実は猫を悩ませている『飼い主のダメな行動』4選 心当たりがあったら改善を!
実は猫を悩ませている「飼い主のダメな行動」
猫と暮らしていると、愛猫のちょっとした行動に頭を抱えることがあるでしょう。実は、猫も飼い主さんの行動に悩まされることがあるようです。
それは、どのような行動なのでしょうか。
そこで今回は、実は猫を悩ませている「飼い主のダメな行動」について解説します。思い当たる行動がないか、今一度確認しておきましょう。
1.こまめに掃除をしない(特に猫トイレ)
『正直なところ掃除はあまり得意ではない』という飼い主さんは少なくないと思います。猫好きな人が全員掃除が得意とは限りません。お掃除に苦手意識の強い方は、特に猫トイレの掃除を面倒だと感じているのではないでしょうか。
しかし実は、猫のお世話の中でも特に「トイレ掃除」は重要なのです。その理由は、猫は外敵から身を守るために、臭いを気にしながら生活を送るくらいの「綺麗好き」な動物だからです。
トイレが汚れたままだと、猫が排泄を我慢してしまい、その結果膀胱炎や尿路結石を招いてしまう恐れがあります。さらに、猫トイレの排泄物を放置すると、実際にお部屋が臭うようになってしまうので、多少面倒でもこまめに除去するように心がけましょう。
2.猫を「構いすぎる」、もしくは「全く構わない」
猫との距離感が極端な飼い主さんは、知らず知らずのうちに愛猫にストレスを与えている可能性が高いでしょう。
この場合の「極端」とは、「構いすぎ」なだけではなく、「全く構わない」というケースも含まれます。そう、人と暮らす猫のほとんどは、適度なスキンシップを必要としているのです。
猫を迎えたばかりで距離感がイマイチ分からないという飼い主さんは、次のようなポイントを参考にしてみてください。
✔イカ耳になっている時はお触りNG
✔抱っこ中に尻尾を激しく振ったら解放する
✔猫自ら擦り寄ってきた時は撫でてあげる
✔日頃から優しく話しかける
構いすぎることを避けつつ、愛猫が甘えてきた時は気持ちに応えるように心がけてください。
3.行動パターンが掴みにくい
猫は、マイルールに沿って規則正しい生活を送る動物です。改めて行動を観察してみると分かると思いますが、猫の行動パターンは概ね一定なのです。
一方人間は、時に大胆な行動を起こしたり、そもそも生活リズムに一貫性がない場合があります。これは、日々ルーティーンを重んじる猫にとっては、大きなストレスです。
たとえば、突然模様替えをしたり猫の日用品を新調してしまったりしてしまうことも、猫には大きな影響を与えてしまう恐れがあります。どちらも少しずつ行うのは問題ないのですが、突然の大きな変化は、猫に不安やストレスを与えてしまいます。
模様替えをする場合は、「できる限り猫用品の位置を変えないようにする」「愛猫のお気に入りはそのまま使用する(破損している場合のみ気づかれないように廃棄する)」などの工夫をしてみると良いでしょう。
4.身振り手振りが大きい
会話をする際に、身振り手振りが大きくなる人がいますよね。相手が人ならば良いのですが、猫の場合は恐怖心を煽ることになるので気をつけましょう。
猫から見た人間は、巨人(巨大な猫)のような存在です。動きが大きくなればなるほど怖いと感じてしまっても無理はないですよね。
猫に接する際はできるだけ身を小さくして、あまりオーバーな身振り手振りをしないように心がけましょう。
ちなみに、声の大きさも重要です。猫は聴覚が優れているため、音には敏感です。大声で話しかけると驚いてしまうので気をつけてください。
まとめ
猫は自身の習性から、今回解説したような「飼い主のダメな行動」に悩まされることがあるようです。
どれもストレスとなり、最悪の場合は通院が必要になるほどの体調不良を引き起こす恐れがあります。
猫の飼い主になるには、猫の特性を正しく理解し、「猫ファースト」な環境を整え、自分も合わせていく配慮が大切です。
今回の内容に心当たりがある飼い主さんは、できることから改善してみてください。そうすることで、これまでよりも良好な関係が築けるようになるはずです。