【チェーンのチャーハン行脚】第18回:ミスタードーナツのチャーハンを食べてみた結果 → ドーナツを買った
前から噂は聞いていた。あのミスタードーナツでチャーハンが食べられるということを。
しかしすべての店でチャーハンが食べられるわけではなく、「飲茶メニュー」のあるミスドで食べられるらしい。
ということでミスドのサイトで飲茶取扱店舗を検索。該当した吉祥寺のお店に行ってみることにした。
メニューを見ると……
なるほど、たしかに「たまごチャーハン(国産米使用)」なるメニューがある。イートインは605円で、テイクアウトは594円。店内で食べることを告げると……
フダを渡され、
約3分後……
もう来た!
チャーハンのカンカン音を楽しみながら確認する「盲炒(モウチャー)」をやる暇もないくらいのスピードで着飯(ちゃくはん)した。
なお、この間も一応耳をすませていたが、カンカン音らしき打鍋音は聞こえてこなかった。
具は、たまご、ネギ、あとは肉。なんとなく「謎肉」っぽい肉であるが、それよりなにより「たまごチャーハン」の名に恥じないくらい玉子が多い。
また、見たところ、「炒感(チャーカン)」を感じられない。これは炒めていない。たぶん温めているだけ……。そんな気がした。
いざ食べてみると……一言で表現するなら「たまご先行のシットリ系」であり、味付けはかなり甘めに感じた。
あえて乱暴に何かに例えるとしたら「三色ごはんの卵の部分」とでも言おうか。いや、肉もアリで考えて良い。つまり「三色ごはんのタマゴと肉を混ぜて温めたメシ」みたいなイメージ。
また、見た目以上に量は少ない。味付けも甘めだし、お子様には良いかもしれないけれど……いや、これはたぶんお子様向けのメニューなのだ。
家族でミスドに来てドーナツを買い。ドーナツと一緒に飲茶メニューとかチャーハンを楽しみ、“おやつ” でおなかいっぱいになって帰る……そんな役割のチャーハンなのだ、きっと。
私のような、チャーハンという文字が見えたら猪突猛進するような炒飯兄貴が食べるべきチャーハンではないのだ。「おかあさんといっしょ」のステージにおじさん(45)が混じってしまった感とでも言おうか。
帰る時、物足りないのでドーナツを買った。そしてなにげなくレジ奥を見たら数台のレンジがあり、そこに「チャーハン」と書かれたボタンがあった。
そりゃミスド店内で強火の鍋振りしてたら、それはそれで変だよな……。ということで、おそらくミスドのチャーハンはレンチンチャーハンだと思われる。
帰宅後、コーヒーと一緒にドーナツを食べた。もしかしたら、ミスドのチャーハン、コーヒーと合うかも……なんて思ったりもしつつ。
参考リンク:ミスタードーナツ「たまごチャーハン」
執筆:チャーハン研究家・GO羽鳥
イラスト:マミヤ狂四郎
Photo:RocketNews24