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立川の複合施設、GREEN SPRINGS（グリーンスプリングス）にある『Sestina（セスティーナ）』は、店内で丁寧に作るイタリアンジェラートや種類豊富なケーキやタルトをメインに提供するデザートカフェ。一つ一つの素材にこだわったスイーツたちは、手作りならではのおいしさと温かみで癒やしてくれる。

Sestina（セスティーナ）

ショッピングや散歩の合間に立ち寄れるデザートカフェ

立川駅の北口から出て、サンサンロードを歩くこと約10分。GREEN SPRINGSの2階「W2」エリアにある『Sestina』は、中目黒の人気ベーカリー『TRASPARENTE（トラスパレンテ）』や、グランデュオ立川にあるベーカリーカフェ『Sesto（セスト）』の姉妹店。施設内でショッピングや散歩を楽しむ人たちが立ち寄る、憩いのスポットだ。

『Sestina』は姉妹店の中でも初となる、ジェラートをメインとしたデザートカフェ。オーナーの森直史シェフがイタリアで修業を積んでいたことから、季節のフレッシュなフルーツを使った正統派のイタリアンジェラートが味わえる。そのほかにも、店内で手作りする自家製のケーキやタルト、『Sesto』の焼きたてのパンなど、食事系からスイーツ系まで豊富なメニューが勢ぞろい。

窓が大きく開放感のある店内にはソファ席やカウンター席がゆったりと配置されていて、一人でも、誰かと一緒でも、のんびりと過ごせる。

まずはコレ。看板メニューのジェラートとケーキの定番セット

『Sestina』に来たらまず楽しみたいのが、ショーケースに並んだケーキ・タルトと、自家製ジェラートをそれぞれ1種類ずつ選べるドリンク付きセット。看板メニューを同時に食べられる、いいとこ取りのセットだ。

この日、ショーケースから選んだのはガトーショコラ。しっかりと泡立てたメレンゲとチョコレートを合わせたなめらかな生地は、チョコレートの濃厚さをしっかりと感じられる。生地の上にのせられたふわふわのホイップも良いアクセントに。ジェラートは、いちごヨーグルトをチョイスしてみた。生のいちごをピューレにして練り込んだジェラートは、いちごの甘みと粒々感、ヨーグルトのさっぱり感を楽しめて、食後にも合いそうだ。

そして今回選んだドリンクのカフェラテは、ハート型のラテアートがかわいらしく、カフェメニューの中でも特に人気。オーダーが入ってから一杯ずつコーヒー豆を挽いてエスプレッソマシンで抽出するため、香りが高く、ミルクで角のないまろやかな味わいに。大きめのカップもお得感があるので、たっぷり楽しみたい人向けだ。

新商品のクロワッサンサンドと冬季限定のパンシチュー

朝食やランチ、軽食として幅広く食べられるのが、2024年１月に登場したばかりの新商品、クロワッサンサンドだ。噛んだ瞬間“サクッ”と心地よい音を立てるクロワッサンの生地に、こだわりの具材がはみ出すくらい挟まれている。食事系からスイーツ系まで選択肢が豊富なのもうれしい。

スイーツ系のイチオシは、いちごのクリームのクロワッサンサンド。お店で炊いたカスタードクリームとフレッシュな生クリームを合わせたオリジナルのディプロマットクリームに、生のいちごがあしらわれている。クリームのやさしい甘さがいちごの甘酸っぱさを包み込む、贅沢感のあるサンドだ。

自家製のたまごサラダをギュッと詰め込んだたまごサラダサンドは、たまご×マヨネーズの王道コンビが子どもからも大好評だそう。

ランチセットの中でも、寒い時期にぴったりなのが冬季限定のパンシチューセット。香ばしく焼き上げた自家製のパンをくり抜き、コトコト煮込んだシチューを詰めてグラタン風に仕上げた自慢の一品だ。パンを器にした大胆な見た目はインパクト大！

季節の野菜をグリルや、食感が楽しい角切りで味わえるシチューは、とろっとしてクリーミー。シチューとパンをそれぞれ味わったり、パンをちぎってシチューにつけたりと食べ方は自由。香ばしいパンとほかほかシチューの組み合わせは冬の醍醐味だ。

手作りのおいしさで日常のあらゆるシーンを彩ってくれる『Sestina』は、立川でのとっておきの一軒になるはず。

Sestina（セスティーナ）
住所：東京都立川市緑町3-1 GREEN SPRINGS 2F W2棟／営業時間：10:00〜19:00／定休日：無／アクセス：JR⽴川駅から徒歩10分

取材・文・撮影＝稲垣恵美

稲垣恵美
ライター
北海道出身のお散歩・お出かけ好きライター。晴れた日はどこかに出かけたくてソワソワしだす。フリーペーパーの出版社勤務後、現在はフリーランスで活動中。