サーフルアー釣行で60cmヒラメをキャッチ【茨城】小型メタルジグの速巻きにヒット
7月に入り、さらに好調な茨城サーフゲーム。7月3日(水)、まだ薄暗い時間に、日立市北部のポイントへ。鵜の岬の灯りが南の海岸の先に見える。
いざサーフゲームへ
準備を済ませ、ナギの砂浜を歩きながら2、3回キャスト。しかし、この波では釣れる気がしない。すぐに移動を決め、北茨城の海岸に向かう。
到着すると、多くの先釣者の姿。混雑しているのは広い海岸の中の一部分だけで、そのほかは誰一人として投げていない。
人が多いエリアまで歩いて行って様子を見たが、とくに変わった地形でもなさそう。今のところ釣れている感じもない。そこで、空いているポイントで釣り開始。
当日は中潮で、朝は下げの時間帯。7時に干潮を迎える。かなり水位は下がっているが、各所で強い流れが効いている。
キャストを続ける
沖のサンドバーは楕円に大きく広がり、100m投げてもその泡の中。水深は70cmほどと浅い。もしかすると、シーバスが食ってくるかもしれない。シンキングペンシルでひと通り探ったがアタリはなかった。潮はどんどん引いて、シャローの面積が広がっていく。
次は、その周りを30gのライトショアジグで狙う。激しい横流れに乗せて、カケアガリに沿って泳がせてみる。いかにもヒラメが出そうな地形だが……。沖に出る流れは強く、巻き取る抵抗が大きくジグは水深2mほどの流れの通り道の中層を泳いているようだ。
しかし、これもアタリなし。流れのヨレや分流などの小場所をこまかく探る。ジグを20gにチェンジして、テールフックにブレイドを付ける。流れは気まぐれで、イメージ通りにトレースしにくい。何度も投げて速巻きのストップ&ゴーを続ける。
60cmヒラメ登場
こうしたポイントでの小型ジグは見切られることが少なく、キメ打ちには有効だ。すると、やっぱりヒット。しかも、かなりデカい。流れに乗って走られる。ドラグを締め、多少強引に足元までゴリ巻き。寄せ波に乗せて、慎重にずり上げ成功。”ビタンビタン”と厚みのある体を砂に叩きつける音が迫力の60cmヒラメ。
ここがチャンスと、すぐに次をキャストすると再びヒット。これも良型の引きだったが、途中でフックアウト。ここで納竿した。
<週刊つりニュース関東版 上谷泰久/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース関東版』2024年7月26日号に掲載された記事を再編集したものになります。