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【鎌倉 ショップレポ】banromsai kamakura shop-鎌倉に流れるタイ・チェンマイの風

湘南人

画像出典:湘南人

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鎌倉駅西口から徒歩で約8分。
由比ガ浜通り沿いに佇む「banromsai kamakura shop(バーンロムサイ鎌倉店)」は、単なるアパレル雑貨店ではありません。
ここには、タイ・チェンマイの息づかいと、人々のやさしい想いが詰まっています。

タイ・チェンマイ発の“ガジュマルの木の下の家”

画像出典:湘南人

「バーンロムサイ」とは、タイ語で「ガジュマルの木の下の家」を意味します。
1999年、チェンマイ郊外に設立された生活施設「Ban Rom Sai Children’s Home」は、さまざまな事情で親と暮らせない子供たちにとっての安らぎの場所。
現在も28人の子供たちが大きな屋根の下で共に生活を送っています。(banromsai HP より バーンロムサイについて)

そんなバーンロムサイの事業の一環として始まった、ものづくり。
販売によって得られた収益は、子供たちの教育や生活を支援する活動に役立てられています。
現地の女性たちの雇用を促進し、染めや織りの一部の工程を山岳地帯の村に依頼するなど、チェンマイならではの伝統技術が息づくアイテムが並びます。

タイのチェンマイは、バンコクに次ぐ「第二の古都」と呼ばれる町。
寺院が多く、のんびりとした空気が鎌倉と似ていることから、日本唯一の直営店として、banromsai kamakura shopが誕生しました。

楽園の空気に誘われて…

画像出典:湘南人

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由比ガ浜通りを渡る心地よい風が、そっと吹き抜ける開放感のある店内。
一歩足を踏み入れた瞬間、そこはタイの楽園。色とりどりの商品たちに迎えられ、心が弾みました。

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お店には、現地の女性たちが手掛けたオリジナルアイテムの数々が並びます。

バーンロムサイの定番商品である、「ちぢみガーゼ」のアイテム。(例:ちぢみガーゼタンクトップ税込9,350円)
柔らかさ◎のコットン100%は、安心して身をゆだねたくなる心地よさです。

画像出典:湘南人

タイの山岳民族カレン族の職人による銀細工のアクセサリー。(税込3,850円~)
純度の高いシルバーの落ち着いた質感、ハンドメイドならではの個性的なデザインに心惹かれます。

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ひときわ目を引く、古布長財布。(税込20,900円~)
古布とは、タイ北部や近隣諸国の山岳民族の伝統的な衣装に使われていた布のこと。
細かな刺繍には災いを防ぐ願いが込められており、美しいアップリケや模様が魅力的です。
そんな衣装やハギレを活用し、お財布やパスケースなどにリメイクされています。(banromsai HPより 古布長財布ができるまで)

画像出典:湘南人

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また、コロナ禍を経て日本製の商品も取り扱いがスタート。
新商品の企画は、特定のデザイナーに頼るのではなく、スタッフ間の意見交換を大切にしながら進められるそうです。
そのため、どの商品も「想い」を映したような温かみがあるのですね。

慈善事業ではなく、自然な支援へ

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お店作りで大切にしているのは、「チャリティーらしさ」を前面に出さないこと。
「可哀そうだから」ではなく、「素敵だから」「可愛いから」という純粋な気持ちで商品を選んでほしい。
前向きな買い物の循環が、自然な形で子供たちへの支援につながる仕組みを目指しています。

鎌倉から全国へ

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今回取材に応じてくださった旅好きのスタッフ・小針さん。
数多くの旅先の中でも、特に心に残っているのがチェンマイだそうです。
そんな愛する町とつながる仕事に携われることを嬉しく感じると、笑顔で語ってくれました。

観光客でにぎわう鎌倉で、まずはバーンロムサイの存在を広く知ってもらうこと。
それが鎌倉店で働くスタッフ皆さんの共通の思いであり、日々心を込めた接客を行っています。
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そして、バーンロムサイは毎年各地で展示会を開催しています。
リピーターも多く、その魅力は全国へと広がっています。(2025年イベントスケジュール)

おわりに

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鎌倉の風に溶け込むbanromsai kamakura shop。
ここで出会う商品は、タイ・チェンマイの地で紡がれたやさしい想いが込められています。
手に取ることで、人と人とのつながりが広がっていく――そんなぬくもりを感じるお店です。

banromsai kamakura shop

営業時間

11:00〜17:00 ※夏季変更あり(詳細はお店のインスタグラムをご覧ください)

定休日

月曜日、火曜日

電話番号

046-750-0041

支払い方法

現金、カード、電子マネー、PayPay

アクセス

JR鎌倉駅西口より徒歩8分
江ノ電和田塚駅より徒歩3分

住所:神奈川県鎌倉市由比ガ浜1-10-3

駐車場:なし

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