生花みたいに美しい! 自由自在な心で楽しむ ドライフラワーの世界。【一人一花はなきん便り】Vol.07
連載企画『一人一花 はなきん便り』(毎週金曜日配信)では、「金曜日に花束を」というテーマのもと、知っておきたい花や緑に関するニュースをお届けしています。
今回は福岡市東区にあるドライフラワー専門店『MITSUBAKOBO』のフラワーデザイナー・浅見愛さん(写真右)とショップスタッフの山下幸恵さん(写真左)に、ドライフラワーの魅力について教えてもらいました。ドライフラワーへの情熱と愛情がたっぷりのお二人。お話を聞けば聞くほど、新たなドライフラワーの世界のトリコになってしまいました。
◼️すべてがハンドメイドによって生み出された世界に一つだけの花
住宅街の一角にある『MITSUBAKOBO』。普通の一軒家のドアを開けた瞬間、目の前には絵本の世界のような色とりどりのお花畑が広がっていました。
ここは障がい者就労継続支援B型事業所である『みつば工房』が運営するドライフラワーショップ。フラワーデザイナー・浅見さんの指導のもと、障がい者のみなさんが商品の制作に携わり、その売り上げは作業工賃として還元されています。
店に置かれた商品すべてが、ハンドメイドによって生み出された、世界に一つだけの商品です。
どの花を見てもドライフラワーとは思えないほど、花や葉の色や形がキレイなので、その理由を浅見さんに尋ねると「生きている花にいかに近い状態で制作するか。これが私たちが考えるドライフラワーのコンセプトなんです。毎回、生花の中でも状態が良いものを仕入れて、手間を惜しまず丁寧にドライフラワーに仕上げていっています。ご来店いただいたお客様から、ドライフラワーのイメージが変わったという声を聞く度に本当にうれしくなります」と教えてくれました。
山下さんは「オープン当初からスタッフ皆で試行錯誤しながらつくり上げたお店です。“お花の第2の人生”を、いかに美しく、いかに良い状態で、お客様にお届けすることができるかを、いつも考えて接客しています。プロポーズを当店のドライフラワーのブーケでしたいというお客様や、大切なご家族からプレゼントでもらった花束をドライフラワーにしたいというお客様の相談がとても励みになっています」と話してくれました。
そんなドライフラワーを語り出したら止まらないお二人に、おすすめの花や、人気のアイテムを紹介してもらいました。
◼️オーダーメイドで楽しむ!自由自在な「ドライフラワーの世界」
『MITSUBAKOBO』では、季節ごとにたくさんの品種のドライフラワーが並ぶのが特徴のひとつ。「ドライフラワーにも鮮度と旬があるんです。珍しい品種のバラやラナンキュラス、クリスマスローズなどドライフラワーに向かないといわれているお花にも日々チャレンジしています。また、生花にも見劣りしない鮮やかさやパワーは、まさに生きたドライフラワー。記念日や節目のお祝いごとのアレンジとしてご相談いただくことも多いです」と浅見さん。
その理由を山下さんに尋ねると「MITSUBAKOBOのコンセプトと丁寧な仕事をする利用者の方々の熱意、そしてフラワーデザイナーの浅見のセンスが信頼されている証だと思います。彼女は本当にアイデアが豊富なので、お客様の相談があればあるほど、店のアイテムもどんどん新しい世界が広がっています」と嬉しそうに答えてくれました。
そんな制作の現場である、ショップ併設の『みつば工房』をガラス越しに覗くと、今か今かと出番を待つドライフラワーの子どもたちがたくさん並んでいました。
オーダーメイドで楽しむ!自由自在な「ドライフラワーの世界」をぜひ楽しんでみてください。
◼️大人気のオリジナルアイテム!「ボタニカルランタン」&「ガラスドームフラワー」
『MITSUBAKOBO』の看板アイテムと呼ぶべき、大人気のオリジナルアイテムが「ボタニカルランタン」と「ガラスドームフラワー」。
新作のボタニカルランタン【フラワーガーデン】(M:3500円税込)。通常のボタニカルランタンよりも、多くの花々を閉じ込めて、お花が咲き乱れるお庭をイメージ。昼間はお花そのもののかわいらしさを楽しみ、夜は柔らかな灯りに照らされ、重なり合う花々が浮かび上がる幻想的なナイトフラワーガーデンを演出してくれます。
「ガラスドームフラワー」(S:2800円、M:3800円、L:4800円、LL:6500円 ※すべて税込)は、一つひとつ空想の世界観で創り上げられた芸術品。同じものは一つもない、それぞれに物語を感じる逸品です。中でもイチオシなのがタンポポの綿毛が入ったシリーズ。ふわふわの綺麗な綿毛がドライフラワーになることで、より一層エアリー感が増して、可愛らしさが強調されています。部屋に飾るだけで、ずっと春の心地良いそよ風が吹いているような。そんな安らぎと癒しを与えてくれます。
いずれも自宅用はもちろんプレゼントとしても喜ばれること間違いなし。そのほか、花束、ボックス、リースなど定番アイテムも個性的な品々がたくさん揃っています。オーダーメイドにも対応してくれるので、ぜひ気軽に相談を。
◼️花やドライフラワーの可能性を広げて、もっと多くの人に届けたい!
『MITSUBAKOBO』では「障がいの有無に関わらず、お花の活動を通した共創社会の実現とフラワーシティ福岡を盛り上げていきたい!」という想いから、福岡市の一人一花運動にもメディアパートナーとして参加。植物園の手入れを作業所に通所されている利用者のみなさんと一緒に行うボランティア活動もされています。
『MITSUBAKOBO』ではワークショップやイベントへの出店も、主旨やタイミングさえ合えば積極的に取り組んでいるそうです。
イベントや企画を考えている人は、ぜひお声がけしてみてください。
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◼️『MITSUBAKOBO』
住所:福岡市東区下原2-1-33
電話:092-405-0915
営業時間:10:00〜17:00
定休日:土曜・日祝日
駐車場:あり(3台)
HP:https://mitsubakobo.base.shop/
Instagram@mitsubakobo
https://www.instagram.com/mitsubakobo/?hl=ja
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◼️『一人一花メディアパートナー』について
https://hitori-hitohana.city.fukuoka.lg.jp/media-partners/
◼️「花育ワークショップ」などイベント・レポートを配信!
福岡市の「一人一花運動」の公式SNSでは、2025年5月24日に開催された「花育ワークショップ」や、5月28日から6月2日までまで博多阪急で開催された「花と緑を愉しむ。」一人一花ブースのレポート記事を配信しています。
詳細は「一人一花運動」の公式SNSをチェック!
福岡市が 取り組んでいる「一人一花運動」は、一人ひとりが花と緑を育て、ありとあらゆる場所を花と緑でいっぱいにする取り組みです。「一人一花運動」の公式SNSでは、福岡市内のまちなかにある花と緑に関する情報をたくさん紹介しています。花や緑が好きの人も、そうでない人も、ぜひフォローしてみてください。
それでは週末も素敵なフラワーライフを!
◼️【公式】福岡市 一人一花運動
Instagram@hitori_hitohana
https://www.instagram.com/hitori_hitohana/