Netflix『ウェンズデー』シーズン2について分かっていること
ティム・バートンが監督のほかに製作総指揮も務め、世界中で熱狂的なファンを獲得したNetflixオリジナルシリーズのホラーコメディ『ウェンズデー』。シーズン2について現時点で分かっていることを、まとめてご紹介。
(※この記事はネタバレを含みますのでご注意ください)
『ウェンズデー』シーズン2について分かっていること
解禁時期
2022年11月の配信開始から数ヵ月でシーズン2への更新が決定した本作。2024年4月にアイルランドにて撮影が始まった(シーズン1の撮影地ルーマニアから変更)シーズン2の配信開始時期について、正式な発表はまだないものの、米Deadlineによると早くても2025年になるとのこと。
当初予定されていた解禁スケジュールから延期になったのは『ONE PIECE』や『ストレンジャー・シングス 未知の世界』といった人気作でも同じ。この理由には、やはり昨年ハリウッドで行われたストライキの影響があげられており、『ウェンズデー』のような高度なVFX作業に予算と時間が必要な作品に関しては、ストライキの余波が色濃いようだ。
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新規・降板キャスト
ジェナ・オルテガ演じるウェンズデー・アダムスをはじめ、見事なキャスティングが見どころの一つ。シーズン2には、新たにスティーヴ・ブシェミ(『レザボア・ドッグス』)がバリー・ドート役、タンディ・ニュートン(『ウエストワールド』)がドクター・フェアバーン役、ビリー・パイパー(『ドクター・フー』)がカプリ役を演じるほか、クリストファー・ロイド(『アダムス・ファミリー』シリーズ)、ハーレイ・ジョエル・オスメント(『シックス・センス』)、フランシス・オコナー(『A.I.』)、イーヴィー・テンプルトン(『クリミナル・レコード』)、オーウェン・ペインター(『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』)、ノア・テイラー(『トゥームレイダー』シリーズ)、そしてレディー・ガガ(『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』)などが加わる。1990年代の『アダムス・ファミリー』シリーズでフェスター伯父さんを演じたクリストファー以下の役どころはまだ明かされていない。
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レディー・ガガに関しては、彼女の曲「Bloody Mary」とウェンズデーのダンスのコラボが話題になったこともあって、主演のジェナもリクエストしていた。2023年初め、ジェナは「ソーンヒル先生とウェンズデーの師弟関係は一風変わってる。もしレディー・ガガがそこに加わってくれたら、二人のモンスターがお互いを理解しようとすることになるんじゃないかしら」と話していた。
ついに実現したレディー・ガガの出演規模は明らかになっていないが、現在違う作品の撮影でヨーロッパにいたりと多忙なため、出番は限られる模様。米Varietyによれば、制作チームはレディー・ガガにより大きな役を与えようとしたものの、残念ながらカメオ出演になるという。
一方、パーシー・ハインズ・ホワイト(ゼイヴィア・ソープ役)、ナオミ・J・オガワ(ヨーコ・タナカ役)はシーズン2に戻ってこないことが明らかに。また、ジェイミー・マクシェーン(ドノヴァン・ガルピン役)はレギュラーから降板し、ゲスト扱いになるようだ。
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オリジナルキャストでは、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ(モーティシア・アダムス役)をはじめとしたアダムス家の面々は続投。ほかにはエマ・マイヤーズ(イーニッド・シンクレア役)、ジョイ・サンデー(ビアンカ・バークレー役)、ジョージー・ファーマー(エイジャックス・ペトロポラス役)といった同級生組も引き続き出演する。ウェンズデーを取り巻く男性陣では、ハンター・ドゥーハン(タイラー・ガルピン役)がシーズン2に戻ってくる可能性は低いと言われていたものの続投予定。
1990年代の映画シリーズでウェンズデーを演じ、本作では教師マリリンに扮するクリスティナ・リッチも同じく、続投の可能性がゼロではないキャスト。クリスティナ自身、過去に「私の立場で言えば、可能性はいつだってある。役を演じることがとても楽しかった。悪役を演じるのはいつも楽しいことよね」と発言しており、やる気は十分なようで、実現するかどうかはストーリー次第と言えそうだ。
そんな教師陣では、ラリッサ・ウィームス役のグウェンドリン・クリスティーの再登場も期待が高い。もはや本作での“死”がファンにとって意味することは“終了”ではなく“復活”で、特にラリッサの場合は曖昧な描かれ方ゆえに復活の可能性を感じているファンは多いようだ。グウェンドリン自身も「私たちは彼女が埋められるのを見ていないわよね? 彼女が死というような日常的な出来事に支配されたり、それを受け入れたりする準備があるとは思えないの」とコメント。グウェンドリンは『サンドマン』シーズン2にも参加しており、多忙を極めているが、スケジュールの問題がないことを祈りたい。
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ストーリー
Netflixが徹底して情報管理をしているため、シーズン2でどのようなストーリーが描かれるのかは謎に包まれたままだが、主演ジェナは方向性を少しチラ見せ。彼女曰くシーズン1でのプロムダンス以上にバズるシーンが増えると思うと話している。「私がこれまで読んだ限り、シーズン2では各エピソードに非常に記憶に残るシーンや設定があって際立ってる。それを8つのエピソードで実現することが本当に楽しみ。それは本当に信じられないことだし、とても幸運だと思う」
また、プロデューサーも務めるジェナは「もっとホラーの要素を取り入れたい」とも話している。
さらにショーランナーたちはアダムス・ファミリーの関係について深堀することにも興味があるとか。「(シーズン1では)キャラクターの表面に少し触れただけのような気がしている。この役についている俳優たちもとても素晴らしい。キャサリンはアイコニックなモーティシアだと思う。ウェンズデーとモーティシアの関係も作品に欠かせないものだし、ウェンズデーが家族と離れた場所で自分自身の道を切り開こうとしているのは大事なこと」と、家族同士のつながりがより濃密に描かれる可能性も示唆した。
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スピンオフ
シーズン2を心待ちにしているファンの間で憶測が飛び交っているのがスピンオフの可能性。フェスターおじさんを主人公にしたスピンオフ企画をNetflixが進めているという噂がある。この企画に関してNetflixはコメントしていないものの、『ウェンズデー』の世界観を拡大していきたいという方向性を示しており、複数のスピンオフが製作される可能性が考えられる。
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(海外ドラマNAVI)
Photo:Netflixオリジナルシリーズ『ウェンズデー』は独占配信中