Yahoo! JAPAN

仏向町の山本将大さん 「ダウン症は個性の一つ」 バンド活動で地域活性化〈横浜市保土ケ谷区〉

タウンニュース

ライブは盛り上がりを見せた

仏向町在住の山本将大さん(18)らによる4人組バンド「BeatFactory」が3月14日、西区の障害者支援施設「生活創造空間にし」でライブを行った。山本さんはダウン症のドラマーとして活動。母の圭子さんは「ダウン症は息子の個性でもある。音楽で皆さんに元気を届けたい」と話す。

同バンドは山本さん、圭子さん、清水高弘さん=坂本町在住=、岡添正子さん=神奈川区在住=で編成。小学6年生からドラムを習い、「バンドを作りたい」という山本さんの要望に応えようと、圭子さんが音楽仲間の清水さんと岡添さんを勧誘して昨年結成した。これまでに同施設のほか、山本さんの母校・市立仏向小学校などでライブを開催し、地域活性化を促してきた。

14日のライブでは、「勇気100%」「すきすきソング」「おどるポンポコリン」などのアニメソングを中心に披露。音楽大学出身の圭子さんのきれいな歌声をはじめ、山本さんたちによる楽器の力強い音色が会場に響き渡った。観客からは「歌と楽器のハーモニーが絶妙で良かった」などの感想が聞かれた。

反復練習あるのみ

圭子さんによると、山本さんの知的レベルは5歳児と同等だといい、楽譜が読めない。そのため、習得したい曲を繰り返し聴いて体で覚えるという。圭子さんは「息子はダウン症をハンディキャップだと思っていないはず。純粋に音楽を楽しみ、努力を努力だと思わない姿勢が成長につながる」と語る。

この春、瀬谷区の県立三ツ境支援学校を卒業し、4月から軽作業の仕事に就く。山本さんは「社会人になってもドラムの練習を続けて、いつでもライブを開催できるように準備したい」と意気込み、障害のある人に元気を届けたいと話す。

ドラマーとしてバンドを支える山本さん

【関連記事】

おすすめの記事

新着記事

  1. 東京の安宿街にある激狭のホテル(1泊3900円)が快適だった! 自室で漫画読み放題が楽しめるなんて最高ッ!!

    ロケットニュース24
  2. がん・血管病・認知症防ごう 京大名誉教授講演 26日に名張で

    伊賀タウン情報YOU
  3. ベネディクト・カンバーバッチ主演・製作『エリック』本予告が解禁!

    海外ドラマNAVI
  4. 「コタツ記事の報酬」を現役ライターが暴露 / 具体的月収と「1本いくら」という働き方、“インセンティブ” という名のボーナス

    ロケットニュース24
  5. 声の高さ、話す速さ、滑舌でもう悩まない。ビジネスに効果のある「声の出し方」が身につく方法

    新しい働き方メディア I am
  6. 15年ぶりに新作が出たゲームを発売初日にプレイしてみた / ダイビングゲーム『FOREVER BLUE LUMINOUS』

    ロケットニュース24
  7. そうめん、中華麺、そば、うどんが大集合、駒沢公園で「The 乾麺グランプリ」開催

    タイムアウト東京
  8. 東京、ゴールデンウィークにするべき20のこと

    タイムアウト東京
  9. 【滋賀みやげに】手のひらの上の琵琶湖♪ころんとかわいいフィナンシェ誕生

    PrettyOnline
  10. 初めてミスドのドーナツじゃないメニューを食べた結果 → 異世界を垣間見た

    ロケットニュース24