映画さながらの美しい作画で描かれる凛太郎と薫子の出会い──2025年夏アニメ『薫る花は凛と咲く』第1話「凛太郎と薫子」を振り返ろう! 次回の注目ポイントもご紹介!
2025年7月より放送が始まったTVアニメ『薫る花は凛と咲く』。原作は三香見サカ先生による漫画『薫る花は凛と咲く』で、週刊少年マガジンの公式アプリ「マガジンポケット」で現在も連載中の人気作品です。
底辺男子校と呼ばれる千鳥高校に通う紬凛太郎と、隣に建つお嬢様校・桔梗女子に通う和栗薫子が、凛太郎の実家のケーキ屋で出会い、心を通わせていく学園青春物語です。
7月5日には第1話「凛太郎と薫子」が放送されました。ファン待望のアニメ第1話にSNSでは多くの感想が寄せられています。
本稿ではそんな本話を振り返り! SNSの反応などに触れながら内容を振り返っていきましょう。さらに、第2話の注目ポイントもお届けします!
※本稿にはネタバレ要素が含まれます。
【写真】夏アニメ『薫る花は凛と咲く』第1話「凛太郎と薫子」振り返り
凛太郎と薫子の出会いに心が浄化された!
ついに始まった『薫る花は凛と咲く』。SNSには、凛太郎と薫子の出会いに「心が浄化された!」という声が多数寄せられています。
金髪ピアスの凛太郎は原作よりも厳つい印象が強く、さらに終始仏頂面だったため確かに初対面だと怖いと思ってしまうかも、と感じました。しかし、薫子と出会ってからは笑顔を見せたり、悩んだ顔をしたり、赤面したりと年頃の高校生らしい反応が。アニメーションの効果もあって原作よりも生き生きしているように感じられましたね。
細かい描写ですが、薫子が凛太郎にケーキをご馳走しようとするシーンで、凛太郎が自分のケーキを薫子に譲る際、薫子の前にフォークが来るように回して差し出していたところに彼の優しさや育ちの良さが出ていたように感じられます。
また、不良から薫子を庇ったシーンは、覆いかぶさるように守っていて格好良かったです。その後、凛太郎を手当てするシーンでは、2人の身長差がわかりやすく、血を拭くために凛太郎を屈ませる薫子にキュンとしました。屈んでもらわないと額に手が届かないくらいの身長差、たまりませんね。身長だけでなく、人柄も、置かれている環境も、様々なことが違う2人のこれからが楽しみです。
SNSには「1話目からきゅんきゅんきゅんでやばかった~~!」「あったかい気持ちになるアニメだった~次回が楽しみ」「こんな王道恋愛もの最近あんまりないから嬉しい!心が浄化されたよ…」「原作の空気感を大切にしてくれてて嬉しかった」などの感想が寄せられています。
Clover Worksの美しい作画に感動!
ストーリーだけではなくClover Worksによる美しい作画も視聴者の心を癒してくれているよう。本作の魅力である温かみのある世界観が丁寧なタッチで描かれていましたね。
キャラクターだけではなく、背景や風景も美しくリアリティが感じられ、まるで彼らが実在して本当に生活を送っているようでした。視聴者からも「安定のCloverWorksクオリティだった」「原作ファンなのでこの完成度嬉しい~」「作画綺麗すぎて映画みたいだった」との声が。
また、台詞や音による演出にもこだわりを感じる点が多数。例えば、物語は桔梗女子の生徒による「春に」の合唱をバックに始まりましたが、台詞や説明がなくとも美しい斉唱だけで桔梗女子がどれだけ格式高いお嬢様学校かがわかるようになっていましたね。
一方の千鳥高校は、原作にはなかった生徒同士の何気ない会話が追加されており、ガヤガヤと賑やかな印象を受けます。桔梗女子との対比で、庶民的な学校であることが感じられ、歴然とした校風の違いが明らかに。アニメならではの音響効果が面白かったです。
動く薫子が可愛すぎる!
SNSには様々な感想が寄せられていますが、一番多いのは「薫子が可愛かった!」というコメント。原作ファンもアニメで楽しんでいる方も、多くの視聴者が薫子の可愛さに胸を打たれているようです。
凛太郎に向ける笑顔、見つめられて真っ赤になる姿、幸せそうにケーキを食べるところなど、さすがヒロインというべき可愛さでした。しかしながら可愛いだけではないのが薫子の魅力。不良相手にもはっきり意見を言うシーンはとても凛々しく、そのまなざしは不安げなところがありながらも強い意志が感じられます。
あまり表情の変わらない凛太郎に対して、コロコロ表情の変わる薫子はまさに作品の花。来週以降も可愛い薫子を見るのが楽しみです。
OPテーマ&EDテーマにも反響多数!
初回放送ではOPテーマとEDテーマにも視聴者は注目! キタニタツヤさんによる「まなざしは光」に彩られたOPアニメーションでは凛太郎目線の薫子がとんでもなく可愛く描かれていましたね。あんな可愛い表情を向けられては好きにならずにいられません。可愛い薫子を見つめる凛太郎のまなざしも、きっと光のように温かく優しいことでしょう。ファンからは「キタニタツヤと青春の相性良すぎる」との声も。
一方、汐れいらさんによるEDテーマ「ハレの日に」では、赤いドレスを身にまとった薫子が登場。モチーフとしてリンゴも登場し、白雪姫を彷彿とさせます。凛太郎をライオン、薫子をリスに見立てた演出も素敵でした。
「OPとEDも作品にぴったりだった!」「OPの連続薫子はあまりに尊すぎる」「OPの薫子と昴がかわいかった!」「EDエモすぎてちょっと泣いちゃった」「リンゴの皮が赤い糸みたいになってるの素敵すぎない?」とファンからも続々と感想が寄せられています。
次回の見どころ
薫子のことが気になり始めた凛太郎でしたが、彼女が桔梗女子の生徒だということが明らかに。次回の見どころは学校同士の壁に2人がどう向き合うのか。
「桔梗は千鳥のことを嫌っているのが普通」と思っている凛太郎。当然、他の桔梗の生徒と同様に、薫子も凛太郎が千鳥の生徒だとわかれば距離を置くだろうと考えます。その考えが、自分が長年向けられてきた偏見の目だとは気付かないまま……。
第2話で描かれるのは、作品の根幹と言っても過言ではない大事なストーリーです。作中屈指の薫子の名言にも注目してくださいね。