Yahoo! JAPAN

おいしいグルメとお酒で盛り上がる【愛知・知多半島】2024年オープンの複合施設「伊東合資」と周辺スポット

日刊KELLY

グルメ・ショッピング・観光…。暖かくなり“おでかけ欲”が高まっている人も多いはず!最近では、感度高めの新スポットが続々と誕生しています。

今回紹介するのは、おいしいグルメとお酒で盛り上がる愛知県知多半島。2024年1月にオープンした老舗酒造の複合施設「伊東合資」を中心に、周辺のスポットもご紹介します。

復興した酒蔵から、食の王国・知多を盛り上げる「伊東合資」

212年続いた歴史に一度幕を閉じた酒蔵を、9代目の伊東優さんが2021年に再興。「かつては蔵の庭に子どもたちの笑い声があふれ、地域に根ざした存在だった酒蔵の風景を復活させたい。食の恵みが豊かで醸造も盛んな知多半島の魅力を、国内外に発信したい」と、新たに酒蔵内にカフェ・ ビストロやレストラン、ショップをオープンしました。

酒蔵を復活させ、2024年1月に複合施設もオープンさせた9代目の伊東 優さん

明治時代の本蔵の様子

補強材が加えられていますが、ほぼ変わらぬ姿で残っています

【歴史&誕生秘話】
1788年に創業し、「敷嶋」という銘柄で知られ、 中部地方最大級規模の酒蔵でしたが、清酒需要減少の影響もあり2000年に廃業。9代目の伊東さんは、祖父の死をきっかけに、一度は手放した建物を買い戻し、脱サラして酒蔵の復興を決意しました。伊東さん自身も酒蔵に立ち、“食事の時間”の価値を高めるお酒造りに打ち込んでいます。

「にじみ」の前には、里山をイメージした「酒蔵の庭」やよろい壁の建物が広がっています

2024年1月と7月には約60店が出店するマルシェも開催。さらに酒蔵ツアーを行うなど、新たな挑戦は始まっています。後に、「酒蔵の庭」やデッキで楽しめる、テイクアウトメニューも充実させる予定だそう!

店内はカウンター6席。知多半島の伝統料理の技法も積極的に取り入れています

「伊東合資」内にある「Restaurant gnaw」では、南知多で無農薬・不耕起栽培された力強い野菜や、一本釣り漁師が釣り上げた魚、3年かけて酒粕やしょうゆ粕を食べて育った半田の小栗和牛など、知多半島の食材のみを使った料理を提供しています。

味噌や塩、発酵ドリンクも全て自家製。知多のリアルな旬が詰まったコースを、ぜひ堪能してみてください!

明治時代に建てられた蔵の外装や内装は、極力そのまま大切に使用

Restaurant gnaw(レストラン ノー)

問い合わせ
0569-84-4350(完全予約制)
時間
18:30〜
(開場は18:15、コース時間は約3時間〜3時間半)
定休日
日・月曜定休

レトロなタイルが面影を残す、約60年前の酒の絞り場をリノベした店内

知多半島の豊かな食材を生かし「gnaw」が監修した料理と、自慢の日本酒や自家製モクテルとのペアリングが堪能できるカフェ・ビストロ「Sake Cafe にじみ」

「敷嶋」の各銘柄に合った前菜が味わえる「ペアリング前菜」(1320円)は、モクテルも選べます
※前菜、日本酒の内容は時季によって異なります

前菜+飲み物3種類がセットになった「ペアリング前菜」に加え、メインが選べるランチの他、カフェメニューも充実!さらに、ディナーコース(3日前までの要予約)も新登場しました。

「スフレショコラのもなかと、 抹茶アイス」と「宮ザキ園の抹茶入り玄米茶」のセット(1200円)は、甘味に日本酒を合わせるのもおすすめだそう

Sake Cafe にじみ

問い合わせ
0569-29-3292
時間
11:00〜21:00(ランチは〜14:00、
カフェのLOは16:00、ディナーは17:00〜)
※ディナーは予約限定
定休日
月曜定休

