万博も追い風?セレッソ大阪が急増中の外国人観戦客に緊急アンケート実施へ
2024年ホームゲームは1試合あたり約185人が外国人
J1セレッソ大阪が4月29日の町田戦、5月11日の横浜FM戦、5月24日の福岡戦(いずれもヨドコウ桜スタジアム)で外国籍観戦客を対象としたアンケートを実施する。
近年、訪日外国人観光客の増加に伴い、セレッソ大阪のホームゲームでもマフラータオルやユニフォームを身に着けた外国籍サポーターの姿が珍しくなくなった。
2024年J1リーグのホームゲーム19試合では、入場者の0.5~2%にあたる1試合あたり約185人の外国籍来場者があり、クラブとしても来場動機や観戦体験の実態把握を目的にアンケートを実施することになったという。
来場満足度向上とプロモーション戦略に活用
外国人に人気のある京都や奈良に近い大阪は、観光だけでなく宿泊拠点としてもインバウンドの需要が高く、2024年は推計1463万9000人が大阪府を訪れた。さらに今年4月13日に大阪・関西万博が開幕し、その勢いは加速している。
セレッソ大阪は、外国籍来場者がどのような公共交通機関を利用しているのか、試合観戦の前後にどのような観光地を訪れているのかなど、一連の消費者プロセスを分析し、スタジアム内での案内表示やスタッフ対応なども含めた来場満足度を向上したい考え。データを蓄積して今後、観光とスポーツ観戦を融合させたプロモーション戦略の立案にも活用する構えだ。
アンケートは主に英語で実施する必要があることから、関西外国語大学(大阪府枚方市)の学生に協力を依頼。試合前にチェック式アンケート、試合後にもコード読み取り式アンケートを実施し、回答者にはマフラータオル等を提供する。
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記事:SPAIA編集部