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JR東日本が開発中のE10系新幹線がインドを走る!? 来日したモディ印首相が東北新幹線に乗車

鉄道チャンネル

E5系をパックに握手する石破総理(左)とインドのモディ首相(右)

インドのナレンドラ・モディ首相が2025年8月29、30日に来日。石破茂総理大臣との初日の日印首脳会談では、インドが日本の技術支援で2030年代開業を目指す「インド高速鉄道プロジェクト」について、両国の協力関係を確認。2日目はJR東日本のE5系「はやぶさ」で東京から仙台へ移動、快適な乗り心地を確かめた。

インド高速プロジェクトには、JR東日本が全社規模で協力する。首脳会談後に発表された「共同ビジョン」には、次世代モビリティ(移動)の実効策として、高速プロジェクトを念頭に、次世代車両を中心にした高速鉄道システム、先進的信号・運行管理システム、総合的な駅周辺開発などの採用が盛り込まれた。

インド高速鉄道をめぐっては、JR東日本が2025年3月に設計着手を公表した新幹線の新型車両「E10系」をベースにした、〝インドバージョンの新幹線〟を2030年代初頭に導入する方針を確認。高速鉄道以外では、地下鉄やMRT(Mass Rapid Transit=大量高速交通機関で、具体的には都市高速鉄道や地下鉄)分野での協力関係も確認した。

【参考】
東北新幹線の新型車両は「E10系」 JR東が設計着手、2030年度の営業開始目指す
https://tetsudo-ch.com/12997667.html

石破総理は仙台視察を終えての会見で、「(モディ首相とは)東京から仙台までの約1時間半、ずっと鉄道の話をしていた。インドは日本の9倍の大きな国で、そこに新幹線、高速鉄道を引くと、どんな意義があるのかが話の中心だった。私の方からは、日本の鉄道界が正確性や安全性にいかに努力してきたかを説明。一定の理解を得られたと考える。E10系の開発はこれからなので、今回は大宮駅に停車中の試験車両『ALFA-X』を見てもらった」と述べた。

2017年に着工したインド高速鉄道プロジェクトは、ムンバイ~サバルマティ(アーメダバード郊外)を結ぶ路線延長506キロ(一部資料では508キロ)。軌間1435ミリで、営業最高時速320キロ。車両は動力分散式(電車方式)で、編成は開業時10両、将来16両。駅数12駅などが主なスペックだ。

車内でのリラックスした様子
運転席にも添乗

記事:上里夏生

(画像:首相官邸オフィシャル)

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