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外はパリッ、中はジューシー! 立川『チャコールグリルダイニング 山田家』の炭火で焼く旬の魚介や厚切り肉で乾杯

さんたつ

チャコールグリルダイニング山田家

2024年3月、立川駅から徒歩3分の好立地にオープンした『チャコールグリルダイニング 山田家』。炭火で香ばしく焼き上げる季節の魚介や肉を中心に、日本酒やビオワインに合う、和洋の一品料理を提供。店内はおしゃれで和モダンな空間だが、ちゃぶ台のある小上がりが用意されているなど、アットホームな店づくりで居心地がいい。

チャコールグリルダイニング 山田家(やまだや)

ミドル世代に人気の隠れ家ダイニング

山田家と書かれた大きなのれんが目印だ。

立川駅の南口から歩くこと約3分。駅前の繁華街から少し離れたビルの1階に『チャコールグリルダイニング 山田家』はある。入り口はやや奥まったところにひっそりとあり、まるで隠れ家のようだ。

おしゃれなカウンター席は一人飲みにも最適。
靴を脱いでリラックスでき小上がり席も好評だ。

シックな色合いで統一された店内は、おしゃれで和モダンな空間。それでいて親しみを感じられるのは、ちゃぶ台が並ぶ小上がりがあるからだろうか。まるで友人の家に遊びに来たかのような温かみさえある。

店主の山田将史さん。肩ひじはらず、気軽に立ち寄れる店を目指しているという。

これまで寿司屋やフレンチ、居酒屋などさまざまな飲食店で腕を磨いてきた店主の山田将史さん。多彩な料理を作れる強みを生かし、和と洋のどちらも楽しめる炭火焼きの店をオープンした。

「山田家という店名は、家に友達を呼んでワイワイとお酒を飲むようなイメージでつけました。この店で初めて出会ったお客さん同士でも、お酒を飲んでいるうちに自然と談笑しているようなアットホームな店にしたいです」と話す。

そんな山田さんの気さくな雰囲気に引かれてやって来るお客さんは、40代以上が中心と年齢層はやや高め。大人同士がリラックスして過ごせる、 大衆居酒屋のように心地よい空気感だ。

旬の魚も肉もジューシーに。旨味を逃さない炭火焼き

炭火で焼くことにより、あらゆる食材が炭の香りをまとった香ばしい味わいに。

店の自慢は、じっくりと焼き上げる炭火料理だ。魚、肉、野菜とどんな食材でも山田さんの手にかかればお手のもの。食材によって火加減や焼き方を変えることで、その食材が持つおいしさを最大限引き出すことにこだわっている。

日高四元神威豚ロースはあっさりとした赤身と脂とのバランスが魅力。

炭火の肉料理は、赤身の旨味が特徴の日高四元神威豚(カムイ)ロース1200円をはじめ、スペアリブ880円やローストビーフ980円など、炭の香りをまとった豚と牛を味わえる。

「うちでは厚めにカットした肉を出すことが多いので、炭火で焼くだけだと中に火が入るまでに油と一緒に肉の旨味まで落ちてしまうんです。そのため低温調理してから炭火で焼き上げると、大事な油を落とさず中はしっとり、表面はパリッとしたお肉になります。おかげさまでお客さんにもご好評をいただいています」と山田さん。

秋、冬に旬を迎える銀ダラを香り高く焼き上げた西京焼き。

一方、魚は串で刺して高温で一気に焼き上げるのが旨味を逃さないポイントなのだそう。噛むたびに旨味があふれ出してくる魚料理は、罪深いおいしさだ。旬の魚を使うため季節ごとに内容は変わる(写真は銀ダラ西京焼き1000円)。「今日はどんな魚料理を食べられるだろう」と想像するのも楽しみのひとつだ。

日本酒は、時季によって種類が変わるのも楽しみのひとつ。

お酒は日本酒や焼酎をメインに、各6種類ほどが常時揃う。日本酒はさらりとした口当たりが心地よい純米吟醸酒を中心に、春夏秋冬の限定酒と出合えるのも醍醐味だ。

鬼おろしのフルーツがたっぷりと入った人気のサワー。

そしてどんな料理にも合わせやすいと人気なのが、生のフルーツを漬け込んだ「鬼おろしゴロゴロフルーツサワー」シリーズ。名前の通り、果肉のゴロゴロ感と爽快な飲み口にハマるお客さんが続出中なのだとか。同店に来たらぜひ味わっておこう。

洋食メニューも充実!ビオワインと相性ぴったりな一品料理

エビの味噌が味わい深いエビのグラタン。

炭火焼きだけではなく、おつまみからしっかりとした食事まで充実しているのが一品料理だ。山田さんのアイディアが光る一皿は、和から洋まで幅広い。

現在レギュラー入りを検討しているというメニューが、エビのグラタン1200円。もともと期間限定メニューとして提供していたが、熱望するお客さんが多い人気の一皿だ。グツグツという食欲そそる音とともに運ばれてくるグラタンは、エビの味噌を混ぜ込んだコク深いグラタンソースに、ぷりぷりのエビがたっぷり。重たさや脂っぽさはないのにしっかりと濃い目の味付けなので、満足感は抜群!お酒のあてにもぴったりだ。

サラダメニューでは断トツの人気を誇る。

もう一品のエビアボカドのさっぱりサラダ780円も、期間限定メニューからレギュラー入りを果たした人気の一品。フレッシュなアボカドとエビを、ハーブが香るオリジナルのハーブオイルに絡めている。シンプルな見た目だが、味わいは思いのほか複雑。ハーブの風味によってパンチが効いているので、これまたお酒によく合う。

手間ひまをかけた一品料理たちは、お酒の時間をさらに楽しくしてくれるだろう。

洋食に合うビオワインも豊富。その日の種類はスタッフに尋ねてみよう。

洋風の一品料理に合わせるなら、ビオワインも見逃せない。同店のワインは山田さんのこだわりにより、全てビオワインで揃えている。体にすっとなじむ自然な口当たりは、料理の風味を邪魔せず、ぐっと料理の旨味を引き出してくれる。山田さんいわく、飲み飽きないところも気に入っているそう。ぜひ自分好みの料理とワインの組み合わせを見つけてみよう。

今後は「山田家の名前を継いだ店舗展開も考えています」と野望を語る山田さん。深夜4時まで営業しているので、仕事などで帰りが遅くなってもふらりと一杯楽しめるのがいい。立川の夜をとことん楽しむなら、立ち寄ってみてほしい一軒だ。

チャコールグリルダイニング 山田家(やまだや)
住所:東京都立川市柴崎町2-2-21 田園キャッスルビル1F/営業時間:18:00~翌3:00LO(ドリンクは3:30LO)/定休日:日/アクセス:JR立川駅から徒歩3分

取材・文・撮影=稲垣恵美

稲垣恵美
ライター
北海道出身のお散歩・お出かけ好きライター。晴れた日はどこかに出かけたくてソワソワしだす。フリーペーパーの出版社勤務後、現在はフリーランスで活動中。

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