元人気アイドルが“濃厚キス”披露!『セフレと恋人の境界線』は性欲と感情の綱引きを短編映画で紐解く新感覚バラエティ
セフレとはなんぞや?
セフレと恋人の境界線は、どこにあるのか? 恋愛をしている/していた/したい人が一度は考えるテーマであり、迂闊に周囲に尋ねることもできないデリケートな問題だ。
そこで人類の新たな相棒であるChat某(人工知能)にざっくり聞いてみると、「セックスフレンドと恋人の境界線ですね? それは身体的な関係に加えて、感情の共有や将来への期待、社会的な承認などによって異なります」みたいな回答が。それはもうほんとそうだし、まったく正しいとは思うんだけど……。
そんな“モヤり”を様々なシチュエーションの短編映画として描き、その展開や結末について人気俳優や芸人、タレントたちが文字通り”あーだこーだ”言う恋愛考察型バラエティ番組、その名も『セフレと恋人の境界線』がPrimeVideoで配信中だ。
同番組の軸となる作品は、短編ならではのストレートな切り口と構成で一気観に最適。しかも、それぞれの作品を手がける監督たちのメンツが旬すぎるというか、ハンパじゃない豪華さなのだ。
今泉力哉や山中瑶子ら手がける“悶絶”短編が最高すぎる
同シリーズは映画本編にコメンテーター陣の反応を被せる形なので、友人たちと一緒に観ているような感覚になるところがミソ。色恋モノを独りでじっくり観るのは気恥ずかしい人や、逐一ツッコミを入れたくなる人なんかも、ストレスなくガツガツ鑑賞できるだろう。そもそもが映画なので、恋愛リアリティショーのような“ヤラセ感”がノイズになることもない。
参加監督は『街の上で』(2019年)や『窓辺にて』(2022年)などの今泉力哉、『あみこ』(2017年)『ナミビアの砂漠』(2024年)の山中瑶子など、錚々たる面々。10~40代の心情を丁寧かつ鋭く描いてきた監督たちが、“性欲と肉体関係+α”を赤裸々に、“刺さる”セリフ満載でドラマ化している。
キャストも金子大地、中村ゆり、前原滉、山下美月ら実力派が集結していて、かつノーマークだった(※エロさに気づいていなかった)俳優たちの新たな魅力にも気付かされる。そのうえで、まるで見知らぬ誰かの本音と建前の“つばぜり合い”を覗き見ているかのようなリアルさは、俳優であることを忘れてしまう没入感がある。
もちろん映画/ドラマファンも納得の完成度なので、YOU、千葉雄大、髙比良くるま(令和ロマン)、サーヤ(ラランド)と共に、他人の性愛の価値観に好き放題ブツクサ言いながら鑑賞してみては?
『セフレと恋人の境界線』はPrimeVideoで独占配信中(全7話/本編4話+短編映画のみ3話)