かつては銀行で、旧事務所として使われていた場所を、そのまま店舗として利用

「蔵の店 かめくち」では、「敷嶋」の各銘柄をはじめ、酒造りから派生した味噌やしょうゆ、たまりなどの醸造調味料、お米やお茶、雑貨など、「酒蔵がある街でよかった」をテーマにしたアイテムを取りそろえています。

「にじみ」で味わいおいしかった日本酒を、「蔵の店 かめくち」で購入できるのもうれしいポイント◎

「酒粕で漬け込んだチーズと生ハム」など角打ちのおつまみもそろえ、1杯300円から試飲もできる他、夜の角打ちも営業も!

アクセサリーブランドを展開する伊東さんの奥さんが手がけた、酒米のイヤリングなども並びます

蔵の店 かめくち

問い合わせ
0569-29-1126
時間
10:00〜21:00(LOは20:00)
定休日
月曜定休

伊東合資

場所
愛知県半田市亀崎町9-111
駐車場
32台(共同)
公式サイト
plum609565.studio.site

次のページ…
伊勢湾を眺めながら知多の食材が楽しめる「LA COCINA」

「伊東合資」から車で約30分

伊勢湾を眺めながら知多の食材が楽しめる「LA COCINA」

店内からも海に浮かぶ船や飛行機、夕焼けなど、移りゆく絶景が楽しめます

名古屋で17年間バルを営んだオーナーシェフが、海が目の前に広がるこの場所に惚れ込み、2023年11月、知多半島にお店をオープンしました。

スープ・前菜の盛り合わせ・自家製パン・2種類から選べるパスタが味わえるランチ(1980円)

ランチには、+440円で自家製デザートがプラスできます。海を望むテラス席で楽しんで♪

「知多は食材の宝庫」と話すとおり、地元市場で仕入れた新鮮な魚介や無農薬野菜などを生かした地中海料理が堪能できます。ディナーなら、タパス盛り合わせがおすすめ!

海や空に映える白い建物が目印

LA COCINA(ラ コシーナ)

問い合わせ
0569-84-6244
場所
愛知県知多市大草大瀬80-1
時間
11:30〜14:30、18:00〜22:00

「伊東合資」から車で約40分

リニューアルして、さらに楽しく学べる「MIZKAN MUSEUM(MIM)」

運河沿いの黒塀の景観を伝える外観

ミツカンの体験型博物館「MIM」が、2024年3月にリニューアル!ミツカンにまつわるARコレクションをゲットし、「味ぽん®」に抱きつく写真が撮れたり、捨てられそうな食材から未来の食べものを作る体験ができたりと、見て触って、より楽しく学べる施設にパワーアップしました。

捨てられる食材に、叩く・こねるなどのアクションを加え、未来の食べものを作る「そうぞうファクトリー」が新登場!

「大地の蔵」には、アバターを通じて酢作りが体験できるコーナーも

「時の蔵」では、半田から江戸まで弁才船に乗って酢を運ぶ航海を体感できます

MIZKAN MUSEUM(MIM)(ミツカンミュージアム(ミム))

問い合わせ
0569-24-5111
場所
愛知県半田市中村町2-6
時間
9:30〜17:00

「伊東合資」から車で約30分

卵農家が運営するベーカリー「にわのパン」

卵白を加えてモチモチに仕上げた「にわのパン」(280円)や「たまご農家のぜいたくサンド」(480円)などが大人気♡

2023年6月、卵農家が運営する「ココテラスの丘」に、取れたて卵の直売所やレストランに続いてベーカリーが誕生しました。

生地が渦を巻くように作られた、食感が楽しい「ぐるぐるクロワッサン」(280円)

店内にはお米を混ぜるなど、エサからこだわった鶏の卵を惜しみなく使用したパンが、20種類以上並びます。2階にはイートインスペースもあり、伊勢湾や知多半島の風景を一望しながらパンを楽しむことができます。

階段には、「卵」と「クリームパン」の形をした花のロゴマークが♪

にわのパン

問い合わせ
0569-77-3971
場所
愛知県常滑市大谷芦狭間250-1
時間
10:00〜17:00(売切次第終了)

「伊東合資」から車で約20分

「石田珈琲焙煎所」でそっと寄り添ってくれるコーヒーを。

ベリーやナッツが練り込まれた「カッサータ」(600円)は一番人気。「ホンジュラス」(600円)と共に味わうのがおすすめ

仕事終わりや食後などのリラックスタイムにぴったりな“日常使いできるコーヒー”を届けたいと、バランスの良さや飲みやすさを大切にし、焙煎した豆をそろえるスペシャルティコーヒーショップ「石田珈琲焙煎所」

店主はコーヒー好きが高じて、焙煎を約3年かけて学び独し、2023年4月にこのお店をオープンしました。

濃厚で舌触りのいい「チョコテリーヌ」(550円)には、「西尾の抹茶ラテ」(550円)をセレクト

店内では、そんなコーヒーとパティシエが手がけるスイーツが味わえます。店主は、師崎街道や古い城跡などが残る街の雰囲気が好きで、この場所を選びました。ガレージをリノベーションしており、東浦町らしくカリモクのソファやイームズのチェアなどが店内を彩り、落ち着いた時間が過ごせます。22時までの営業で、クラフトビールもあるので、夜カフェとしても人気。

石田珈琲焙煎所

場所
愛知県知多郡東浦町緒川屋敷弐区63
時間
9:00〜22:00※土・日曜、祝日は8:00〜
定休日
水・木曜定休

「伊東合資」から車で約10分

知多酒の文化を体感できる「國盛 酒の文化館」

実際に酒造りが行われてきた黒塗りの重厚な酒蔵を、1985年「酒の文化館」に

200年以上の歴史を誇る、酒蔵の建物を生かした日本酒の博物館。酒造りの道具や資料が展示され、当時の職人技や知多のお酒にまつわる歴史や文化に触れることができます。

酒造りに使われていた数々の道具が展示されています

「きき酒コーナー」では、おすすめのお酒が試飲でき、ショップでは日本酒だけでなく梅酒や甘酒も購入可能。

國盛 酒の文化館

問い合わせ
0569-23-1499
場所
愛知県半田市東本町2-24
時間
10:00〜16:00(最終入館は15:30)
※予約優先

おすすめの記事

新着記事

  1. 名古屋港ナイトボートシーバス釣行で60cm級筆頭に本命連発劇を堪能【ブルーヘイズ】

    TSURINEWS
  2. イギリス映画&TV界で労働者階級出身者の割合が最低水準に

    海外ドラマNAVI
  3. 【ダルバート行脚】エスニック激戦区の少し入りづらい店 / 豊富なランチメニュー&発酵タケノコカレーが優しい大久保「ソルマリ」

    ロケットニュース24
  4. 犬にとって『首輪』と『ハーネス』どちらが安全?各々のメリットや注意点まで

    わんちゃんホンポ
  5. “シティド” がクールにリニューアル! 北野坂に移転した『THE CITY DONUTS AND COFFEE』へ行ってきました 神戸市

    Kiss PRESS
  6. 思わずクスッと笑っちゃう『猫のおもしろ行動』4つ 猫との暮らしは笑いでいっぱい?

    ねこちゃんホンポ
  7. エマ・ストーン、大胆カットアウトドレスでカンヌのレッドカーペットに登場「クールで新鮮!」「素晴らしい色」

    Techinsight
  8. 女子鉄アナ久野知美さん、元名物鉄道広報マン福原稔浩さんと行く 京都発 嵐電・嵯峨野トロッコ貸切ツアー MKトラベル企画

    鉄道チャンネル
  9. ReoNa、5周年記念全国ツアー『ハロー、アンハッピー』が開幕 台北・香港・上海をめぐる初アジアツアー開催も発表

    SPICE
  10. 犬を置いて仕事に行こうとしたら…まさかの『ドアストッパー化』する姿と"意外な結末"に爆笑「小さな抵抗可愛すぎw」「会社休むわ」

    わんちゃんホンポ