朝倉未来がフェザー級王者シェイドゥラエフに挑戦！大晦日『RIZIN師走の超強者祭り』で6大タイトル戦開催が決定～チケットは11/15よりイープラスにて最速抽選先行開始

11/10(月) 14:56配信

大晦日『RIZIN師走の超強者祭り』でフェザー級王者ラジャブアリ・シェイドゥラエフに朝倉未来が挑戦する

RIZIN10周年イヤーの最後を飾る『RIZIN師走の超強者祭り』が12月31日（水）、さいたまスーパーアリーナ（埼玉県）で開催され、朝倉未来がフェザー級王者ラジャブアリ・シェイドゥラエフ（キルギス）に挑戦する。

ストリートファイターの過去があることから”路上の伝説”の異名を持つ朝倉未来。12年にMMAデビューすると、THE OUTSIDERでの2階級制覇などを経て、RIZINには18年8月に初参戦した。7連勝後の20年11月、斎藤裕とのRIZIN初代フェザー級王座決定戦で判定負けも、21年大晦日にはリベンジ。また、21年6月のRIZIN初の東京ドーム大会で一本負けしたクレベル・コイケには、今年7月にテイクダウン許さずリベンジを達成している。

24年7月、平本蓮に1R KOされ、事前の公約通りに引退を宣言するも、相手にドーピング疑惑が浮上したことなどもあって今年5月に復帰。平本のケガで相手は鈴木千裕に代わったが、TKO勝利で復活し、7月のクレベル戦勝利に結び付けた。今回、最恐の王者をねじ伏せ、悲願のベルトをその手につかむことができるか、期待が高まっている。

対するシェイドゥラエフは、プロ戦績15勝無敗のつコンプリートファイター。脅威のフィジカルに加え、組技・寝技はもちろん、立技でも高い技術を持つ。RIZINには24年6月に初参戦。武田光司、フアン・アーチュレッタ、久保優太に完勝後、今年5月に、RIZIN4戦目でベルトに挑戦、クレベルをまさかの1R僅か62秒でTKOし、王座を奪取した。

今年9月の前戦では、タイトル挑戦者のビクター・コレスニックを、試合1R33秒TKOで下した。開始20秒過ぎに右ストレートでダウンを奪うと、10秒余りパウンド。レフェリーが試合を止めた。2度目の防衛戦となる今回、朝倉を早期フィニッシュし、長期政権樹立の足掛かりにしたいところだ。

先日の対戦発表会見に臨んだ2人は、冒頭から火花を散らした。朝倉が「今回史上最恐の相手を用意してもらって、相手にとって不足ないとと思うので、全力で1ラウンドから倒しにいきたいと思います」と言えば、シェイドゥラエフは「大晦日に、私にとって最適で一番良い対戦相手を選んでくれて本当にありがとうございます。未来選手のファンの皆さんが多いと思いますが、大晦日で状況は変わりますので、楽しみに待っていてください」と応じた。

そして、朝倉が「命懸けじゃないけど、見ている人が心を震わせるような試合をしたいと思ってます。覚悟は決まってるんで、あとはやりに行くだけです。喧嘩しに行きます」と熱い言葉を口にすると、シェイドゥラエフは「一番盛り上がった試合になります。対戦相手をしっかり調べて、準備を整えてリングに上がります。多分第1ラウンドくらいで倒すと思います」と王者らしく自信をのぞかせた。

勝者は気持ちの強い朝倉か、フィジカルの強いシェイドゥラエフか。1Rから倒しに行くことを宣言した朝倉だが、過去の15戦を全て2R以内でフィニッシュしてきたシェイドゥラエフを3Rまで引きずり込めば、結果はどう転ぶか予想がつかない。

この大一番に加え、5つのタイトルマッチも決まった。ライト級のホベルト・サトシ・ソウザ vs 野村駿太、バンタム級の井上直樹 vs ダニー・サバテロ、女子スーパーアトム級の伊澤星花 vs RENA、ヘビー級のアレクサンダー・ソルダトキン vs ライアン・ベイダー、フライ級の扇久保博正 vs 元谷友貴で、いずれ劣らぬ激闘が期待される。

女子で防衛が期待される伊澤は、会見に欠席したRENAの「旗揚げ戦からRIZINに参戦10年。このタイミングでのタイトルマッチというのは、運命だと思っています。年末、ベルトを取りに行きます」というコメントを聞くと、熱く闘志を燃やした。「挑戦させてもらう立場のやつが、何で会見に来ない。今日、ここに来なかったことを後悔させるように、1分で仕留めて、誰もRENA選手の顔を覚えていないような試合にしたいと思います」と伊澤は完勝を約束した。

発表されたカードは、斎藤裕 vs YA-MANを加え、次の通り。