JR吉祥寺駅から徒歩約20分、「A.K.Labo」は、ツタに覆われた白い外観が目印のお店。パリの街角にあるパティスリーのような佇まいが魅力的です。店内に足を踏み入れると、焼き菓子やパンがディスプレイされた棚と、ケーキが並ぶショーケースが出迎えてくれます。
落ち着いた空間で、ゆっくりスイーツを楽しめる時間
お店の奥にはイートインスペースも。木とコンクリートのバランスが絶妙なインテリアに、ドライフラワーやアートがさりげなく飾られています。店内に差し込む光はやわらかく、時間がゆっくりと流れていて、とても居心地が良い空間です。
「A.K.Labo」は金・土・日の週末限定営業。だからこそ、訪れる日はちょっととした特別感に包まれます。その時々の旬のフルーツを使ったタルトや、素材にこだわったパンも並んでいて、訪れるたびに違う楽しみがあるのも魅力です。
季節の素材を活かした、美しくおいしいスイーツたち
「A.K.Labo」のケーキは、シンプルながらも品のある見た目と、丁寧に作られたことが伝わってくる味わいが魅力です。ショーケースに並ぶ美しいケーキを前にすると、どれを選ぶか自然と迷ってしまう、そんな楽しさがあります。
フレジエ・ピスターシュ ¥750(税込)
まず見た目に心を奪われたケーキ。艶のあるイチゴがたっぷり並び、うっすら黄緑色のクリームとの組み合わせが繊細でうっとり。一口食べるとふんわりと軽いピスタチオクリームの上品な甘さ、そこにイチゴの甘酸っぱさが混ざって……まさに“幸せのひと口”です。
ポン・ヌフ ¥420(税込)
フランスの橋の名を冠した小さな丸いパイ。トップには鮮やかなラズベリージャムが艶やかに塗られ、さらに、中にもフレッシュなラズベリーが隠れていて、ひと口ごとに甘酸っぱさが弾けます。ラズベリー好きにはたまらない一品です。
そば粉のカヌレ ¥350(税込)
ひと口かじった瞬間、外はカリッと香ばしく、中はもっちりなめらか。この食感のコントラストが絶妙で、カヌレ好きもうなる、完成度の高い逸品です。蒜山の「年月」さんが育てた蕎麦粉の風味がふわっと立ち上がって、そのあとからラム酒の香りがふんわりとやってきます。
合わせたアイスコーヒー(¥650)とも相性抜群で、甘みと苦みのバランスが絶妙で、静かな午後にぴったりの組み合わせです。
どのスイーツも、季節の移ろいを感じさせながら、素材本来の味を大切にした「A.K.Labo」ならではの逸品ばかり。丁寧に手作業で作られているからこその、温もりのある味わいがそこにはあります。
ちょっと疲れた日や、うれしいことがあった日。そんなとき、ふらっと立ち寄りたくなるのが「A.K.Labo」。繊細でありながら肩肘張らないスイーツたちと過ごすひとときが、きっと心をやわらかくしてくれるはずです。
吉祥寺の喧騒から少し離れたこの場所で、素敵な週末を過ごしてみては。
WRITER:manami
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【SHOP INFORMATION】
SHOP:A.K.Labo(エーケーラボ)
ADDRESS:東京都武蔵野市中町3-28-11
OPEN:11:00~18:00
CLOSE:月曜日、火曜日、水曜日、木曜日