輝く笑顔がつなぐ優しさの輪 ミセスユニバース日本代表&子ども食堂主宰 金川聡美さん(流山市在住)
流山市在住の金川(かながわ)聡美さん(42)。
ピアニストとして演奏活動や音楽教室での指導に力を注ぐ一方で、社会のためになることをしたいと、2017年に「南流山子ども食堂」を立ち上げ、精力的に活動しています。
逆境をチャンスに変えてポジティブに
「物事がうまくいかず、乗り越えなくてはならないハードルがある時は、むしろチャンスだと思って柔軟に対応しています」と優しい笑顔で語る金川さん。
若い頃に兄や母と死別。言いようのない喪失感を味わい、死生観について考えるようになったそうです。
そして「自分ではどうにもならないことがこの世にはある。それなら自分の心に従って力の限り生き抜こう!」と決意。
「社会のためになる活動をしよう」という母親との約束をかなえるべく、「子ども食堂」を立ち上げました。
ピンチをチャンスに変えるポジティブな発想で日々奮闘中です。
世界大会で発信!子ども食堂の意義
「子ども食堂は、子どもを守るというよりも、子どもが主体的に活動し自分の力で生きていけるように支援する、地域に開かれたコミュニティーの場です」と金川さん。
その表情から、ぶれない熱い思いが伝わります。
一昨年、ミセスユニバース日本大会に出場し、準グランプリ。
翌年開催の世界大会に日本代表の一人として出場し、子ども食堂の意義を世界に発信しました。
あえて華やかな舞台に立ってスピーチに挑戦したことは、子ども食堂の役割を世界に知らせるだけでなく、関係者や同世代の人々に元気や勇気を与えることとなりました。
「明るく」「楽しく」そして「本気」
子どもの頃、病気の母を気遣って近所の人が届けてくれたきんぴらの味。
その優しさが忘れられず、子ども食堂には食への恩返しの気持ちも込められています。
誰にでも笑顔で接し、幸せな気持ちにさせてくれる金川さん。
それは、家族や周囲の人々を愛し、子ども食堂の活動を愛し、感謝の気持ちを忘れないからこそ。
今後は、青空の下で集うテラススタイルの子ども食堂を計画中。
「忙しいけれど本気で取り組んでいるからとても楽しい。支援する人もされる人も、互いが幸せになれることがボランティアですね」と、ほほ笑みながら明るい一言。
優しさの輪がますます広がりそうです。(取材・執筆/Uchi)
※問い合わせ
メール/minaminagareyama.kodomo@gmail.com
南流山子ども食堂
ホームページ/https://minaminagareyamakodomo.jimdofree.com/