2人目妊娠中のつわり…長男のおむつ替えに覚悟して挑む!
2歳違いの兄弟を育てたママライター、てんてんです。長男が1歳の時、次男を妊娠しました。その時のつわりについてお話します。
妊娠は二度目。つわりはそれぞれ違っていた
長男の妊娠中は、つわりらしいつわりはなく、ちょっと食べものの好みが変わったかなぁという程度でした。
そのため、長男の妊娠中は、出産ギリギリまでつわりに悩んでいた5歳年上の私の姉と比べ、「ずいぶん違うな、私はつわりが軽いタイプなのかな」と思っていました。
でも次男の時は、妊娠がわかった直後から、テレビドラマでよく見ていた「うっ!」と口を押えてトイレに駆け込むという典型的なつわりがやってきました。これがつわりか!長男の時と全然違う!ちょっと騙された感じ…。「つわりが違うってことは、今度は女の子かな」と、心の奥では思っていました。
つわりを誘発する“スイッチ”のあれこれ
“ご飯の炊けるにおいがだめ!”という話はよく聞いていましたが、普段から犬並みの嗅覚を持っている私は、いつも以上ににおいに敏感になっていきました。不思議な事に目に見えるものにも敏感になり、特にスーパーに並んでいる牛肉の赤い色がとても気持ち悪くて、しばらく精肉コーナーには行けませんでした。
気持ちが悪くなると洗面所にかけこむ毎日だったせいか、洗面台の丸い排水溝の金属を見るだけで気分が悪くなるようになってしまいました。歯磨きや手洗いの時も見ないようにするのに毎日ひと苦労。
また、夫が帰宅するとほっとして油断するからか気持ちが悪くなり、玄関からリビングに入った夫が顔を見せるなり「うっ!」と口を押えて洗面所にかけこむ毎日でした。
妊娠中の長男のおむつ交換。においと汚れに気絶寸前
においと見るものに敏感になっていたつわりの時期で、一番つらかったのは長男のおむつの交換でした。小の方がまだなんとか我慢できたのですが、大ともなると「もう!!」。
暴れる長男が逃げないうちに手早く交換したいのですが、強烈なにおいと過激なビジュアルで、思わず口を押えたくなるけど両手はふさがっている。汚れた手で顔をさわったりした日には、気絶寸前。息を止めても目を細めても逃げられない気持ち悪さと闘う、それはまさに地獄絵図のようでした。
夫が帰るまで待っていようかとも思うのですが、長男が可哀そうだし、ほんのりと漂ってくるおむつのにおいに耐えられそうもなく、決死の覚悟で毎日おむつを交換していました。
ひどいつわりは何ヶ月も続きました。つわりがあるということは、子どもが育っている証拠だと思います。しかし、夫も仕事で毎日帰りが遅かったので、長男の世話をしながら、いつ終わるかわからないつわりと、不安な気持ちとの孤独な闘いでした。
つわりの症状もおなかのでっぱり方も長男の時と違いましたが、妊娠40週4日、体重3095グラム、身長50.9センチでまたもや男の子が生まれました。“つわりがひどいとお産が軽い”という噂どおり?安産でした。人によって長さもきつさも症状もそれぞれなので、自分にとって終わりがわからないことが一番つらかったです。つわりの間も、長男の食事はちゃんと作っていたのだろうなと思いますが、夫の食事は…?そこだけすっぽりと記憶から抜け落ちています。
[てんてん*プロフィール]
神戸市出身で、現在千葉県在住。劇団員時代に知り合った帰国子女の夫と29歳で結婚。会社員になった夫の転勤で引越し、子どもの転校を数度経験。息子2人も手がかからなくなり、今は夫と二人で年間百本越えの映画を観るのが楽しみです。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。