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駿河湾のお噺し

アットエス

2025年3月23日放送の「静岡市歴史めぐりまち噺し」。今日は、駿河湾のお噺しです。
語り:春風亭昇太

静岡市が臨む駿河湾は最も深い所で水深2,500 メートル。日本で一番深い湾です。

起伏に富んだ海底地形をもち、富士山や南アルプスから海へ注がれる山の恵みによって多くの海洋生物が育まれる駿河湾。

日本に生息する魚類およそ 2,300 種のうち、4割以上のおよそ1,000種が生息する豊かな生命の海です。

深海にはタカアシガニやシンカイザメなどの深海生物が住み、回遊しない根付きのアジや家康の好物だったとも言われるシロアマダイなど、貴重な魚も水揚げされます。

ここで水揚げされたサクラエビのことを、静岡県では「駿河湾の宝石」とも呼んでいます。

漁場が漁港から近い静岡の海では鮮度が落ちやすいしらすを瞬時に大量の氷で締め すぐに帰港して水揚げします。

獲れたてピチピチ、プリプリを生でも味わえるしらすも静岡市の前浜「しずまえ」を代表する鮮魚のひとつです。

日本平や三保海岸などから臨む景観は富士山とともに古くから愛され、和歌や浮世絵の題材にもなってきた駿河湾。

湾を一望できる久能山に眠る天下人、徳川家康も駿河湾の絶景を愛したとされています。

静岡市歴史めぐりまち噺し、今日のお噺しはこれにて。 <!-- tag:清水港周辺,食文化/area:静岡市駿河区,静岡市清水区 -->

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