NZのトップワインメーカーと北海道で醸造した日本ワイン「WORLD WineGrowers」発売
Hokkaido SPACE Wineryは2024年12月10日、北海道産ぶどうを使い、ニュージーランドの醸造家と共に醸造した日本ワイン「WORLD WineGrowers(ワールドワイングロワズ)」を発売した。2本セットの「WORLD WineGrowers Kerner 2023」を30セット限定で販売する。
北海道・⻑沼町に位置するHokkaido SPACE Wineryは、醸造設備を共有できる‟シェアワイナリー”として2023年9月に誕生。コストがかかる醸造設備を共有してワインづくりへのハードルをなくし、経験ある醸造家からサポートなども受けられる。
また、海外から醸造家を招くことで視野の広いワインづくりができると考え、2023年の仕込み時期には、ニュージーランドから3人のトップワインメーカーを招いた。それが、The Hermit RamのTheo Coles氏、Grey Stone/Muddy Water WinesのGavin Tait氏、TAKA K Winesの小山⻯宇氏だ。
ナチュラルなワインづくりが得意なColes氏、ぶどうへの理解力が高く、目指すワインを確実に醸造できる知識と経験を持つTait氏、ニュージーランドのワイン評価誌「The Real Review」で1位の評価を獲得した小山氏は、三者三様の醸造スタイルを持つ。3人とも、北海道を代表する白ぶどう品種ケルナーを使用しているが、収穫、選果に至るまでそれぞれが違う方法で行ったという。
「WORLD WineGrowers」は今後も継続予定で、2024年は新たにVALLIの醸造家Jen Parr氏も参加。ケルナーに加え、ツヴァイゲルトレーベも仕込んでいる。