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能登半島地震で被災 頸城区「白田邸」修復作業完了 お披露目会

上越妙高タウン情報

去年1月の能登半島地震で被災した上越市頸城区にある国の登録有形文化財で、上越名家のひとつ「白田邸」の修復作業がこのほど終わり、工事関係者などに向けてお披露目されました。

「白田邸」は大正9年に建てられた国の登録有形文化財です。能登半島地震で土壁が崩れたり柱がずれたりする被害を受けました。

建築士 磯田一裕さん
「下の部分の土壁が崩れて剥離してしまった。下地を作り直して仕上げを全面的にやり直した」

修復工事は去年9月から行われ、先月終わったことからお披露目会が開かれました。修復に携わった工事関係者などおよそ20人が参加しました。

白田邸当主 白田美和子さん
「壊れたときはどうしようかと思った。復活できるとは思っていたがお金の問題があった。きれいになったのは皆さんのご支援のおかげ」

修復にかかった費用はおよそ1000万円で、このうち9割は上越市や県の補助金を活用しました。

建築士 磯田一裕さん
「それぞれの職人の経験値の中で思いを共有しながら向かっていく。このような建物では必要。どのような苦労があるのか、こう直していったと伝えられるように準備をしたい」

白田亭の一般公開は、5月10日(土)と11日(日)の2日間行なわれます。

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