「シンク下」にじつは保存NGな“3つの食材”「たまに置いてた!」「湿気で傷むみたい…」
整理収納アドバイザーの三木ちなです。キッチンにはものが多く、収納をどう使うかがとても大事。しかし、場所によっては置かない方がいいものもあります。ここでは、“シンク下に置かない方がいいもの”をご紹介します。
シンク下は湿度が高い
キッチンのシンク下にある引き出しや棚などの収納は、比較的ゆとりがあります。ものをしまうのに最適な場所とも言えますが、湿気がこもりやすいデメリットも。
水道の配管が通っているため、つねにジメジメしやすいんです。そのため、湿度の影響を受けるものをしまうのには向いていません。湿気によって劣化したり、傷んだりする恐れがあります。
シンク下に置かない方がいい「NGな食材」
NGその1.お米
お米は湿気に弱く、シンク下で保管すると水分量が増えてカビが発生する恐れがあります。また、臭いも移りやすいため、シンク下独特のジメジメ臭を吸い込んでしまうことも……。
湿度の高い環境は、厄介な虫の発生リスクも高まりますので、保管場所として使用するのは避けましょう。
NGその2.調味料
調味料は全般、湿気に弱いものが多いです。塩が固まって岩のようになることがありますが、これも高湿な環境によるもの。湿気を吸い込むと表面が溶けて、塩どうしが結びついて固まってしまうのです。
このほか、スパイス類などの粉末調味料や顆粒ダシも、湿気ると固まります。ただしい保存方法は調味料によって異なりますので、今一度確認してみましょう。
NGその3.乾物
常温で保存できる乾物ですが、じつは湿気が苦手。湿度の高い場所に置くと、水分を吸収して傷みやすくなり、風味も落ちます。
乾物のほか、開封済みの食料品の保存も要注意。お菓子など湿気やすいものはもちろん、粉ものもダニが発生しやすいため、シンク下の保管は避けた方が無難です。
シンク下は食料品の保存に向かない
湿度によって風味が変わったり変質したりする食料品については、シンク下を保管場所として使うことはおすすめできません。
缶詰のようなきっちり密閉されている食品であっても、湿気は大敵。缶にサビが発生するのを避けるため、できるだけ湿度が低く温度変化が少ない場所で保存すると安心です。
シンク下の収納を使う際は、湿度変化の影響を受けないものの置き場所として活用しましょう。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア