水道工事で漏水事故 市職員が弁を閉め忘れ 一時550世帯濁水 名張市
9月17日午前10時30分ごろ、三重県名張市桔梗が丘5番町の水道工事現場で漏水事故が発生。周辺で一時濁水が発生した。原因は、工事の前に閉めるべき弁を市職員が閉め忘れていたヒューマンエラーだった。
市上下水道部水道工務室によると、事故が発生したのは市道で行われていた上水道管の更新工事で、直径200ミリの管から漏水。約30分後に管の復旧作業は完了したが、同5番町と同市桔梗が丘南の一部計約550世帯で濁水が発生した。
現場は前年度の更新工事の続きの部分で、業者が今年度の工事を始めるために管の継ぎ手を外したところ、水が噴き出した。同室の担当者は「前年度の工事が完了した時に閉めておくべき弁が、閉めたつもりが開いていた。今後は作業前に市と業者の双方で再確認を行いたい」と話した。
濁水は、同日午後4時ごろまでに解消されたという。市が周辺2か所に配置した給水車に住民が給水に訪れた件数は、同5時までに約15件だった。
※2024年9月17日午後7時15分更新