栄いちばんまつり 屋台や太鼓演奏を楽しむ 5月10日 本郷台駅前広場
本郷台駅前広場で5月10日(土)の午前9時30分から、「第4回栄いちばんまつり」が開催される。当日は15以上の団体が焼きそばやかき氷などを販売。また、和太鼓やダンスなど約15団体のパフォーマンスを見ることができる。
「子どもが主役の日」をコンセプトに行われる同イベント。感染症の影響で地域の祭りが軒並み中止となる状況下で、栄区の春日神社を拠点とする春日一番太鼓が「子どもの思い出になるような場所を作りたい」という思いのもと、3年前から祭りを開催。昨年まで主催団体となっていた。
しかし、回を増すごとに祭りの規模が大きくなっていることから「準備の段階から多くの人たちと祭りを作り上げたい」と考え、春日一番太鼓のメンバーを中心に実行委員会を結成。昨年の6月ごろから準備を進めてきた。
実行委員長の後藤正宏さんが今年の目玉企画だと語るのが「大ソーラン節」。本郷台周辺に住む小学生約10人と旭区のソーラン節チーム「鶴ヶ峰自治会ASKA」と共に踊りを披露する。小学生たちは講師に振付作家・ダンスアーティストの田村興一郎さんを迎えて2カ月の間、練習を行ってきた。
また、当日は徳島を拠点に活動する「日和佐ちょうさ保存会」によるパフォーマンスも披露される。ちょうさとは、太鼓を乗せた神輿のようなもの。太鼓のリズムに合わせて練り歩く姿は迫力があるという。
後藤正宏さんは祭りの開催に際して「将来的には地域の子どもたちが栄区を離れても、栄いちばん祭りが開催される時期には帰ってきてくれるような状態になってほしい。そのために、今年の来場者が精一杯楽しめるようなイベントにしたい」と意気込む。