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3度の出産で実感! ママのために入院バッグへ入れておきたい基本アイテムと選び方

たまひよONLINE

小6の息子、小3と1歳の娘の3人を育てるライターの“ママにエール”です。出産予定日が近づくと、赤ちゃんに会えるワクワクとともに訪れる入院準備。私も初産の時は、どんなことに必要かわからないまま病院指定のアイテムをひたすら入院バッグにつめていました。今や3児のママとなった私ですが、3回の出産を経て実感した、ママの体のために入院バッグに入れたい基本グッズがあります。病院指定されがちなアイテムはもちろん、あった方が便利なアイテムまで選び方のポイントなども合わせてご紹介します。

産後すぐ必要! 診察をスムーズに「産褥ショーツ」


入院準備品にも指定される「産褥ショーツ」は、出産を経験するまで使うことがないアイテム。私も初産では選び方がわかりませんでした。

産後の産褥期には子宮から悪露とよばれる出血(分泌物)が続きますが、悪露を受けるためにパッドをつけてはくのが「産褥ショーツ」。例えると、悪露が長期間続く生理としたら、生理ショーツの役割を果たすのが「産褥ショーツ」。前面が開閉でき、寝たままでも前を開けて診察ができます。

選ぶポイントとしておすすめは、開閉部の面ファスナーが肌に当たらないようなっているかどうか。実際に使ってみて肌近くまで面ファスナーがあるものは、接地面の凸凹が肌にこすれて痛くなることがありました。

子宮回復を促し、骨盤矯正! 「ウエストニッパー」


産後のママの体の回復に役立ってくれるアイテムの1つに「ウエストニッパー」があります。出産直後、病院では子宮の回復や骨盤矯正にさらしを巻いてくれることが多いと思いますが、さらしだと動くとズレやすく、自分で巻き直すのも大変。

「ウエストニッパー」ならしっかり固定でき、面ファスナー着脱で楽に巻くことができます。あらかじめ助産師さんに出産直後に巻いてもらうようお願いしてもいいと思います。

病院によっては指定の準備品リストに入ることも。大きくなっていた子宮が出産を終えて小さく戻っていくのをサポートし、出産で開いた骨盤も安定させてくれるそうです。私自身、実際に産後に着けた際は体のバランスが安定し、重宝しました。

痛みを和らげる救世主! 「ドーナツ型クッション」


出産の際にありがたさが身に染みたアイテムとして「ドーナツ型クッション」があります。産後は会陰部に痛みが出やすくなりますが、会陰切開をした私も出産直後から「イタタ…」と声を出しながら過ごしていました。

トイレで用を足すのも恐る恐る…。さらに食事や授乳で座る時は、患部にあたると悲鳴が出そうになったことも…。「ドーナツ型クッション」は、出産まで意識しなかったアイテムですが、初産の時には病室に用意があったので、試しに使ってみたら差は歴然。患部があたらなくなるので、痛みが緩和されました。

まさに私にとって産後の痛みの救世主! それ以来、出産時には私の必需品になりました。出産の傷が癒えるまで、手放せません。

授乳の正しい姿勢をサポート! 「授乳クッション」


産後、母子同室となればいよいよ授乳開始。一般に新生児への授乳は2~3時間おきの過酷なルーチン。ただでさえ休みがほぼ無い状況ながら、赤ちゃんの首をしっかり抱え、赤ちゃんに合わせておっぱいを支えるなど、授乳の体勢は疲れやすいもの。また、きちんとした姿勢でないと授乳がうまくできないことも…。

そこで役立つのが、「授乳クッション」です。用意している病院もありますが、コロナ禍では貸し出しがない場合も…。「授乳クッション」にも様々なタイプがありますが、エアタイプなら微妙な角度調節もしやすく、持ち運びにも便利でした。

ただ、産後に膨らませるのは大変なので、入院時には膨らませた状態で持っていくといいかもしれません。

授乳時サッと胸が出せる! 「カップ付きインナー」


産後は胸の張りが出ることも多く、肌着もより快適なものを身に着けるのが良いと思いますが、私が実際に使って心地よかったのは、「カップ付きインナー(ブラキャミソール)」です。胸のしめつけもなく過ごしやすく、これ1枚でブラと肌着代わりになるのがとても便利でした。

入院中は頻回に行う授乳や診察などで、たびたび胸を出すことがありますが、サッと出せてすぐに授乳でき、助産師さんによる母乳やおっぱいの状態確認の際にも不便がありません。

産後に母乳がしみてしまっても、カップ部分に授乳パッドをつけやすいのもメリット。だんだんと通常のブラジャーではきつく感じる妊娠期から使って、産後も長く使える点もおすすめです。

初産の時、入院バッグに病院指定アイテムを入れるだけで終わっていた私も、出産して自分なりのアイテム選びのポイントができました。出産というと赤ちゃんに注目しがちですが、3度出産して思うことは「出産は大仕事! だからこそママの体を大事にしなきゃ」ということ。出産を終えてすぐ、寝不足になりながら赤ちゃんのお世話に突入するママ。ママの体が少しでも楽に快適に過ごせるようなアイテム選びが大事だと実感しています。

[ママにエール*プロフィール]
おしゃべりな長男と、天真爛漫な自由人の長女、後追い真っ盛りの1歳の次女、3人の子を持つ母。化粧品会社・ITベンチャー・雑誌社などを経験後、フリーライターに。良いことも悪いことも全部力にできるようなエールを全てのママに!

※この記事は個人の体験談です。記事に掲載の画像はイメージです。

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