乳幼児睡眠コンサルタントが伝授!実は間違ってた?何気ない行動が睡眠トラブルを招く!
その愛情が裏目に!?乳幼児睡眠のプロが明かす、夜泣きの意外な原因
OKITIVE読者のみなさん、こんにちは! 大阪出身、沖縄県うるま市在住。うちなー嫁・乳幼児睡眠コンサルタント與古田すみれです。 同時に琉球ガラス職人という顔も持っています。 OKITIVEでは乳幼児睡眠コンサルタントとして乳幼児の睡眠の知識をお話していきます。
実はその行動が乳幼児の睡眠トラブルを引き起こしてる
なんだかちょっと怖いタイトルになってしまいましたが、何気なくしていた行動が乳幼児の睡眠トラブルを引き起こし、さらに酷くさせている事がたっくさんあります。 その中でも今回は特にやってしまいがちな例をご紹介します。 例に漏れず私も我が子の子育て中にやっており、夜泣きや寝かしつけに悩んでいました。。。 もしこれからご紹介するNG行動に当てはまっていても、今からでも十分改善できますので、一緒に学んでいきましょう!
NG行動① 乳幼児を体力の限界まで寝かせない
「お昼寝を伸ばしたくて」「夜早く寝て欲しいから」「寝かしつけに時間がかかるから」など。 こういった理由から【体力の限界まで寝かせない】というお話しをよく耳にするのですが、実はこれは大きな間違いなんです。 結論から言うと、赤ちゃんが寝ぐずり(眠る前にぐずりが酷くなること)や、寝たと思ってもすぐに起きてくる、夜泣き、早朝起き(毎朝4〜5時代に覚醒する)などの睡眠トラブルを起こす原因に【体力の限界まで寝かせない】事があります。 ではここでなぜ【体力の限界まで寝かせない】事が多くの睡眠トラブルを引き起こしてしまうのか解説します!
体力の限界を超えるとこんな事が起こっている
赤ちゃんや子どもが疲れすぎると脳ではこんな事が起きています。
身体は疲れているのに、脳は興奮状態というチグハグな状態になり 寝ぐずりを始め様々な睡眠トラブルの原因になります。 ※コルチゾールとは、生命維持に欠かせないホルモンの内の一つで、早朝に多く分泌され「目覚めを促す」という役割を持っています。そんなホルモンは身体が疲れた時に過剰に分泌され、脳は興奮(覚醒)状態にしてしまうのです。 ではその問題を解決するには、簡単! 〔疲れすぎる前〕の、お子さんがあくびや、目を擦る、ぼーっとするなどの眠たい合図が見られたタイミングで寝かしつけを始めるだけ! 眠たい合図が分からない時は「活動時間」を目安に活動時間内に寝かしつけを始めてみましょう。 ※活動時間とは子どもが元気に起き続けられる時間のことを言います
【月齢別活動時間】
NG行動② 赤ちゃんが泣いたらすぐに抱っこ
突然ですが、質問です! 夜間やお昼寝中にお子さんが泣き始めました。 あなたは泣いたらすぐに抱っこしますか? ここではい、と答えたそこのあなた。 お子さんの眠る力を奪っているかもしれません。。。 ※前提として空腹の場合、おむつが濡れている時の不快感、体調不良の時は除きます。
すぐに抱っこしてはいけない理由と眠る力を引き出す方法
結論、すぐに抱っこしてはいけない理由は 「眠りが浅くなる度にもう一度眠る手段として、ママ(パパ)の抱っこで眠る」= 「赤ちゃんの中で、眠る時は必ずママ(パパ)の抱っこ」= 「ママ(パパ)の抱っこでしか眠り方が分からない」 という風に本来であれば、1人で眠る力を持つ赤ちゃんが、良かれと思ってしていた事が原因で、徐々に1人で眠る力を奪っていってしまうのです。 ではここから、寝ている時に泣き始めたら、どういう風に対応すればいいかお伝えします。 ※前提として空腹の場合、おむつが濡れている時の不快感、体調不良の時は除きます。 1・赤ちゃんが寝ている時に泣いて起きてきたら、まず初めに赤ちゃんの側から(もしくはベビーモニターから)、30秒から1分見守る 2・見守り後も眠れなければ、抱っこで寝かしつけをする 3・翌日以降は1の見守る時間を1分ずつ伸ばしていきましょう 4・継続していく中で最大の見守り時間は5分でOK これだけ?と思いますが、 たった5分、いやたった30秒だけでも【見守る】という事が 赤ちゃんにとって、1人で眠る練習を積むという経験値が 何もしない(すぐに抱っこをする)子とでは大きく変わります!! そして、これは睡眠中に泣いて起きた時だけではなく、就寝時や日中のお昼寝の寝かしつけの際も続けると、より早く眠る力を引き出す事ができますよ。 (寝かしつけは布団に置いた状態からスタートし、泣き始めたら30秒から1分見守る。以降は同じ)
乳幼児睡眠トラブル まとめ
いかがでしたか? 私は初めての育児で、右も左も分からず良かれと思ってやっていた、抱っこでの寝かしつけが、娘の眠る力を奪い、夜泣きの原因となってました。 子どもの睡眠の勉強を始め、私の行動が睡眠トラブルが原因だと気づいた時は自分を責めましたが、今ならこう思います。 「知らんねんからしゃあないやん」 (急に関西感出してすみません笑) 最後まで読んでくれたママパパもそう! 赤ちゃんや子どもの睡眠改善で遅すぎるという事はありません。 地道ではありますが、毎日の小さな積み重ねが、今の辛い状況を新しい習慣へと変えていってくれますよ! ではまた次回お会いしましょう!