【東広島】地域おこし協力隊員に立花さんと本岡さん 福富町と河内町に着任
東広島市は10月1日、新たに着任した地域おこし協力隊員2人の辞令交付式を行った。協力隊員は、福富町に着任した立花蘭(たちばな・らん)さんと河内町に着任した本岡永江(もとおか・ひさえ)さん。地域振興部の中村満彦(なかむら・みつひこ)部長からそれぞれ辞令書を受け取った。中村部長は「地域の皆さんと連携を深め、地域の課題解決や活性化を目指し、これまでの経験やスキルを存分に発揮してほしい」と激励した。
福富町に着任した立花さん、映像などのデザイン制作が強み
徳島市から移住した立花さんは、前職で広告代理店やフリーで映像などのデザイン制作業務に携わった。勤めていた広告代理店の社長も元は協力隊員で、地域に深く関わり続ける姿を見て、協力隊に興味を持つようになった。「まずは地域とつながり、町の魅力や課題を把握したい。福富町の特産品のえごま栽培にも興味がある。前職でのスキルを生かし、町の魅力が十分に伝わる発信をしていきたい」と意気込んでいる。
河内町に着任した本岡さん、海外経験22年
竹原出身の本岡さんは、今春までアメリカなど海外で22年間生活し、パラリーガルなどの業務に従事した。日本に戻り、地域に根ざした仕事をと考えていたところ協力隊を知った。「竹林寺を活用できないか」「大型犬を飼っているので、人と犬が交流できる広い場所が作れないか」と地域活性に思いを巡らす。長年の海外経験を生かし、「海外の友人たちの協力も得て、インバウンドも楽しめることも考えたい」「日本語と英語で地域の魅力を発信していきたい」と楽しそうに話していた。
地域おこし協力隊は、都市部から過疎地に居住地を移して地域の活性化に取り組む総務省の制度で、任期は最長で3年間。東広島市は2016年度から導入。任期終了後、15人が市内に定住している。(𦚰)
(プレスネット編集部)