員弁川河口の夜釣りでテナガエビ29匹&50cm級ウナギを手中【三重】高活性で連続ヒット
手軽に楽しめるテナガエビは梅雨時の楽しみのひとつ。今年は早々に梅雨明けして一気に真夏となったが、エビたちは暑さにも負けず高活性を維持しているようだ。そこで7月8日、夕涼みも兼ねて三重県桑名市の員弁川河口に出かけてみた。
員弁川河口でテナガエビ&ウナギ釣り
今回の目標は、取りあえず30匹。その前に、まずはウナギ狙いのサオを投入しておく。テナガエビのポイントというのは、実はウナギの実績場でもあることが多い。しかも置きザオなので同時に狙えるのだ。
釣ったエビをエサにすれば良型の期待も高まるが、今回はミミズを使った。時刻は午後7時半。
ここからエビの準備に取りかかる。2.7mの渓流ザオに玉ウキを付けたシンプルな1本バリ仕掛けを3セット用意した。エサはイシゴカイの塩漬け。米粒大にカットし、ハリから垂れないようコンパクトにセットする。
テナガエビを手中
1本目を投入したら、次のサオにエサをセット。ここで水面を見ると、早くもウキが横方向に移動している。この時点ではまだハサミでエサをつかんでいるだけなので、もう少し我慢。この間に3本目も投入する。
ここで1本目のサオを手に取り、そっと聞きアワせるとビンビンという手応え。エビが跳ねた勢いで勝手にハリ掛かりしてくれるので、それ以上のアワセは不要だ。
パチパチとハサミを鳴らしながら上がってきたのは立派なオス。ハリが小さいので、外しにくい場合はピンセットなどを活用したい。
サオ3本体制で連発
エサをセットして再投入すると、2本目のサオがちょうどアワセのタイミングだ。独特の引きを楽しみながら2匹目をキャッチし、次は3本目。こうして全てのサオが一巡すると、バケツには3匹のエビが入っていた。
ペースよく釣れて流れ作業に
エビがエサを見つけてハサミでつかみ、安全な場所まで移動して口に運ぶ。この時間と3本のサオが一巡する時間をシンクロさせれば、あとはもう流れ作業。大体どこかで空振りしてリズムが崩れるものなのだが、今回はいいペースだ。
ウナギの仕掛けをチェック
開始から30分、ここでいったん手を休めてウナギの仕掛けをチェックする。エサはそのままだったので、再投入してエビ狙いに復帰。このころになるとエビが抜かれて空振りが増えてくるので、投入する場所を変えて対処する。
この日は活性が高いのか好調にヒットが続く。当然エサの消耗も早い。今回、持ってきたイシゴカイは3匹だけ。普段はエサの交換なしに数匹釣れることも多いので、これで1時間は遊べる予定だった。それが45分でまさかのエサ切れ。とはいえ、もう十分だろう。
ウナギに専念
実はエビ釣りが予想以上に忙しく、まるで夕涼みにならなかったのだ。ここからはウナギに専念。夜風に吹かれながらサオ先を眺めていると、不意にラインが引き出された。手応えはあったが、アワセと同時にスッポ抜け。食いが浅かったか。
続けて居食いのような不明瞭なアタリ。入念に聞きアワせると今度はフッキングが決まった。姿を見せたのは50cm級のウナギ。河口域としてはやや小ぶりだが、上出来の展開だ。
あと1匹届かず
その後はアタリなく9時に終了。1時間半の短い釣りだったが満足の結果、となるはずだった。ところが、帰宅後に数えるとエビが29匹で目標に届かない。あ、ウナギも足せば30匹か。これで目標も達成だ。
釣果は定番の素揚げとエビせんべいで堪能。ウナギは丑の日の楽しみとしよう。
<週刊つりニュース中部版 APC・浅井達志/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2025年7月31日号に掲載された記事を再編集したものになります。