中原署長 警察人生、集大成の1年に 3月21日就任 菅健司さん
中原警察署の署長に、3月21日付で菅健司さん(59)が就任した。署長職は前任の多摩警察署をはじめ3度目。川崎市内での勤務は5カ所目になり、中原区は10年前に地域担当次長として赴任した思い出の地だ。
「10年前は小杉にタワーマンションが建ち始めたころだった。随分と街が変わって驚いた。人口も増えているし、懐かしさよりもこの街をしっかり守らなければという思いが強くなった」と気を引き締める。
高校時代に見た刑事ドラマに憧れて、警察官の道へ。県警に入ると、交番勤務でキャリアをスタートした。その後、機動隊や刑事課などの厳しい現場で鍛えられた。
プロレスラー・アントニオ猪木の言葉「元気があれば何でもできる」が信条。182cmの大きな体で豪快に笑い、趣味は「筋トレ」と即答する。昨年に肩を痛め、しばらくジムには通えなかったが、中原区に来て、すぐにジム探しをしたほど現在は体調も万全に保つ。
地域にほれ込む
訓示で署員らを前に話したのが、地域にほれ込むことの大切さだ。「この土地にほれ、仕事にほれ、家族にほれる。その思いが、自分たちの力で区民の安全を守るという強い意識に関わってくる」と語り掛けた。
中原区の印象は、「都心に近く、ベッドタウン的な要素もありながら、昔からの住民と新しく暮らし始めた人たちが混在する街。地域の警察関連団体が協力的なところも特筆すべき点ですね」
自転車の交通事故や盗難が多いところは、10年前と変わらないが「かつては高級なスポーツ車の盗難が多かったが、今は電動自転車のバッテリーも狙われる。鍵のツーロックやバッテリーの自宅保管などを繰り返し呼び掛けていく」。警察、消防、区役所の連携した取り組みをPRする各長で結成されるユニット「MEZASI」への参加も楽しみにしている。
定年まで残り1年。中原署での仕事が警察人生の集大成になる。「これまでの経験を生かし、署員一丸となって区民のために安心、安全を第一に考えていきたい」