群馬・前橋にある建築遺産『FUTURO』で “レトロフューチャー” を撮影してみない?
旧ソビエト連邦とアメリカ合衆国が、宇宙開発に勤しんだ1950~70年代。スペースエイジと呼ばれるこの時代には、それを象徴するような未来的なデザインが世界中で大流行しました。今ではそんな過去の人が思い描く未来を、レトロフューチャーという言葉で呼んだりもします。そんなレトロフューチャーを代表する建築遺産が、なんと…… “群馬県” にあるのはご存知ですか?
レトロフューチャーな世界に行ってみよう!
ということで、やってきたのは群馬県の前橋駅。そして駅から歩いて向かうのは、「フェリカ家づくり専門学校」。建築やインテリアを基礎から丁寧に学び、一級建築士やインテリアデザイナーを目指すための学校です。ここにあるのが、レトロフューチャーな建築遺産『FUTURO(フトゥロ)』です。あ、そうそう、お越しになる前にWEB(https://felica.ac.jp/futuro2025/)から事前予約を忘れずにしてくださいね! FUTUROは事前予約した人だけが見学することができます。
到着後受付を済ませると、すぐにFUTUROとご対面できます!
※2025年の予約受付は終了しました
撮ってほしい写真①「宇宙人に連れて行かれる」ショット
外観も実にスペイシー……! こんな感じでまずは1枚記念写真を。
中に入ると、とってもかわいくてまるで “魔法の国” のアトラクションのよう。
FUTUROは、フィンランドの建築家マッティ・スーロネンがデザインしたUFO型レジャーハウスです。UFOの中には、テーブルやキッチン、ベッド、手洗い場などがありました。
当時は、標高3,000メートルを超える場所に建てるレストハウスや、週末用の別荘、さらには発展途上国の仮設住宅としても活用が考えられていましたがオイルショックにより生産はストップ。今では世界にわずか18棟だけが現存しているそうです。もっと詳しく知りたい方はこちらのページ(https://felica.ac.jp/futuro/)が参考になります。
台湾にはFUTUROのような廃墟もあるみたい(こんな記事[https://nakazimachica.com/ufo-leisure-house/]も発見)。ここまで綺麗に残っていて、内部まで見られるのは実に貴重⁉
撮ってほしい写真②「スペイシーな私」ショット
ここで撮ってほしい写真その2は、「スペイシーな私」ショット。1人で行く方はスマホを立てかけて……誰かと行く方はお互いに撮影してみてほしいです。超かわいい写真が撮れます。アイコン用の写真としてもエモいですよね。
しかもここは、スペースエイジをイメージして作った “作り物の世界” ではなく、本物の建築遺産ですからね〜! 貴重な記念ショットになるはず。
実はFUTUROの公開、期間限定なんです。2025年3月7日(金)から8月29日(金)まで。さらに平日限定の公開ですので、いつでもみられるわけではないのです。
スペースエイジのティータイム。現代よりも映えている……!
あなたもスペイシーな1枚を撮りに行ってみて!
そこまで広くはない空間ですが、撮りどころはいっぱいで、写真や発信が好きな人にはうってつけのスポットでした。何より建築が好きな人は、絶対に楽しめると思います!
とてもかわいくとってもスペイシーな1日を、あなたもぜひ過ごしてみてね!
取材・文・撮影=camell編集部
camell(カメル)
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