24年ぶりに復活!「大宮公園舟遊池」|さいたま市大宮区
今回は24年ぶりに貸しボート事業が復活した「大宮公園舟遊池」を紹介します。大宮公園内にできた新しい観光スポットでは、日常からかけ離れた景色を楽しむことができます
大宮公園内の舟遊池でボートを楽しめます!
大宮公園舟遊池は大宮公園内にあり、東武アーバンパークライン大宮公園駅から歩いて10分ほどの場所にあります。舟遊池は「しゅうゆういけ」と読みます。今回初めて知った方は他の方へぜひ教えてあげてください。
貸しボートは1回30分、700円で利用可能。この日はオープン記念価格として200円引きの500円だったのでお得に楽しめました。
通常は10時から18時が営業時間ですが、夏の間は暑熱対策により15時から日没までの営業となりますので注意してください。
現在は貸しボートのみの営業となっていますが、今後はカフェやコワーキングスペースが併設される予定で、10月中のオープンをめざしているそうです。
ホームページのイメージ画像をみると、池をながめながらカフェを楽しめるようなので、オープンしたらまた行ってみたいと思います。
池のまわりはランニングコースになっていて、多くの人でにぎわっていました。
にぎわいを取り戻すため、貸しボート事業が復活!
舟遊池は90年前の1934年、昭和9年に完成。同時にボートの貸出もおこなわれました。「ボート池」の愛称で親しまれ、完成当時は多くの方がボートを楽しんでいました。
しかし、利用者が年々減少し、2000年に貸しボート事業が終了。その後池の維持管理はされていたものの、水質はどんどん悪くなり貸しボートが戻ってくることはありませんでした。
そんな中、2022年に水質改善、生物の生息環境改善、そして池周辺の新たなにぎわいを創出するために舟遊池のかいぼりがおこなわれました。
かいぼりとは、池の水を抜くことによって溜まった泥を出し、護岸の補修や池底を天日干しする池の維持管理のこと。外来種の駆除など生物の環境を改善します。
2011年に一度かいぼりをおこなっており、今回で2度目となります。多くのボランティアによって池の水質は改善され、澄んだきれいな池が戻り、2024年7月にボート事業が復活を果たしました。
安全対策もばっちり!
ボートは安全対策もばっちりです。受付ではていねいな説明があり、ライフジャケットを無料で貸し出しています。ボートにはうきわもあります。かつてボートがひっくり返ってしまった人もいたようなので、身を守るグッズがあるのは心強いですね。
万が一桟橋まで戻れなくなってしまっても大丈夫。受付時に緊急ブザーと案内ベルがわたされます。緊急時には緊急ベルを押して助けを求めることができます。気軽に押しちゃって大丈夫と一声いただけたので、とても心強いと感じました。
案内ベルは利用時間がすぎた際に鳴ります。
オールは手をはなしても問題ないように、ボートから離れなくなっています。実際にのってみて感じましたが、意外と体力を使います。30分という短い時間ですがかなりつかれますので、こういった配慮はうれしいです。
日常では楽しめない景色が広がっています!
実際に貸しボートにのってみました。いままで何度も大宮公園へ遊びに来て、ある程度の景色はみてきましたが、新たな一面をみることができました。立派な木々を池からながめることで違った角度から大宮公園を楽しめました。
残暑厳しい9月でしたが、水の上は陸に比べ体感温度は低く、風が吹くととても涼しかったです。オールをこぐのが難しいのかなと思っていたのですが、店員の方がていねいに教えてくださるので、初めてであっても十分以上に楽しむことができます。
ボートの数も制限され、ぶつかったりする心配もなく安心できました。
桟橋にはソファとパラソルが設置され、カフェがオープンすれば、コーヒー片手にこんな景色を楽しめるかもしれません。
ここまで24年ぶりに復活した大宮公園舟遊池を紹介しました。さまざまなことをのりこえオープンした大宮公園の新たな観光スポットでは、非日常を楽しむことができました。
ぜひ訪ねてみてください。
大宮公園舟遊池
住所:埼玉県さいたま市大宮区高鼻町4丁目136
アクセス:東武アーバンパークライン「大宮公園駅」徒歩約10分
TEL:048-783-3669
営業時間:10:00-18:00(通常)/ 15:00-日没まで(時短)
利用料金:500円(オープン記念価格)