松戸新田天満宮の御朱印!キュートなデザインで地域活性化【松戸市】
高齢化が進み、維持・管理が難しくなっている地域の神社を、地域全体で支えていくにはどうすればいいか…。
受け取る人の心を温かく包み込むようなかわいらしい御朱印たちが、解決の糸口になるかもしれません。
個性あふれるイラストをそのまま採用
住宅街にひっそりとたたずむ松戸新田天満宮。
地主の「松戸新田松栄会」が明治の頃から守ってきたこの神社で、9月9日からユニークな御朱印の頒布が始まりました。
木陰からちらりと顔をのぞかせる猫、秋を感じるブドウを飾りにあしらった英文字など、異なる魅力とかわいらしさを持つ4種類の御朱印。
その絵や文字はすべて、千葉県内4つの福祉施設の利用者が描いたもの。
福祉施設を原画パートナーに選んだのは、天満宮の向かいにあるアキハマ・ブレーンズ・コミュニティー代表取締役社長・高安京子さんの発案です。
プロジェクトに込められた思い
以前から障害者就労支援の手伝いをしていた高安さんは、「自分にできることは限られている」と無力さを感じていたそうです。
しかし、今回事業協定を結んだ施設の一つ「みらいず北小金」から、「利用者さんの中に絵を描ける人がたくさんいるので、絵を使って何か仕事ができれば」という話を聞き、自身の御朱印巡りの経験を基に、このプロジェクトが思い浮かんだといいます。
集まった原画に色を足し、形に仕上げる過程は同社のデザイナーたちが担当しました。
「原画の柔らかい印象と、利用者さんたちの独特の感性をどう生かすかを一番に考えた」とデザイナーの渡辺靖晃さん。
原画の魅力と描き手に寄り添うデザイナーたちの姿勢により、御朱印からは胸にじわりと広がるぬくもりが感じられます。
日本料理店とのコラボレーションも実現
御朱印は同社(松戸新田521)で平日午前9時30分〜午後5時に受け付けています。
全4種各500円で、なくなり次第デザイン変更予定。
また、八柱にある日本料理店「割烹しの田」(田中新田55-5)とのコラボレーションも実現。食事の際に御朱印を提示するとコーヒーサービスが受けられます(条件あり)。
「御朱印頒布を軸にして、地域全体を盛り上げていきたい」と高安さん。
御朱印代の10%は4つの福祉施設に支払われます。(取材・執筆/ハルヲ)
※問い合わせ
電話番号/047-712-1090
メール/info@akihama-net.com
株式会社アキハマ・ブレーンズ・コミュニティー
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