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驚きに満ちた創作ベジランチ!「ベジタリアン食堂 福豆」(南城市)

OKITIVE

南城市の高台に、ひっそりと佇む小さなツリーハウスのようなお店「福豆」。訪れる者の食の概念を心地よく揺さぶる一皿を提供してくれます。 一見すると、素材の味を活かした穏やかなベジタリアン料理。しかし、一口食べ進めるごとに、その予想は良い意味で裏切られ、味覚の冒険が始まります。 「ベジタリアン料理は物足りない」という先入観を覆す力を持っている「ベジタリアン食堂 福豆」の一皿。皿の上に描かれる驚きと楽しさを味わってみてください。

亜熱帯の緑に囲まれた、ツリーハウスのような隠れ家

沖縄県南城市の静かな集落に佇む「ベジタリアン食堂 福豆」。亜熱帯の植物が生い茂る緑豊かな階段を降りていくと……

まるで物語の世界に迷い込んだかのような、特別な空間が待っています!

ツリーハウスを思わせる可愛らしい店内は、ガラスのモビールや小瓶に生けられた草花、手作りのオブジェなどがセンス良く飾られており、温かく居心地の良い雰囲気。 席数は、テーブル2席と、カウンター窓際のカウンターのみです。

窓から見える緑が、気持ちいいですよ!

タープが配置されたテラス席も。席数が少ないので予約必須です。

「味の探求」がテーマ!驚きに満ちたベジタリアンプレート

温かみのある木のプレートに、彩り豊かに盛り付けられたランチプレート。 一見すると素材を活かした穏やかな味わいに見えますが、一口食べ進めるごとに、その予想は心地よく裏切られ、味覚の冒険が始まります。 プレートの隅々に、隠されている味を発見してみてください!

「福豆」のメニューの根底にあるのは、店主の尽きない探求心。その日の食材と向き合いながら、常に驚きと楽しさを一皿に表現することを目指しているのだそう。

料理のコンセプトの核となるのは、スパイスとハーブ。 多種類のスパイスを複雑に使うというよりは、数種類を効果的に使い、塩、お酢、麹、果汁などを組み合わせることで、素材の味を引き出しながら、しっかりとした輪郭のある味付けを創り出しています。

特に多彩なのが「酸味」。 酸味が立ちすぎないよう絶妙にコントロールされつつ、レモン、梅、数種類のお酢などを使い分けて、決して単調にならない、奥行きのある味わいに組み立てられています。

季節や体調に応じた優しさに満ちたメニューも見事です。 例えば、体を温める作用のある玄米は、熱がこもりやすい夏の間は、消化にも負担が少ない五分づき米に変更されます。これは、厨房に立つ店主自身が、夏の暑さの中で玄米を食べ続けることの負担を実感した経験から生まれた、優しさに満ちたこだわりです。

「ベジタリアン食堂 福豆」の多彩な味わい

ここから、「ベジタリアン食堂 福豆」の多彩な味わいを少しご紹介しましょう。 メニューはその時によって変わりますが、驚きを感じていただけると思います。

豆腐とハーブのハンバーグ。見た目からは味の想像がつきにくいかも、と思うかもしれません。 口に入れると、まるでタイカレーやトムヤムクンを思わせるような、爽やかで鮮烈な香りが駆け巡ります。 味のベースはニンニクと粒マスタード。さらにバイマックル(こぶみかんの葉)、レモングラス、パクチーが練り込まれています。

優しい梅の香りをまとったナスの揚げ浸しの上には、ごま油と塩味を効かせたオクラのナムル。 はじめにオクラの香りと塩味が、後からナスのほのかな酸味が追いかけてくる味の変化が楽しめます。オクラ特有の食感も、良いアクセントになっています。

こちらは、新鮮なビーツをつかったサラダ。ドレッシングにもトマトとビーツが使われており、自然な酸味と甘みが凝縮されています。 スムージーのように飲めてしまうほど爽やかな口当たりの自家製ドレッシングです。

早摘みの青いマンゴー「月下マンゴー」を使った、インドの漬物「アチャール」のような一皿。 爽やかな酸味とマンゴー特有の香りが、バジルの風味と相まって口の中に広がります。後からほんのりとした甘みが顔を出す、複雑で魅力的な味わいです。

季節の県産フルーツを使った「ベジタリアン食堂 福豆」の優しい手作りスイーツ!

そのまま、デザートとドリンクもオーダーしちゃいました。季節のフルーツを使った手作りタルトはどれも絶品。

この時は、ライチのソイヨーグルトレアチーズタルトでした。沖縄県産の貴重なライチを贅沢に使った、出会えたら幸運なタルトです。 ザクザクとした食感のタルト生地は玄米粉で作られており、その塩気が上のクリームの甘さを引き立てます。

生クリームは使わず、豆腐や豆乳ホイップ、メープルシロップで仕上げたクリームは、コクがありながらも軽やか。 なにより、口に入れた瞬間に広がるライチの芳醇な香りで、まるで楊貴妃のような気分が味わえます。

ドリンクも季節の素材が活かされています。 訪問時にいただいたのは、パッションフルーツと梅ジャムのソーダ。 自家製の青梅ジャムが、パッションフルーツのトロピカルな酸味にまろやかな甘みを加え、完璧なバランスを生み出しています。 夏にこそ味わいたい、爽快感あふれる一杯です。

「ベジタリアン食堂 福豆」で創り出されているお料理は、どれも楽しい味わい。味の予想をしながら一口、また一口と食べ進める時間は、まさに至福のひとときです。 味覚の冒険を体験したい方は、事前の予約をおすすめします。予約はInstagramのDMから可能ですが、店主一人で切り盛りしているため、前日までに連絡するのが確実ですよ。 日常を忘れさせてくれるような、おいしくて楽しい発見が、あなたを待っています。ぜひ味わってみてくださいね。

ベジタリアン食堂 福豆住所

〒901-0619 沖縄県南城市玉城屋嘉部37−2

電話番号

070-5810-7325

営業時間

11:00-16:00(LO15:30/夏季15:00)

定休日

日曜日・月曜日・火曜日

駐車場

あり

クレジットカード・電子マネーの利用

不可(現金のみ)

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