台湾アイドルや多国籍グルメも 60団体参加の国際交流イベント盛況【福島県福島市】
多様な文化に触れ、多文化共生への理解を深めるイベント「結・ゆい・フェスタ with 福島ファイヤーボンズ」が3日、福島市のJR福島駅東口周辺にあるまちなか広場など3会場で開かれた。来場者は国内外の料理やステージパフォーマンスを楽しみながら、国際交流への関心を深めた。
このイベントは2004(平成16)年に始まり、今年で22回目となる。福島市関連の催しとしては初めてネーミングライツ(命名権)が導入され、Bリーグ2部のバスケットボールチーム「福島ファイヤーボンズ」がパートナーを務めた。今回は過去最多となる約60団体が参加し、大いににぎわった。
ステージでは、福島県の魅力をPRする台湾出身のダンスユニット「福島もも娘」や福島ファイヤーボンズのチアリーダー「Ray-Glitters」のほか、保育園児による太鼓演奏や高校生のダンス披露など、多彩な演目が観客を楽しませた。さらに、音楽グループ「RAG FAIR」リーダーで福島市出身の引地 洋輔(ひきち・ようすけ)さんが、自作の楽曲「ピースカラフル」を披露し、多様性を認め合う社会の大切さを歌に込めた。
会場には、韓国や台湾、アメリカなど各国の料理を楽しめる飲食ブースも並び、来場者の舌を楽しませた。インドネシアからの輸入食品を扱う「Haru」を訪れた市内の20代女性は、「初めて来たが、さまざまな国の文化に触れられて楽しい」と話した。
また、会場内では3月に発生したミャンマー中部地震の被災地支援のための募金活動も行われ、多くの来場者が協力する姿が見られた。