【柏市】3年の歳月をかけて完成!「風早南部かるた」
地域住民の「地域の歴史や自然、文化を次世代に伝承したい」という思いから生まれた「風早南部(かざはやなんぶ)かるた」。
9月には高柳近隣センターで完成記念イベントが開催されました。
地域のみんなで作った郷土かるた
「地域の良い所を知り、遊びながらそれらを伝承していける地域かるたを作ろう」という呼びかけの下、地域住民から好きな場所や次世代に伝承したい地域の良さを募集。
「小学生から高齢者まで、幅広い世代から寄せられた題材は644点、読み札は537句、絵札は215枚。その中から各46枚の絵札と読み札を採用しました。読み札は沼南高柳高校書道部の皆さんに書いていただき、まさに地域の皆さんが中心となって作り上げたかるた。完成してうれしいです」、そう語るのは、風早南部かるたプロジェクトチーム代表の輿石(こしいし)邦夫さん。
地域の各団体、学校、行政の協力もあって、約3年かけて完成。
9月に風早南部地域ふるさと協議会主催で開催された完成記念イベントでは、かるたの紹介、絵札採用者へのかるた贈呈式や、かるたプレゼント抽選会などが行われました。
「た」で始まる札がなんと6枚も!?
地域の良さを取り上げた、地域住民の思いの詰まった風早南部かるた。
ユニークなのは、読み句の冒頭の文字が必ずしも一つではないこと。
例えば、「あ」で始まる札は4枚、「か」で始まる札は5枚、「た」で始まる札はなんと6枚もあり、お手付きのリスクが高く、スリル感もアップ!
このかるたは柏市立図書館高柳分館、沼南分館、こども図書館で閲覧、貸し出しを行い、この他の市内図書館でも予約をすれば借りられます。
「つづくを、つなぐ。」をキャッチフレーズに掲げる柏市。
このかるたはその好例と言えるでしょう。
その他の地域でも歴史や文化、自然を次世代に伝承するかるた制作が広まるかもしれません。
※問い合わせ メールアドレス/koshiishigm@gmail.com 輿石