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【西武】西口文也新監督インタビュー ファームでも勝利にこだわった理由は「野球をやっている以上、勝たないと面白くない」

文化放送

10月15日放送のライオンズエクスプレスでは、埼玉西武ライオンズの西口文也新監督にインタビューした模様を放送した。2軍監督として優勝争いをした今シーズンを振り返ってもらった。

――今シーズンのファームは終盤で首位に立って、22年ぶりのイースタン・リーグ制覇が見えていました。2軍監督3年目のシーズンを戦い終えていかがでしたか?

西口「9月の頭に8試合ぐらい打てなくなってしまって、ちょうど調子がよかった岸(潤一郎)と野村大樹が1軍に行ったということもあって、最後は悔しかったです」

――そのあたりファームの戦い方は難しいですよね?
西口「そうですね。でもそういう選手が1軍に行って活躍してくれれば嬉しい限りです」

――ライオンズのファームが去年より勝てた要因はどこにあるのでしょうか?
西口「中盤に連勝(8月12日~8月23日に8連勝)があって、ちょうどそのときにチームの歯車がかみ合ったというか、打線もよかったので、年間を通してそこまで貯金はできていなかったのですが、上が見えてきて、『よしっ』という感じに選手もなっていて、優勝を意識する感じになっていたのですが、最後はばててしまいました」

――ライオンズの奥村剛球団社長は『今年は1軍同様勝利にこだわろうと臨んできて、非常にいい形で最後までイースタン・リーグの優勝を争えたという点も、1軍監督の就任要請にあたり考慮した』と明かしています。なぜ今シーズンはファームでも勝利にこだわったのですか?
西口「なぜ? やはり野球をやっている以上、勝たないと面白くないじゃないですか。勝つ喜びを選手にもちゃんとわかってもらいたいですし、去年の終盤に優勝争いしているときの選手の目の色や気迫というものは違っていたので、そういう意味でもあると思います」

――勝利を目指す中で培ったことが育成に繋がっていくのでしょうか?
西口「勝つ方が選手たちも気分的に乗りますし、そこで得るものも大きいと思います」

――西口さんは投手コーチとして指導者のキャリアをスタートさせました。2軍監督としてファームの現場を統括するようになって、すぐに順応はできましたか?
西口「自分の中ではそれなりにできたかなと思っていますけど、投手コーチ時代は投手のことだけを考えればよくて、監督になってからは、野手の方も気にしなければいけないということで、そこは野手コーチ、投手コーチと話をしながら進めていけたかなと思います。2年目、3年目とそれがだんだんよくなっていったかなと思います」

――コーチを担当していたときの喜びはどこにありましたか?
西口「コーチをやっていたときの喜びは、投手が勝ってくれるとか、いいピッチングをしてくれるというのが一番の喜びでしたね」

――では2軍監督としての喜びはどうでしたか?
西口「チームの勝利ですね。投手がいいピッチングしてくれたり、バッターも結果を出してくれたり、シチュエーションごとに喜びというものはありましたね」

――コーチをやっているときよりも監督としての喜びのほうが大きかったですか?
西口「もちろん大きいですね」

※インタビュアー:文化放送・斉藤一美アナウンサー

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