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鮎川陽子が「創悦」のレザーコレクションでランウェイ 「ファッションカンタータ」が京都で開催

セブツー

今年で30回目を迎えた「ファッションカンタータ」が6月15日に京都の京都劇場で開催された。「ファッションカンタータ」は、ファッションカンタータ開催委員会、京都商工会議所が主催するファッションイベントで、日本の伝統的な和装文化と洋装文化を京都から発信することをコンセプトにしている。

1992年にスタートした「ファッションカンタータ」は、第1回は太地喜和子らが出演し、これまでに鷲尾いさ子や浅野ゆうこ、吉川ひなの、ともさかりえらが出演している。今回の記念すべき30回目には吉岡里帆、松村沙友里、鮎川陽子らがゲストとして参加した。

「ファッションカンタータ」は和装だけではなく、洋装ブランドも参加しており、第7回には「ジョン・ガリアーノ(John Galliano)」が参加。その後も「ミラ・ショーン(mila schon)」や「アニエスべー(agnès b.)」「ソニア・リキエル(Sonia Rykiel)」「シャネル(CHANEL)」など、錚々たるブランドが参加している。

今回、洋装ブランドとして参加したのがレザーブランドの「創悦」だ。「創悦」は植物性タンニンで鞣された牛革を主に使用し、ナチュラルレザーのバッグや小物などを展開している。2018年1月には中国の上海で、6月にはイタリアのフィレンツェで展示会を開催し、日本の伝統文化とともにジャパンレザーの魅力を海外に発信してきた。

「創悦」は今回のショーで、スポーツコレクション、ウェアラブル(未来)コレクションと名付けられたレザーのアートピースを20ルック披露した。ショーのフィナーレでは、「創悦」のオールレザーのケープを着用した鮎川陽子が登場、2台のロボットからバッグを受け取ると圧巻の存在感を示した。

鮎川陽子はロックバンドの「シーナ&ザ・ロケッツ」の鮎川誠とシーナを両親にもち、若いころからライダースやレザーパンツなどのレザーファッションに親しんできた。「両親の影響で小さい頃から革ジャンの中で育ちました。革の匂いや革ジャンを着るとウキウキするので大好きですし、魅力だと思います。 このような形でレザーファッションを着れてとても嬉しいです」と、今回のショーへの思いを語った。

鮎川陽子はモデルだけではなく画家としても活躍しており、日本各地でエキシビジョンを開催している。今回の「創悦」のフューチャリスティックなコレクションをまとった印象を聞かれ、「私はアートもやっているのでアート的な格好良さもある洋服だと思います。着物に着想を得て、それが未来を象徴したデザインになっていて本当に格好良い洋服だと思いました」と語った。

今回の「ファッションカンタータ」は中野裕之が演出を担当し、吉岡里帆、松村沙友理、鮎川陽子の他に田村幸士、天瀬はつひが出演した。また、ハーモニカの山下怜、歌手で作曲家の藤澤ノリマサ、ハンドパンアーティストの馬暴、アコーディオンの生駒祐子とコントラバスの清水恒輔からなるユニットのmama!milkがそれぞれの音楽を披露した。

会場となった京都劇場は、2400席が満席となり大盛況のうちに終幕した。

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