神奈川県銘菓 セ・ラ・セゾン!が最優秀賞に 津久井きなこのダックワーズ
第31回神奈川県菓子コンクールで矢部の洋菓子店「セ・ラ・セゾン!」(清水康生代表)の「津久井きなこのダックワーズ」が最優秀賞に選ばれた。
「地元の食文化を全国に発信したい」。2000年11月に創業して以来、清水代表は全国の農家直送の旬の果実を使った菓子を作ってきた。同時に地元食材を全国に発信したいと模索。相模原地域で古くから栽培されてきた伝統食材「津久井在来大豆」の存在を知り、その力強い香り、味を生かせる焼き菓子「津久井きなこのダックワーズ」を生み出した。津久井在来大豆をふんだんに使ったメレンゲを用いた焼き菓子で、開発から20年、今では店の人気ナンバー1商品だという。
最優秀賞に選ばれたことを受け、清水代表は「相模原はもちろん、神奈川の文化をお菓子に乗せて発信し、地域の誇れる店になりたい」と話した。
同コンクールは2年に1度開催しているもので、今回は34品の応募があった。受賞作品は次の通り。
【一般名菓の部】▽最優秀賞/津久井きなこのダックワーズ((有)セ・ラ・セゾン/相模原市中央区)▽優秀賞/鎌倉茶々の抹茶っ茶プリンプレミアムセット((株)潮田商事/鎌倉市)・蒸し棹菓子御幸の浜((株)すずしん/小田原市)▽技術賞/小田原レモン生わらび餅((有)成和/小田原市)。【観光みやげ品の部】▽船もなか(こしあん)((株)香炉庵/横浜市中区)▽優秀賞/ざまSUNたると((有)ポエム/座間市)▽技術賞/湘南ゴールド小粒月餅(龍門商事(株)/横浜市中区)。
また、「津久井きなこのダックワーズ」「船もなか(こしあん)」「鎌倉茶々の抹茶っ茶プリンプレミアムセット」「蒸し棹菓子御幸の浜」「ざまSUNたると」の5品が、新たに神奈川県銘菓に指定された。表彰式のレポートは県銘菓共励会のホームページから見ることができる。